売れている健康食品のパッケージはここが違う!選ばれるポイントとは?
Date: 2024.10.01
Date: 2024.10.01
健康食品の開発に際して、重要になってくるものの一つがパッケージです。健康食品は定期的かつ長期的に利用するタイプのものも多いことから、パッケージは特に重要です。
今回は健康食品のパッケージの役割と種類、売れている健康食品のパッケージの特徴と選ばれるポイント、参考になる健康食品のパッケージ例をご紹介します。
健康食品のパッケージには、どのような役割があるのでしょうか。健康食品の主なパッケージの種類も併せて確認しておきましょう。
●健康食品とは
健康食品とは、厚生労働省によって次のように定義されています。
「法律上の定義はなく、医薬品以外で経口的に摂取される、健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されたり、そのような効果を期待して摂られている食品全般を指しているもの」
その範囲は幅広く、機能性表示食品などの保健機能食品や、特に保健機能をうたわないサプリメントのような食品も含んでいます。
●健康食品のパッケージの役割
健康食品のパッケージには主に、次のような役割があります。
・広告、購買意欲促進
健康食品のパッケージは、そのものが広告の役割を果たします。人の目を惹き、その商品がどのようなものなのか、またどのような健康効果をもたらしてくれるのか、どのようなコンセプトなのかといったことをすべて表すことができます。
その広告の内容によって人は購入するかどうかを決めます。広告が優れていれば当然、購買意欲が促進されるでしょう。
・長期服用するためインテリア性も必要
健康食品は、他の食品と比べ、開封して食べれば終わりというものだけでなく、サプリメントのように毎日もしくは定期的に摂取し続けるものもあります。そのため、長く消費者の生活圏内に置かれることを想定したパッケージ作りが必要になります。自宅に置かれるという意味で、健康食品のパッケージにはインテリア性も求められるでしょう。
●健康食品の主なパッケージの種類
健康食品の主なパッケージの種類として挙げられるのがボトル容器、ラミジップ、アルミ個包装です。
ボトル容器は、プラスチックやガラスなどの素材が使われ、印刷済みラベルを貼り付けて販売することが多くあります。ガラス製については、より高級感を出すこともできます。
ラミジップとは、ジッパー付きのアルミや紙などを使った袋タイプのパッケージです。内側がラミネートされていることが多く、強度や遮光性にも優れています。ジッパーがついていることで、開封後の保存も可能です。
アルミの小さな袋で個包装したパッケージもあり、粉末状の健康食品によく見られます。
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売れている健康食品のパッケージには、どのような特徴があるのでしょうか。選ばれるポイントをご紹介します。
●ターゲットから見た魅力的なデザイン
健康食品のターゲットが見たときに、いかに魅力的に感じさせるかが重要です。前述の通り、健康食品は長期的に摂取することも多いため、魅力あるデザインのものを身近なところに置いておきたいと思わせるようなパッケージデザインにすることが重要です。
●他社商品との差別化
健康食品は非常に多くの商品があり、似たようなものも多いことから、パッケージの差別化を図ることは必須です。差別化に関しては、デザインの個性を出す他にも、ジッパー付きの袋にするなどして利便性を高めたり、ガラスのボトル容器にして高級感を出すことで他の商品とは一線を画すような仕掛けを施すことも一案です。
また機能性を付与した健康食品であれば、機能をパッケージ全面に押し出すことで差別化を図ることもできます。
●シンプルでわかりやすい説明
健康食品は基本的に健康になりたい人が利用する食品です。そのため、健康になる理由をパッケージに施す必要性から、説明的になってしまうことが多くあります。いかにシンプルでわかりやすい説明をパッケージで行えるかどうかは、意外と重要なポイントです。なぜなら、パッと見てどのような健康食品なのかがわからなければ、購買意欲は引き立てられないからです。
これから健康食品を開発するにあたって、パッケージを設計する際に参考になる健康食品のパッケージ例をご紹介します。
●女性をターゲットとした健康食品
ある20代後半以上の女性をターゲットとした健康食品を複数展開するブランドでは、ターゲットとなる女性が、日常的にキッチンに置いておきやすいように、パッケージを工夫しています。見た目も重要であるため、おしゃれかつ可愛いパッケージを心がけています。ある商品では、女の子の顔のイラストが施されており、ターゲットの女性たちが、「まさに自分のための商品だ」とつい手を伸ばしてしまうような仕掛けにしています。
●乳幼児向け栄養食品
ある乳幼児向けの栄養食品の事例です。よだれかけをモチーフにしたラベルを施しました。また容器の種類はジッパー付きの袋ですが、マット調で淡いカラーを用いてやわらかい印象を出しています。一目で乳幼児向け食品とわかります。
●SNSでの口コミ投稿を想定した健康食品
近年注目を集めているSNSマーケティングを想定した上で、健康食品のパッケージを決めるといったことも行われています。SNSでユーザーが口コミをとともに、商品パッケージを撮影して投稿したくなるように、映えるパッケージにすることで、より多くの人を引きつけた事例もあります。
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健康食品のパッケージは思っている以上に重要な役割を果たします。差別化やこだわりなどさまざまな要素を盛り込む中で、今回ご紹介したポイントも合わせてヒントにしながら制作を行いましょう。
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