中国へ食品輸出する際の市場調査から開発までのポイントを解説!
Date: 2025.11.04
Date: 2025.11.04
中国において日本の食品は品質が高い点が特に評価されており、信頼度の高さが魅力となっています。中国へ食品輸出を進めることは需要が高く見込めると考えられます。
今回は、中国へ食品を輸出するメリットと中国で売れる日本食品のトレンド、中国への食品開発・輸出ステップ、成功させるポイントをご紹介します。

今の時代において、日本から中国へ食品を輸出するメリットとして次の点が挙げられます。
●日本食品への信頼度や受容度が高い
中国は、日本食品への安全性や品質面において信頼度が高いことから、日本からの輸入食品に対しては、「高品質」「安全」などの印象を受けることが多いようです。
また中国人にとって日本の食文化は中国と似ているところもあることから、抵抗感が薄い一方で、中国の食習慣や調理法にはない魅力もあって、日本料理への受容度は比較的高いといわれています。
これらのことから、日本食品を積極的に輸出することは中国人のニーズを満たすといえます。
●人口が多く消費力がある
中国の人口は約14億人といわれており、世界最大規模の市場といっても過言ではありません。消費力が期待できることから、人口減少で縮小傾向のある日本市場と比べて魅力的です。
●越境ECの需要も高く見込める
近年はECの活性化により、ECへ参入する事業者が増えていますが、越境ECの分野でも参入が増えています。従来と比較して環境が整っていることでハードルも下がっています。
同時に、中国でもEC需要が高いため、越境ECで日本食品を販売することは需要を高く見込めるといえるでしょう。
これらのメリットを受け、日本の事業者が中国へ食品を輸出することは有効な取り組みといえます。また環境面でも参入しやすくなっていることは注目といえそうです。
丸信では食品パッケージの作成支援サービスを行っています。
パッケージ制作に関するお悩みをお気軽にご相談ください。
日本の食品を中国へ輸出することを考えた場合、「どのような食品が売れるのか?」を調査する必要があります。そこで、ヒントとして、まず押さえておきたい中国の日本食品トレンドをご紹介します。
●ウイスキー、日本酒
中国では、日本のウイスキーや日本酒が人気を博しています。中国では日本食ブームが続いている中、日本食に合うお酒にもニーズがあります。特に訪日中国人が日本で体験した美味しい料理とお酒を帰国後も楽しみたいとの思いからウイスキーや日本酒の需要が高まっていると考えられます。
●菓子
菓子は中国で売れている日本食品の中でも特に人気のある商品の一つです。
特に日本の土産菓子が人気です。これも訪日したときに土産として手に入れた中国人が帰国後に食して美味しかったという一連の体験を踏まえた結果といえそうです。
●お茶・紅茶
日本茶や紅茶などの茶葉は中国でのお茶文化につながることもあり、人気を博しています。お茶の味だけでなく、パッケージの魅力にも引きを集めています。
●水産加工食品
中国から見ると、日本の水産加工食品の製造技術は高いものであり、特にかに風味かまぼこの「カニカマ」は加工技術が高い点が評価されています。本物のカニはお値段が張るという点でも人気です。
●越境ECでは健康食品が人気
越境ECでも日本食品は売れており、特に健康食品や菓子類に需要が高い状況があります。
JETRO(日本貿易振興機構)が2022年に中国富裕層の日本産食品に対する意識や消費動向を調査したアンケート結果では日本の食品の品質、味、安全性などが評価されていることが分かっています。
中国向けに食品を開発し、製造後に商品を輸出したいときの手順をご紹介します。一通り流れを押さえておきましょう。
1.市場調査、商品ジャンルの選定
まずは中国における市場調査を進めましょう。中国市場ではどのような食品が好まれているのか、またその嗜好性、日本食品への評価などあらゆる状況を調査します。その上で、食品のジャンルを決定します。
2.輸出規制や条件の調査
中国における輸出規制を確認します。いくら日本食品に需要があったとしても、販売したい食品が規制を通過しなければ、販路に乗せることができません。動植物検疫、衛生証明、成分表示、食品添加物などの条件を調べ、確実に対応できるようにします。
3.味や機能性、コンセプトの検討
より商品を具体的にしていきます。味はどうか、機能性は何を付加するか、その食品のコンセプトはいかなるものにするかなどを検討し、明確にしましょう。このとき、重要になるのが中国市場で好まれるものにするだけでなく、市場における既存の競合商品と比較した上で、商品の強みを明確にすることです。同時に日本発の市場商品とも合わせて比較しましょう。
4.輸出戦略策定
商品コンセプトが固まったら、次はその商品を「どのように売るか?」の戦略を練っていきます。
・仕様、パッケージ
・輸送・通関・現地流通の設計
・販路
これらを十分に検討しましょう。
5.商品企画・開発最終決定
1から4までのステップを総合して、最終的に商品企画と開発の最終決定を行います。
丸信では食品パッケージの作成支援サービスを行っています。
パッケージ制作に関するお悩みをお気軽にご相談ください。
中国向けの食品開発・輸出を成功させるには、次のポイントを押さえることがおすすめです。
●規制、認証を確認する
中国においては現在、輸入規制が行われており、あらゆる規制に対応しなければなりません。日本に対しては、福島第一原発事故に伴い、新潟県産精米を除く10都県すべての食品・飼料等について輸入を停止し、37道府県のすべての食品・飼料等について、日本政府機関が発行する証明書の添付が必要です。
すべての食品・飼料:10都県(福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、長野、新潟)において輸入停止。
新潟:米は産地証明書を付けることで輸入可能。
10都県以外:野菜や乳製品、茶葉、果実などは放射性物質検査証明書や産地証明書の提出が必要。
出典:農林水産省「中国の輸入規制の概要(2025年6月29日以降)」
また、認証については安全性や品質、環境保護に関する基準「CCC(中国適合性認証、China Compulsory Certificate)」や、輸出入の通関に必要となる「CRコード(中国側輸入者登録番号)」があります。これらを取得することでスムーズな輸出が可能になるでしょう。
●中国で売れている日本食品の傾向分析
商品開発の際には、中国で売れている日本食品の傾向を徹底分析しましょう。例えば、賞味期限が長い常温保存可能な食品、日本の伝統食品、外国人観光客に人気の菓子などが挙げられます。
●現地の流通設計
商品の輸出にまつわる物流から販売店舗への流通まで現地の流通設計をしっかりと行っておきましょう。
中国向けに日本の食品を販売する際には、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にされてください。
丸信では、輸出仕様のパッケージの良きパートナーとして貴社にご協力することが可能です。
各国の表示ラベルの規制に対応できるよう、自社の専門スタッフと食品検査室により、高品質な検査をご提供しております。これまでの海外輸出向け商品の豊富な支援実績を踏まえ、パッケージメーカーとして、海外向けのパッケージ・包装資材のご提案も可能です。
中国の輸出向け食品のパッケージでお悩みの方は、ぜひ丸信へお気軽にご相談ください。
>輸出向けラベルシールもご対応 品質・価格に自信あり!耐水性・用途・素材別で比較 失敗しない安いシールの選び方


丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。
OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。

パッケージ制作でこんなお悩みはありませんか。
丸信では、食品のパッケージ制作をデザイン企画から
容器選定、商品撮影、ラベル印刷など幅広くご支援しております。
パッケージ制作に関するお悩みは丸信にご相談ください。
食品OEMメーカーを選ぶための基礎知識から探し方、比較選定のポイント、比較の際の注意点までを解説します。
食品販売に必要な営業許可の概要から必要なケース、食品販売の営業許可申請ステップ、営業許可が不要なケース、注意点まで解説します。
フリーズドライ製法の概要から仕組み、メリット、フリーズドライ製法の採用事例までご紹介します。
EU(欧州)への食品輸出の現状から、EU(欧州)へ輸出する食品企画の際に押さえておくべき基礎知識、EU(欧州)へ輸出する食品企画のポイントを解説します。
キムチ商品のパッケージの種類と特徴から成功事例、食品パッケージの選び方、手に取ってもらえるキムチパッケージの設計ポイントまで解説します。
食品OEMメーカー選びのよくある失敗と失敗しない選び方、問い合わせる前の準備項目5つとコミュニケーションのポイントをご紹介します。