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キムチをOEMで作る4つのポイントからトレンド、事例まで解説!

惣菜・調理済み食品

Date: 2025.11.04

キムチの国内市場は近年、安定しており、消費者ニーズも、多様化していることから、さまざまな商品が軒を連ねています。そのキムチを自ら開発し、市場に投入することを考えている方も多いのではないでしょうか。

今回は、キムチの市場トレンドからキムチ製品をOEM開発・販売する際の訴求ポイントや開発のポイント、注目すべき事例までご紹介します。ぜひご覧ください。

キムチの市場状況とトレンド

キムチの現状市場と国内外のトレンドを見ていきましょう。

●キムチ市場の状況
キムチ市場は近年、コロナ禍の外出自粛要請により、内食需要が増した影響で需要が高まりました。ご飯のお供として、またキムチを利用した料理などにより、親しまれていました。一方で、現在は市場の伸長状況は落ち着いています。とはいえ、キムチは漬物市場で唯一伸長し続ける存在です。

また国内産のものだけでなく、韓国産の輸入ものが増加しており、本格的なキムチを楽しむ傾向が生まれています。

またキムチは健康の機能性の高い発酵食品としての価値も注目されており、漬物離れが進む中でも、キムチは若年層にも人気を博しています。

●売れているキムチの傾向
近年、売れているキムチ商品の傾向として、次のものが挙げられます。

・白米に合う商品
日本人にとって、キムチは白米ご飯と合わせていただく漬物の一種であることから、白米との相性をよくする味や食感、形状などが追求されています。

・産地にこだわっている
使用する野菜は国産にこだわり、旬の時期のものを利用することで、付加価値を付ける商品があります。

・韓国産
韓国原産キムチを日本仕様にした本場の味を楽しめる商品も一つの市場の方向性として需要が高まっています。

キムチの訴求ポイントを深堀!

このような市場の状況を踏まえると、キムチ商品開発は有意義な取り組みといえそうです。キムチ商品を消費者に対して訴求する際には、次の点で訴求することができるでしょう。

●健康訴求
発酵食品であるキムチには、腸内環境を整える乳酸菌が含まれており、健康ニーズを満たします。また野菜を多く使用することから食物繊維が豊富である点も注目です。

●ご飯のお供として
キムチをご飯のお供として提供することで、より一層、食卓に取り入れやすくなります。キムチを食べるイメージがわきやすくなるでしょう。

●辛党向けとして
キムチの魅力は「辛い」ことにあるため、あえて辛さを高めて、辛党向けに展開するアイデアもあります。唐辛子の量を増やすなどして辛さを追求できます。

●本場の韓国のキムチを再現
国内では韓国人気が高じている中、韓国に旅行に出かけたときにしか食べられない本格的なキムチの味を国内で再現することも訴求の一つとなるでしょう。
韓国のキムチと日本のキムチとの違いとして最も大きいのは、唐辛子の量です。韓国産キムチには大量の唐辛子が使われており、本格的な辛さを味わえます。一方、日本のキムチは唐辛子が控えめであり、甘い傾向があります。

また、日本のキムチよりも韓国産キムチのほうが酸味があります。キムチは発酵が進むと酸味が出ますが、日本人は酸味が強すぎるのを好まないため、多くの場合に発酵が進んでいない状態でキムチが販売されています。一方、韓国では、発酵が進んだキムチを日常的に食べる習慣から、販売されているキムチも酸味が強い傾向があります。

これらのキムチの魅力を組み合わせて訴求することで、引きのあるキムチ商品を提供することができます。

キムチOEM開発のポイント

キムチをOEMで開発したいと考える場合には、次のようなポイントを踏まえることをおすすめします。

●訴求軸の決定
先述のように、キムチ商品は訴求軸が多く、日本人にとって魅力のあるキムチ商品を実現します。どの訴求軸が良いのかを選定することが大切です。もちろん、新たに付加価値を創り出すことも有効といえます。

●実績のあるOEMメーカーの選定によるオリジナルキムチの製造
OEMは委託するメーカーの技術によって大きくできあがる商品が変わってきます。そのため、キムチ開発・製造においてもOEMメーカー選びが重要になってきます。こだわりのあるキムチ商品を作るためには、やはりキムチ製造の実績があるところに相談することで、オリジナルキムチづくりを成功させることができるでしょう。

●乳酸菌の種類にこだわる
キムチの魅力の一つである乳酸菌について、その種類は一つではありません。キムチには白菜をはじめとしたさまざまな野菜が使われるため、それぞれに発生する乳酸菌は種類が異なります。また野菜は植物由来の乳酸菌が作られますが、海鮮キムチなどは魚介類も使用するため、動物由来の乳酸菌が作られます。さまざまな種類の乳酸菌が存在することをアピールすることも可能です。

●味にこだわる
キムチは辛いだけでなく旨味も感じられる食品です。味にこだわることも一つの方向性としておすすめです。例えば、旨味を出すには、香味野菜や魚介類を追加することが手法として知られています。魚介類によく使われるのがエビやイカです。特にアミの塩辛は韓国産のキムチに欠かせない調味料です。これはアミというエビ科の甲殻類を塩漬けにしたもので、キムチの旨味を引き出す重要な役割を担います。

●パッケージにこだわる
キムチ商品は店頭に数多く並ぶことになるため、パッケージにこだわることが差別化のためにも必要です。プラスチック製の容器を利用するのが一般的ですが、その容器にかけるラベルやシールなどのデザインは差別化できる要素です。

キムチ開発の注目事例

ここでキムチを開発した注目の事例をご紹介します。

●完全無添加キムチ
ある会社は自然な素材だけで、化学調味料0%のキムチを作るべく、約20年をかけて開発しました。いわゆる完全無添加キムチです。一方で、販売する店舗が商店街の一角であり、一時は売れ行きがよくありませんでした。そこで店頭のレイアウトやPOPなどを変更した結果、完全無添加キムチの売りが明確に伝わるようになり、売上をアップさせました。

●日本発のオーガニックキムチ
ある企業は、キムチを通じて世界一の健康食品を作りたいとの考えがありました。そこで韓国におけるキムチ作りをヒントに、有機野菜を使った、日本発のオーガニックキムチを作りました。旨味を出すためにリンゴやバナナなどの有機果物や味噌、塩こうじなどを加えて他にはないオリジナルキムチとなっています。

●子どもでも食べられるキムチ
ある企業は、新商品のターゲットに30~40代の主婦を設定し、子どもでも食べられる味にするべく、辛味と酸味を抑えて、甘味を強調した味付けを実現しました。さらには日本人に合わせて鰹節や昆布を用いて旨味を出しています。また白菜などの野菜は国産を使うことでターゲットに安心感を与えています。その結果、大ヒットとなり、多くの主婦層をはじめとした消費者に愛されています。

まとめ

キムチは漬物離れが進む日本においても根強い人気を誇る食品です。今回ご紹介したような健康や美味しさなど引きのあるポイントを数多く持つ魅力的な食材といえます。

OEM開発の際には、ぜひオリジナリティあふれるこだわりを反映させ、開発の注目事例のように消費者に愛される製品づくりを目指しましょう。

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