近年、世界的に健康志向が高まっていることもあり、オーガニック食品に注目が高まっています。農薬や化学肥料を避け、自然の恵みで栽培された食品を取り入れようという人々のニーズに合う、オーガニック食品を開発したいと考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、オーガニック食品を開発するためにこだわりたいポイントをご紹介します。 目次 オーガニック食品とは オーガニック食品を開発するためのこだわりポイント7つ オーガニック食品の製造方法 まとめ オーガニック食品とは オーガニック食品とは、一般的に、農薬や化学肥料といった作物の成長を促進する薬物や、昆虫や細菌などの生物を殺傷する薬物などを一切、使用せずに生産された食品のことを指します。米国では、農務省によって厳しい認定制度が用意されており、有機食品の育成、収穫、加工、表示に関する基準が定められています。 日本では、有機食品のことをオーガニック食品と呼んでいます。特に「有機JAS」認定食品のことをオーガニック食品と呼びます。有機JAS認証を受けた食品は、有機JASマークが付けられています。 有機食品とは、農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産される有機農産物と有機畜産物や、それらを原料にした有機加工食品全般のことをいいます。 よく混同されますが、無農薬や無添加、低農薬、低添加物などとは異なります。 また、オーガニック認証制度は、米国農務省の基準で認証される「NOP認証」、欧州連合の基準で認証される「EU認証」、日本国内の有機JAS制度に準拠した認定「ECOCERT Japan認定」が有名です。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら オーガニック食品を開発するためのこだわりポイント7つ 近年、日本でもオーガニックのお茶やサプリメントなど、さまざまな食品が開発されています。これからオーガニック食品をオリジナルで開発するという場合には、ぜひこだわりたいポイントがあります。そのポイントをご紹介します。 1.オーガニック認証をいかに取得するか オーガニック食品として開発したい場合、有機JAS認証などの認証をいかに取得するかが第一関門です。原材料の生産工程や加工食品としての基準など、取得する認証制度によって、必要な対応をすることが求められます。 2.無添加・低添加物なども検討する オーガニックとしてだけでなく、いまは無添加や低添加物などの切り口も合わせて求められています。ただオーガニックだけで満足せず、食品開発の幅を広げるのも良いでしょう。 3.健康食品、自然食品の正しい知識を持つ オーガニック食品をはじめとした健康食品や自然食品は、その種類も多く、関連法規や認定基準などが多くあります。正しい知識と解釈を持って対応していくことが必要です。 4.加工方法を検討する 有機加工食品を販売する際には、加工方法も重要になってきます。原材料や添加物の規定、製造、加工、包装、保管などの工程の管理方法についても細かく規定があるため、よく検討する必要があります。 5.コンセプトをよく考える 商品開発においては必ず必要となることですが、コンセプトをよく考えることが重要です。なぜそのオーガニック食品を作って販売するのか、どんな人に食べてほしいのかなどその背景を、現代消費者は求めています。 6.試作・テストを繰り返す 食品開発の際には、試作やテストを繰り返し、納得の行く製品を作りましょう。 7.原材料・製造工程へのこだわりを消費者にアピールする 販売の際には、HPなどで、コンセプトや原材料・製造工程へのこだわり等を消費者にアピールする機会があります。その際はぜひ力を入れて、訴求しましょう。 オーガニック食品の製造方法 オーガニック食品の企画やコンセプトが固まったら、それを形にするための製造方法を検討するでしょう。その製造方法の選択肢は、次の3つが考えられます。 1.食品製造OEMに依頼する 食品専門のOEMに依頼することが一つ挙げられます。食品といってもさまざまなジャンルがあるため、オーガニック食品が扱えるかどうかをはじめに確認しておきましょう。 2.オーガニック食品の製造実績のあるOEMに依頼する オーガニック食品の製造に特化している、もしくは実績が豊富なOEMなら、より安心といえます。実際に開発・製造する際には、この方法が一番現実的といえます。 3.自社で製造する オーガニック食品は、原材料からオーガニック、有機で作る必要があります。そのため、自社で生産から行っている場合もあるでしょう。製造まで一貫して自社で行うケースもあります。徹底的にこだわるという場合には、他社に委託せず、自社がすべて生産・管理を行う製造方法も検討したいところです。 ただし生産ラインや人件費等のコストが莫大なものになるので、実績のあるOEMメーカーを探す方がハードルが低く参入しやすいと言えるでしょう。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら まとめ オーガニック食品の開発のこだわりポイントについてご紹介してきました。現在、人々の健康的な食品や自然食品へのニーズが高まっている中、オーガニック食品の開発はとても有意義といえます。ぜひ参考にしてみてください。 お客様の思いをカタチにするパッケージメーカー 丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。 コーポレートサイト 丸信のパッケージ製作サービス 「化粧箱を作りたい」「こんな紙箱を探している」ご要望をカタチにいたします! 「袋に貼るシールを作りたい。」商品にぴったりの、オリジナルラベルをご提案! 「食品を入れる袋を作りたい。」効果的なパッケージ方法をトータルサポート! 無料食品開発に関するお役立ち資料を無料進呈 食品開発に役立つ各種資料を無料でご提供しています。 是非この機会にご覧ください。 食中毒予防マニュアル 場所から探す!食品衛生における汚れと対策集 衛生商品カタログ 食品表示に関する基礎知識 食品情報コラム集 食品OEMご検討時に気を付けたい ポイント・コラム集 健康食品の開発の流れ -商品企画~開発まで 【掲載ご希望企業様用】 食品開発OEM.jpとは? お役立ち資料一覧はこちら 関連情報 ミックス粉 漬けシリーズ フリーズドライの受託製造ならぜひブランケネーゼへお問合せください!
関連記事 売れているプリンのパッケージはどこが違う? 押さえたいポイント5選 プリン商品のパッケージの特徴や、売れているプリンのパッケージの特徴を踏まえて、売れるプリンのパッケージ作りのポイントをご紹介します。 オートミール製品をOEMで作る5つのポイント 近年、健康志向によりオートミール製品が非常に人気を博しています。オートミール市場の傾向、売れるオートミール製品をOEMで開発するポイント、優良なオートミールOEMメーカーの特徴をご紹介します。 国内製造CBD製品は成分分析が必須!大麻取締法・麻薬及び向精神薬取締法はどう変わる? 大麻取締法・麻薬及び向精神薬取締法の一部が改正され、限度を超えた場合は麻薬として規制されることになりました。本コラムでは、CBD(カンナビジオール)の概要、法律改正のポイント、必須になる国内製造CBD製品に関する成分分析の注意点を解説します。 2025年食品トレンド・業界動向③ ファスティングバー 2025年、健康志向の高まりに伴い、さまざまなファスティング方法が注目されています。その中でも、食品業界では「ファスティングバー」が新たなトレンドとして注目を集めています。 ドーナツをOEM開発する際の4つのポイント!トレンド背景も解説 生ドーナツ専門店の登場がきっかけとなり、新たなトレンドとして「生ドーナツ」が第3次ドーナツブームと言われるほど人気を集めています。ドーナツのOEM開発を検討する際には、どのような点に注意を払うべきでしょうか。 選ばれるチョコレートのパッケージデザイン例!抑えるポイントとは? チョコレートが店頭で選ばれるためには、美味しさや品質はもちろんですが、「パッと目を引く」「食べたいと感じてもらう」ためには、魅力的なパッケージデザインであることも重要です。