サステナブルパッケージとは?概要から具体的な取り組み方まで
Date: 2024.05.01
Date: 2024.05.01
近年は、プラスチック規制をはじめとした環境配慮の取り組みが求められていると同時に、多くの企業は自らSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて取り組みを進めています。そうした中、商品パッケージも環境に配慮したものを選択することが重要になっています。
今回は、環境配慮のサステナブルなパッケージの概要からサステナブルパッケージを採用した食品の例、これからOEMで商品を開発する際に知っておきたいサステナブルパッケージを取り入れるポイントをご紹介します。
まずはサステナブルパッケージの概要を確認しておきましょう。
●サステナブルパッケージとは
サステナブルパッケージとは、「サステナブル(Sustainable)」の言葉が意味する「持続可能な」「維持できる」から、持続可能性のあるパッケージを指します。持続可能というのは、社会的、環境的な側面を配慮しながら、経済活動を発展させられるという意味合いです。環境負荷を低減し、循環型社会に貢献するパッケージは持続可能性を有するといえます。
では、環境負荷を低減するとは具体的にはどのようなことを指すのでしょうか。主に、パッケージの素材について、地球環境にやさしいものを使用していることが挙げられます。
サステナブルパッケージの素材には次のような種類があります。
●サステナブルパッケージの素材の種類
・生分解性を持つ素材
生分解性とは、微生物の働きにより、やがて水や二酸化炭素に分解され、自然環境に還っていく性能です。一般的なプラスチックは生分解性が低いことから、環境負荷が高いとされてきました。海洋プラスチックごみが問題視される中、自然に還る生分解性プラスチックに注目が集まっています。
・リサイクルしやすい素材
ごみを減らすことは、ごみを焼却するときに発生する温室効果ガスを減らし、ごみ処理場のスペースの問題にも寄与します。一度使ったパッケージは再利用できるリサイクルしやすい素材であれば、環境負荷を低減できます。
・バイオマス/再生可能な有機資源を使った素材
バイオマスと呼ばれる、動植物から生まれた再生可能な有機資源を利用したパッケージです。パッケージにおいてはトウモロコシ、サトウキビなどの植物が使われるバイオマスプラスチックの開発と利用が進んでいます。
植物を原料とすることで、植物が成長過程で二酸化炭素を吸収することから、焼却時に発生する二酸化炭素を相殺する「カーボンニュートラル」に相当すると考えられています。
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サステナブルパッケージは、どのようなものがあり、実際にどのように使われているのでしょうか。食品容器にサステナブルパッケージを採用・代替した食品の例を3つご紹介します。
●せんべい
せんべいを直接包むパッケージに環境に優しい紙製のバリア素材を採用している事例です。環境配慮のためにプラスチックから紙素材に変えることは有意義でありながら、包む食品の品質に懸念が生じることがありますが、このバリア素材は木質素材を基材としながら、バリア塗工層を付与することで、機能性を高めることを実現しています。
外箱の化粧箱には、従来はほとんど廃棄されてきたとされるパームヤシカサパルプという非木材を使用しており、限りある資源を有効活用していることから、環境に配慮した取り組みといえます。
●ミネラルウォーター
ミネラルウォーターに、100%リサイクル可能なペットボトルを使用している事例です。
従来はボトルの30%にリサイクルペット素材を使用していましたが、従来よりもボトルの透明度を高める技術を開発したことで、リサイクルペット素材を100%使用することが可能になりました。ペットボトルの回収が進めば、資源を最大限活用でき、新たな作成を抑えることができることで、環境負荷低減につながります。
●レトルトカレー
レトルトカレーのパウチに、電子レンジ調理に対応できる素材に変更することで、家庭の二酸化炭素排出量の削減に貢献している事例です。家庭での調理を湯せんから電子レンジに変更することで、温めに要する時間が短縮され、二酸化炭素排出量の削減に寄与します。
サステナブルパッケージをOEMで開発する食品のパッケージに採用する際には、次のポイントを考慮するのをおすすめします。
●コストと環境配慮のバランスを考慮する
サステナブルパッケージの素材を追求し、自ら開発したり、開発された素材を探して利用することもできますが、そのサステナブルパッケージにかけるコストが高くなりすぎることはおすすめできません。生産コストを圧迫する上に、消費者へ価格面で負担が出る恐れもあるからです。これまでの価格帯を維持することも、持続可能な商品開発には欠かせません。
●商品に適した材質を選ぶ
食品パッケージの場合、特に商品に衛生面や安全面で安心できる材質を選ぶことが重要です。サステナブルな素材の中には、適しているものと適さないものがあるため、よく吟味しましょう。
●パッケージとしての保護機能も確保する
パッケージには、保護、利便、情報という3つの機能があるといわれています。このうち、食品は特に保護の機能を確保することで商品価値が保たれます。やわらかすぎる、弱すぎることで保護できない素材は避ける必要があるでしょう。
●付加価値としてのサステナビリティ追求する
サステナブルパッケージを採用することそのものは、付加価値として商品に加わります。同時に、顧客や投資家などのステークホルダーに取り組みをアピールできる良い機会です。そのような付加価値としての視点も含めて、サステナブルパッケージを採用しましょう。
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サステナブルパッケージは、商品開発の際にはぜひ検討したいものです。それぞれの素材の特徴を知り、開発のポイントを押さえて検討しましょう。
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