健康食品OEMに欠かせない製品の形状による特徴・選び方~ソフトカプセルや錠剤・顆粒等の違いとは
Date: 2021.11.01
Date: 2021.11.01
健康食品をOEM開発・製造する場合に、その形状選びはとても重要です。その健康食品の成分や用途、ターゲットなどを踏まえて、ソフトカプセルやハードカプセル、錠剤や顆粒などの形状ごとの特徴に合ったものを選ぶ必要があります。そこで今回は、健康食品OEMに欠かせない、製品の形状による特徴と選び方をご紹介します。
健康食品とは、不足しがちな栄養素を補ったり、保健効果を期待したりするもの全般を指します。健康食品の中でも、カプセルや錠剤、顆粒などの形状を持つものは、一般に「栄養補助食品」や「健康補助食品」等と呼ばれています。
そうした健康食品に用いることのできる形状には、次のものがあります。それぞれの特徴をみていきましょう。
・ソフトカプセル
液体やペースト状の原料をゼラチンで包んで、完全密封の加工を施したものです。密封性、安全性の高いことから、カプセル内の原料の酸化や劣化を防止することができます。腸溶性や超速溶性、耐熱・耐湿性といった機能性の高さも特徴です。
・ハードカプセル
カプセルに粉末や顆粒を封入する一般的なタイプです。製造時の利便性から、原料の劣化を防止することができます。安全性も高いといわれます。
・錠剤
粉末・顆粒を圧縮して成型したもので、医薬品から健康食品、お菓子までさまざまな用途で利用される形状です。
・顆粒
粉末よりも大きい粒状で、粒のサイズを均等にしたものです。
その他、健康食品の形状には、粉末や液状のものもあります。
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健康食品の製品の形状の種類と特徴を踏まえると、実際、製品を開発する際には、どのように選べばいいのでしょうか。その選び方のヒントをご紹介します。
・ソフトカプセルが向いているケース
ソフトカプセルは、原料が液状やペースト状の場合に利用します。また、表面がつるつるしていることが多く、弾力感もあって、飲み込みやすいため、飲み込むタイプの製品に適しています。形状が美しく、透明感を出し、高級感を演出したい場合にも向いています。
・ハードカプセルが向いているケース
ハードカプセルは、基本的に、原料が粉末や顆粒の場合に利用します。加工によっては液体も充填できます。粉末は胃への負担が少ないのが特徴です。機能性と利便性が高いので、それらに合致すれば有用な形状といえます。また、さまざまな色を付けることができるので、見た目の美しさにこだわる場合にもおすすめです。
・錠剤が向いているケース
錠剤は、大量生産をしたいときに向いています。また、他の形状を比較して、形を色々と演出できるので、サプリメント風にしたい場合や、お菓子風にしたい場合など、イメージに合わせてデザインすることが可能です。また、飲み込むだけでなく、噛んだり、なめたりしても摂取できるものにしたい場合は、錠剤が向いています。
・顆粒が向いているケース
顆粒は、水と一緒に飲むのが一般的ですが、飲みやすく、消化吸収も素早く行われる特徴があります。利用ユーザーに応じて、カプセルが飲み込みにくいなどの場合には顆粒が向いていることもあるでしょう。
健康食品の形状を適切に選ぶためにも、OEM製造を成功させるためにも、委託するOEMメーカー選びを慎重に行うことが重要です。そこで、OEMメーカーの選定ポイントをご紹介します。
・健康食品の経験と実績のあるOEMを選ぶ
健康食品は、一般的な食品と異なるため、健康食品に特化したOEMを選ぶことがポイントです。形状についても、経験から適したものをアドバイスしてくれる可能性もあります。
・形状によって得意・不得意があるため、得意な業者を選ぶ
健康食品の形状によって健康食品の製造方法が変わるため、OEMメーカーごとに得意・不得意があります。例えば、ソフトカプセルよりも錠剤のほうが得意というOEMメーカーもあるということです。もし錠剤の健康食品を製造したい場合には、錠剤の健康食品の実績が豊富で、知見も設備も充実しているところを選びましょう。
・小ロットから対応してくれる
できるだけリスクを抑えて、少数から製造・販売をしたいという場合や、テスト販売を検討している場合もあるでしょう。その場合は、そうしたニーズに応じてくれ、小ロットから製造対応している健康食品OEMメーカーを選ぶのをおすすめします。
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健康食品の形状は、実にさまざまな種類があることが分かります。健康食品を作ると一口に言っても、その原料や用途、ターゲット、デザインなどに応じて形状は変わってきます。ぜひ最適な形状を選び、健康食品のOEM製造を成功させましょう。
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