スーパーフードといえばコレ!話題のスーパーフード5選
Date: 2020.12.12
Date: 2020.12.12
近年、人気のスーパーフード。栄養成分が飛びぬけて多く含まれる、もしくは栄養価が高くバランスが整っているなどのことから「スーパー」と呼ばれます。チアシード、キヌア、テフ、ソルガム、マキベリーなど、世界的に注目を集めているスーパーフードは、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、この話題の5つと共に、日本にもある隠れたスーパーフードをご紹介します。ぜひ食品企画・開発にお役立てください。
スーパーフードは、一般社団法人 日本スーパーフード協会によると、1980年代頃のアメリカやカナダで、食事療法を研究する医師や専門家の間で使われ始めた言葉だといわれています。スーパーフードとは基本的に「有効成分を突出して多く含む食品」を指します。
栄養バランスが良く、一般的な食材・食品と比較して、栄養価が高い、もしくはその栄養価が飛びぬけて非常に高いもの、ごく少量で栄養・健康成分を効率的にとれるものというのが大まかな定義です。
また、スーパーフードと言われる食材・食品は、ほとんどが植物性であるということも特徴としてあります。
世界的にスーパーフードと認識されているチアシード、キヌア、テフ、ソルガム、マキベリーの5つの食品について、それぞれどのような栄養価が含まれており、どのような特徴を持つのかを解説していきます。
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チアシードとは、チア(chia)と呼ばれるシソ科植物の種のことで、原産地はメキシコ中西部からグアテマラ北部の山岳地帯といわれています。アステカ文明時代のアステカ族、マヤ族などの貴重な栄養源として食されていたといわれます。
チアシードにはオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸や、水溶性と難溶性の食物繊維、タンパク質が豊富に含まれています。
水に浸すと約10倍以上にふくらんでジェル状になるのが特徴で、無味無臭で、ジュースやスムージー、ドレッシングやスープ、デザートなどに加えて摂取するのが一般的です。。
特にチアシードはお通じがよくなるという声があります。腸内をお掃除するパワーを持つといわれており、便秘に悩む人にとっての味方であるといわれています。
キヌア南米のアンデス山脈を原産とするアカザ亜科の植物で、アンデス地方では古くから食されており、「母なる穀物」と呼ばれています。1990年代にNASAがキヌアの優れた栄養価や扱いやすさなどを評価し、宇宙食として指定したことでも有名です。
白米の2倍のタンパク質が含まれており、必須アミノ酸がバランスよく含まれています。またミネラル、ビタミンB群のバランスがよく、玄米をあらゆる面で上回ります。食物繊維も豊富で、玄米の約10倍にも及ぶといわれており、便秘解消や整腸作用が期待できるとされています。
ごはんに混ぜて炊く、スープに入れる、ゆでたものをサラダとしていただくなどの方法で食べられています。
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テフは、エチオピアを原産とするイネ科の古代雑穀で、とても小さく、穀類の中でも最小で、。白米の60分の1程度といわれています。
タンパク質は豆腐の約2倍、食物繊維はキヌアの約1.2倍、鉄分はほうれん草の約8.4倍、キヌアの約1.4倍、カルシウムはキヌアの約2.3倍、牛乳の約1.6倍、亜鉛は小麦の約12倍、さらに必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6、9種類の必須アミノ酸がすべて含まれているなど、栄養はとても高く、ダイエットや健康維持に役立てられています。
調理が簡単で味に癖がなく、ほのかな甘さと香ばしい香りが特徴です。粒タイプはご飯に混ぜて炊く、パウダータイプはパンケーキやピザ、お好み焼きなどに入れる、フレークタイプはヨーグルトや味噌汁、和え物などに振りかけるなどして食べられています。
ソルガムとはイネ科の穀物で、世界5大穀物の1つです。「ソルガムきび」「モロコシ」とも呼ばれ、日本では「たかきび」と呼ばれています。食物繊維、鉄分、マグネシウム、タンニンなどの抗酸化成分が多く含まれていること、そしてグルテンを含まないのが特徴です。
ヘルシーであること、血糖値を急上昇させないことから、ダイエットに役立てられています。
無味無臭なので小麦粉の代わりとして、パンケーキやクッキー、ホワイトソースなどに使われています。
マキベリーはブルーベリーに似た深い紫色をした果実を持つホルトノキ科の植物で、南米のパタゴニア地方で自生しています。
アントシアニンというポリフェノールを豊富に含むため、数ある果実の中でもトップクラスの抗酸化力をもっています。抗酸化作用や老化防止、ダイエットなどに役立っています。
その他にも、ビタミンCや鉄分、カリウムなども豊富なのも、スーパーフードと称される由縁です。
スムージーとして飲まれたり、アイスクリームやヨーグルトのトッピングとして食べられたりしています。
世界的に有名なスーパーフードを紹介してきましたが、実は、日本で身近な納豆、味噌、梅干し、ひじきなどもスーパーフードといわれているのをご存知でしょうか?
納豆はナットウキナーゼ、イソフラボン、タンパク質を豊富に含み、味噌はタンパク質、食物繊維、ビタミン・ミネラルが豊富。梅干しはカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分などのミネラルが豊富。ひじきはヨウ素、カルシウム、食物繊維、ビタミンKが豊富。どれも立派なスーパーフードなのです。
注目されているスーパーフードと日本で身近に食べられている意外なスーパーフードをご紹介してきました。その栄養価の高さやバランスの良さと共に、優れた効果も注目に値します。ぜひ、食品の企画や開発の際のヒントにされてください。
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