レトルトカレーをOEMで開発製造するには?
レトルトカレーブームで販路拡大へ
Date: 2021.09.01
Date: 2021.09.01
最近では、巣ごもり需要から、家で簡単に食べられるレトルトカレーの人気も上がっています。食品開発を担当する方々にとって、レトルトカレーは今、ニーズが高いという点から注目の食品といえます。そこで今回は、レトルトカレー開発とOEM製造のポイントをご紹介します。
コロナ禍の巣ごもり需要で、家で温めるだけで手軽に食べられるレトルトカレーの人気が高まっています。
家庭用のカレー市場は、自粛による巣ごもり需要で好調に推移しているといわれており、特にレトルトカレーは家庭で内食が進む中で活躍する回数が増えたこと、そして災害用備蓄といったストック需要をつかんだことで大きく伸びたといわれています。
レトルトカレーをこれから開発することは、ある程度、需要が見込めると期待されています。
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しかしながら、レトルトカレーは、すでに競合商品が多いことから、レトルトカレーをこれから開発して成功するためには、ポイントを押さえることが重要です。そこで、売れる商品開発のポイントをご紹介します。
●キーマカレーとその進化形のトレンドを押さえる
最近のカレー全般のトレンドを押さえておくことが大事です。キーマカレーとは、ひき肉を用いたカレーで、近年大いに人気を博しています。今年もまだまだキーマカレーの人気は衰えませんが、さらに進化形のキーマカレーが人気となっています。
ニュータイプキーマやハイブリッドキーマなどと呼ばれるもので、味付けはもちろん、ひき肉の種類や挽き方、色など、さまざまにアレンジされたオリジナルのキーマカレーが増えています。
●おいしさ、辛さ、具の満足度にこだわる
レトルトカレーは、さまざまな商品があることから、いかにこだわりを追求するかが勝負です。おいしさや辛さ、具の満足度にこだわることで、他社のレトルトカレーに差を付けることができます。
●名店のカレーシリーズもまだまだ人気であることも押さえておく
近年、カレー専門店や老舗飲食店の伝統のカレーがレトルト化される傾向があります。そんな名店のカレーシリーズは、家庭では出せない味を出すことができるので、いまだに人気です。名店に監修してもらい、レトルト化するというのも一つの方法です。
どんなカレーをレトルト食品にするのが決まったら、次は生産について考えてみましょう。初めてレトルトカレーを商品開発するときには、OEMに生産を依頼して、はじめはテスト的な意味で小ロットから始めることが多いでしょう。
そこで、小ロットから生産するレトルトカレーなどの食品OEMメーカーを選ぶポイントをご紹介します。
●小ロットから可能
食品の中には、小ロットからの製造を受けてくれるOEMがあります。一般的に、オリジナルのレトルトカレーをOEM製造するには、最小でも3,000食からというところが多いです。しかし、中には100食や50食、1,000食からなど小ロットでの製造をしてくれるところもあるため、希望の商品数を対応してくれるところを選ぶのをおすすめします。
●打ち合わせでしっかりとヒアリングしてくれる
レトルトカレーのOEMは、多くの場合、まず最初の相談や打ち合わせの際にこちらの希望をヒアリングしてくれます。そのようなときに、しっかりこちらの希望を細かく聞いてくれるところを選びましょう。できれば長年の経験からアドバイスしてくれるようなOEMは、今後の開発製造の大きな助けとなるはずです。
●試作の後も改良に応じてくれる
食品OEMでは、本製造前に試作品を作り、試食をしながら最適化していくことが成功への道です。試食を繰り返し、修正や改良を重ねたい場合には、喜んで応じてくれるOEMが良いでしょう。
●パッケージを選べる
レトルトカレーは、パッケージも重要です。OEMメーカーにこれまでのパッケージデザイン実績やパッケージ素材の取引先が多いといった場合には、助けとなります。
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レトルトカレー開発やOEM選定のポイントをご紹介してきました。ぜひ販路拡大などの成功のためにも、ポイントを押さえて開発・製造しましょう。
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