アイス・氷菓のOEM製造の前にチェックしておきたい4つのポイント
Date: 2022.02.01
Date: 2022.02.01
アイス・氷菓の開発し、製造をOEMメーカーに委託するのを検討している場合には、ぜひチェックしておきたいことがあります。今回は、アイス・氷菓商品のトレンドから製造の流れ、そしてアイス・氷菓のOEM製造の前にチェックしておきたい4つのポイントまでご紹介します。
最近は、アイス・氷菓商品が特に人気を集めているようです。最近のトレンドを見ていきましょう。
1.イエナカ需要でファミリーアイスが人気
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて、ステイホームが呼びかけられたことで、家の中で楽しめるものに需要が高まる「イエナカ」需要の一つとして、アイス市場も活性化したといわれます。2021年夏場は猛暑となったため、アイスの売れ行きも好調で、特に家族で食べられる大容量、もしくは一つ一つが小さいファミリー向け商品が人気となりました。例えば、パイント形態のアイスクリームを自分たちでよそってアレンジして食べるといったシーンが増えたほか、バーサイズのちょっとしたおやつにつまめる形状も人気となりました。
2.プレミアムアイスへの「日々のご褒美」ニーズが高まり、全体で堅調
近年、「自分へのご褒美」としてのプレミアム感のあるアイスが人気ですが、これについても、コロナ禍では堅調に推移しているようです。
3.ヘルシーアイスも人気
一方で、ステイホームは「コロナ太り」も引き起こすことや、コロナ禍による体調管理のニーズを背景に、糖質カットや高タンパク質といったヘルシーアイスの需要も高まっているといわれています。
アイス・氷菓商品の開発を行う際には、コロナ禍における人々のニーズや利用シーンを考えて検討するのがいいと考えられます。
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もしアイス・氷菓を開発・製造するときにOEMに委託すると、工場では一般的に次のような流れで製造されます。
1.混合
2.殺菌・冷却
3.熟成
4.フリージング
5.充填
6.箱詰・検査
7.出荷
まずは原料を混ぜる工程です。タンクで混合して溶解し、均一化を行います。混合されたものは、殺菌・冷却され、熟成へと進みます。フリーザーでアイス特有のなめらかな形状に加工します。そしてできあがったものを充填します。カップアイスやバーアイスなど、充填容器や形状は異なりますので、必要に応じて充填していきます。充填後は、箱詰めや検査を終え、出荷されます。
アイス・氷菓を開発製造するには、OEMを利用するのが便利でしょう。そこでOEMメーカーを選定し、委託製造するときのポイントをご紹介します。
1.アイス商品の形状・食感・フレーバーを決めておく
アイス・氷菓は、まずどのような商品を作りたいのかを決めることが必要ですが、特にバーアイスなのかカップアイスなのか、また最中アイスなのかなどの形状のほか、食感はどうするのか、またフレーバーやフルーツなどの材料を決めておくことが欠かせません。何を作るのかによって、それが得意なOEMメーカーを選ぶことで理想の製造ができるからです。
2.企画やレシピから提案してもらう
OEMメーカーによっては、これまでの実績を生かし、商品企画やレシピから開発にかかわってくれるところもあります。企画提案から製造までトータルで請け負っているOEMメーカーもありますので、必要に応じて選択しましょう。
3.試作を繰り返し、妥協しない
アイス・氷菓に限らず食品は、試食してみないとわかりません。見た目、味、食感、溶けやすさなど、あらゆることをチェックするために試作を重ね、妥協しないことで、理想の商品ができあがるでしょう。
4.小ロットから始める
はじめは小ロットから始めてみるのもいいでしょう。小ロット対応しているOEMメーカーは多くあります。製造したい商品が少量・多品種なのか、また少量・少品種なのかによってもOEM選定は変わってきます。
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コロナ禍でアイスの需要は高まっているといわれています。今、まさにアイス・氷菓商品を製造するチャンスといえます。ぜひ優良なOEMメーカーを選定して、理想の商品やヒット商品を生み出しましょう。
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