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世界に広がる代替肉とは ーサステナブルフード・大豆ミート

畜産・乳製品健康食品

Date: 2020.12.10

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最近、よく耳にする「代替肉」。「大豆ミート」や「フェイクミート」などを店頭で見かける機会も増えてきました。この代替肉は、なぜ今、それほどまでに注目されているのでしょうか。また気になるその味や今後の可能性についても解説します。ぜひ食品企画・開発にお役立てください。

代替肉とは

代替肉とは、主に大豆などの植物性原料を用いて、肉の味や食感を再現して作られるもので、実際は肉ではありません。文字通り、肉の代わりとなる食品です。

おそらく、代替肉という名よりも、フェイクミート、大豆ミート、大豆肉、ソイミートといった呼び名のほうを耳にした回数が多いのではないでしょうか。他に、疑似肉、植物性タンパク、アナログミート、ベジタリアンミートなどとも呼ばれています。世界的に注目を集めていますが、日本では2019年ごろから拡がりを見せてきています。

植物由来の代替肉の作り方としては、豆類や野菜などの原材料からタンパク質を抽出して、加熱、冷却、加圧などを行い、肉のような食感に加工します。

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代替肉が注目される理由

ところで、なぜわざわざ加工をしてまで、大豆や野菜を肉に似せて作るのでしょうか。

きっと多くの人がイメージするのは、「動物性脂肪がないためヘルシー」「ベジタリアン向けの肉」といったことでしょう。

確かに、それも注目されている背景ではありますが、実は世界的には「代替肉は地球に優しい」という考え方が広がっています。

特に米国では年間何千トンもの牛肉が消費されていますが、これらの牛肉を製造するためには、想像以上に地球に大きなダメージを与えているといわれています。まず牛を育てる牧場づくりのための森林伐採、牛を育てるために必要な大量の水供給、牛が発するおならやげっぷに含まれる温室効果ガスであるメタンガスによる悪影響など、地球温暖化や大気汚染、水質汚染などの地球環境問題の大きな原因の一つとなっているのです。

このことから、代替肉は牛肉などの本物の肉と比べて地球環境にやさしい肉と考えられています。

ビヨンド・ミートという米国の代替肉製造メーカーが研究した結果によると、一般的なビーフバーガーを作るのと比べて、同社の代替肉を使ったバーガーを作るのは、生産過程で発生する温室効果ガスの排出を90%も削減する上に、93%も少ない土地面積の使用でまかなえるとのこと。

また現在は、電力の供給がままならない国や地域などにも手軽に利用できる、冷蔵しなくてもよい代替肉の開発も進められているといわれています。代替肉は、世界的に「エコ」なミートとして、ますます拡がりを見せていく可能性があります。

気になる!代替肉そのお味は?

ところで、代替肉はどんな味がするのでしょうか。

実は、これまでのソイミートなどの代替肉は、風味などが欠けており、いわゆる本物の肉を食べて感じられるような「おいしさ」とは程遠いものだったといわれています。

しかし、最近ではその味は改善されてきており、米国のメーカーは研究の末、牛肉特有の色や風味を忠実に再現するために「大豆レグヘモグロビン」と呼ばれるものを大豆の根からつくりだしました。この物質を大豆ミートなどの代替肉にプラスすることで、肉の味に近づけることができたといいます。

今後は、ますます代替肉の「おいしさ」についても進化していくと予想できます。

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代替肉市場の今後

国内外では、すでに代替肉市場は拡大しています。株式会社矢野経済研究所が発表している、国内・海外における代替肉(植物由来肉・培養肉)の市場調査(201912月から20203月まで)の結果によると、2020年の代替肉の世界市場は約2,500億円にも上ると予測されています。

欧米では、代替肉市場は一定規模の市場を持っており、2025年には約6,700億円、2030年には1兆円を超えると予測値が出されています

日本でも2019年から2020年にかけて代替肉商品がぞくぞくと登場し、活発化していることから、国内市場も大きく成長していく可能性があります。

まとめ

代替肉は、今や世界的に注目を集める新しい「肉」です。エコな肉、そして健康志向の肉として注目を集めており、今後はさらにおいしさも追求され、市場も拡大していくと予想されます。今から注目しておき、食品企画や開発のヒントにしてはいかがでしょうか。




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