レトルトカレーはパッケージが重要。理由からポイントまで解説
Date: 2024.04.01
Date: 2024.04.01
これからレトルトカレーを開発し、OEMで製造して販売したいと考えているものの、売れる商品を作りたいと検討中の方もいるのではないでしょうか。レトルトカレーをOEM開発する際には、ぜひこだわりたいポイントの一つとしてパッケージがあります。
今回は、レトルトカレーのパッケージの重要性から事例、レトルトカレーのパッケージ作りのポイントをご紹介します。
レトルトカレーは、近年、さまざまな味や形態、コンセプトなどが工夫されて販売されていますが、特に重要なのがパッケージです。
●レトルトカレーの外箱は商品をアピールする広告面
レトルトカレーは、アルミ製のレトルトパウチと紙の外箱のパッケージが一般的になっていますが、特に外箱は商品をアピールするための広告面といえます。
いくら美味しくこだわったカレーを詰めたとしても、パッケージに適切かつ効果的にコンセプトや特長を載せなければ、せっかくの魅力も消費者に伝わりません。パッケージは、広告としての役割を果たす必要があります。
●手に取ってもらえるかどうかが決まる
パッケージは、店頭に他の同類商品と並んで陳列される中で、手にとってもらえるかどうかを決める重要な要素です。
特にレトルトカレーは競合商品が多く、多数の商品が並ぶ陳列棚で、手に取りたいと思わせるパッケージデザインの役割が重要になってきます。
●カレーの美味しさを訴求するために必要
レトルトカレーは、アルミ製のレトルトパウチに詰めた場合に、消費者は中身を見て購入することができません。どんな具材が入っているのか、辛さはどのくらいなのか、自分好みかどうかはパッケージでしか伝えられません。パッケージはカレーの美味しさや特徴を伝えるためにも重要な役割を担っています。
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現在、市場に売り出されているレトルトカレーのうち、人気の売れ筋商品のパッケージについて知っておきましょう。
●女優の写真を起用して「お母さんの作ったカレー」を訴求
あるロングセラーのレトルトカレー商品は、発売当時から「お母さんの作ったカレー」をコンセプトにしており、当初は着物姿の女優の写真を掲載してお母さんのイメージをパッケージに施しました。
その後、パッケージからは女優の姿はなくなりましたが、オレンジや赤色のカラーを継続利用してブランドの世界観は守っています。
●ご当地カレーのこだわりのパッケージ
近年、地方の食材や名産物を利用したご当地カレーの開発が目覚ましいですが、オリジナルのパッケージは目を見張るものがあります。例えば、特産品をドーンとパッケージに載せる手法は王道になっており、ご当地カレーならではのインパクトがあります。
●牛テールカレーのパッケージ
ある食肉加工食品メーカーは、塊の牛テールが贅沢に使われた牛テールカレーのレトルトカレーを販売しています。そのパッケージには、高級感が表現されており、まるで高級ホテルのレストランで提供されるようなカレーを自宅でも食べられるようなイメージを訴求しています。主な販売場所は百貨店であるため、流通場所によってもパッケージは変える必要があることが分かります。
売れるレトルトカレーのパッケージ作りのポイントをご紹介します。
●色とシズル感のバランス
売れるレトルトカレーは、消費者の声をもとに検討する必要があります。消費者の声からすると、パッケージは、目で見て心地よくなるような色と、中身のカレーの調理例写真がいかに美味しそうかを表すシズル感のバランスが重要といわれています。
●中身がわかりやすい
多くのレトルトカレーの外箱には、カレーが白ご飯と共に綺麗に盛り付けられた調理例が写真で掲載されています。カレーは具材やスパイスによって見た目が変わるため、パッケージに写真があるかないかだけでも変わってきます。中身がパッと見てわかりやすいかどうかは重要といえます。
●読みやすい文字とレイアウト
レトルトカレーに限らず、パッケージは読みやすい文字とレイアウトが重要です。パッケージには、インパクトなどの惹きつける要素だけでなく、商品概要を端的に伝える役割もあるからです。文字や写真、イラストなどの配置を工夫し、情報が混乱しないようにレイアウトすることは重要といえます。
●ご当地カレーはその土地の限定感・特別感を出す
ご当地カレーの場合、その土地でしか食べられない食材を利用しているなどの限定感や特別感を出すことがポイントです。お土産売り場などに陳列する場合はなおさら、手に取ってもらうためにも、重要な要素です。
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レトルトカレーをOEM開発する際の、パッケージづくりのポイントをご紹介しました。ぜひ売れるレトルトカレーをつくるために、ヒントにされてください。
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