HOME > コラム > 乳酸菌飲料のOEM委託時に気を付けたい食品衛生法上の扱いと4つのポイント

関連のコラム

ロングライフ製法とは?仕組みやメリットを解説

ロングライフ製法を用いて食品開発を進めたい方に向け、ロングライフ製法の…

中国へ食品輸出する際の市場調査から開発までのポイントを解説!

中国へ食品を輸出するメリットと中国で売れる日本食品のトレンド、中国への…

粉末スープをOEMで作る5つのポイント

粉末スープの市場トレンドと共に、OEM開発に必要なスープの種類と粉末ス…

アメリカへ食品輸出を進めるべき理由とは?実施のポイントやステップを解説!

アメリカへの食品輸出を進めるべき理由とともに、食品輸出に際して押さえて…

ロングライフ食品とは?メリットやデメリット、開発のポイントを解説!

ロングライフ食品の概要からメリットとデメリット、開発のポイントを解説し…

つくりたいもの・サービスを探す

OEMメーカーを探す

特集

関連のお役立ち資料

食中毒予防マニュアル

手洗い・洗浄作業など、食中毒予防の3原則に基づいたマニュアルです。

場所から探す!食品衛生における汚れと対策集

内装、器具、部材など場所ごとの食品衛生における汚れと対策をご紹介します。

衛生商品カタログ

食品工場の衛生管理に役立つ、衛生商品をご紹介します。

食品表示に関する基礎知識

食品表示における基本ルールや表示する際の注意点など、食品表示における基礎をわかりやすく解説します。

食品情報コラム集

食品情報に関するコラムを一括ダウンロードしていただけます。

関連のイベント

食品OEMマッチング事例 食品パッケージ制作支援サービス 食品開発展2024ブースOEM専用バビリオン出展企業様大募集!!

乳酸菌飲料のOEM委託時に気を付けたい食品衛生法上の扱いと4つのポイント

飲料

Date: 2021.11.01

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、免疫力を上げたいニーズが高まっている中、腸内環境を整える目的の商品の売り上げが増大しているといわれています。そのような商品の中でも、特に乳酸菌飲料は手軽に飲める、需要の高い商品の一つであり、開発・製造する計画のある方も多いのではないでしょうか。
今回は、乳酸菌飲料のOEM委託製造を行う際に気を付けたいポイントや、食品衛生法上の取り扱いなどをご紹介します。

コロナ禍で注目を集める乳酸菌飲料

2020年は、コロナ禍を受け、ヨーグルトや乳酸菌飲料市場が活発になったといわれています。感染予防のためにできることの一つとして、腸内環境を整え、免疫アップなどの効果を期待する動きが人々の間で起きています。

特に「免疫」に優れた効果が期待できる乳酸菌の種類を厳選して商品に使用することで、より生活者の心をつかむ商品が増えています。

乳酸菌飲料の売り上げも、ヨーグルトには及びませんが、2020年は高まる動きが見られたといわれています。

食品OEM検討 ポイント・コラム集

食品OEM依頼の際に確認したいコラムを
一括ダウンロードしていただけます。

ダウンロードはこちら

乳酸菌飲料のOEM委託時に気を付けたい4つのポイント

乳酸菌飲料をこれからOEMに委託して開発するという方も多いでしょう。その際には、気を付けたいポイントがあります。

1.乳酸菌飲料の分類を理解する
乳酸菌飲料は、厚生労働省の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」によって成分規格が定められています。乳酸菌飲料は、無脂乳固形分の割合によって分類が分かれます。無脂乳固形分が生菌・殺菌どちらも8.0%以上であれば「発酵乳」、3.0%以上であれば「乳製品乳酸菌飲料」、3.0%未満であれば「乳酸菌飲料」と分類されています。これから開発製造する商品が、どれに該当するのかをよく確認しましょう。

2.乳酸菌飲料の表示ルールにのっとって表示する
乳酸菌飲料は、表示ルールも決められています。表記方法の原則として、1の成分規格による分類の表示のほか、無脂乳固形分等の重量パーセント、原材料名、添加物、内容量、賞味期限または消費期限、保存の方法、事業者名等の表示を一括で行うことが必要です。

3.HACCP(ハサップ)に基づき衛生管理を行う
「食品衛生法」の改正により、2020年6月から食品を扱う全事業者に対してHACCPによる衛生管理の義務化が開始されました。そのため、乳酸菌飲料のOEM製造においてもHACCPによる衛生管理が必要です。
乳酸菌飲料の製造工程のうち、最も重要となるのが、加熱殺菌工程です。これは発酵ベースとなる乳原料やその他の原材料を確実に殺菌する工程です。製造工程のうち、この工程を特に注意すべき重要管理点として管理する必要があります。

4.食品衛生検査を行う
食品衛生法では、食品を製造販売する場合、食品衛生検査を行うことが義務付けられています。乳酸菌飲料の場合、乳酸菌数または酵母数と、大腸菌群の検査を受ける必要があります。

食品衛生法上の扱いを理解してOEM委託を行うポイント

乳酸菌飲料を製造する際に、OEM委託を行う前に、食品衛生法に基づく取り扱い方法やポイントを押さえてから行うのをおすすめします。

●乳酸菌飲料の製造実績のあるOEMを選ぶ
乳酸菌飲料の製造時には、衛生管理や食品衛生検査など、特有の対応をする必要があるため、OEMメーカー選定時には、すでに乳酸菌飲料の製造実績の豊富なところを選びましょう。

●厳格な衛生管理・品質管理のなされた工場のあるOEMを選ぶ
HACCPによる衛生管理をしっかりと実施しているのはもちろんのこと、工場そのものが国際規格のISO22000を取得しているなど、厳格な衛生管理や品質管理体制が期待できるOEMを選ぶことが重要です。

●衛生の意識が徹底されているOEMを選ぶ
規格認証を受けているほか、工場独自の衛生面の厳格なルールが敷かれているかどうかも重要なポイントです。異物混入防止施策や、乳酸菌飲料の充填室への入室時には、手洗い・殺菌の徹底、マスクの着用、エアーシャワーの利用など徹底した衛生管理を実施しているところであれば安心です。

食品OEM検討 ポイント・コラム集

食品OEM依頼の際に確認したいコラムを
一括ダウンロードしていただけます。

ダウンロードはこちら

まとめ

乳酸菌飲料のOEM委託製造をお考えの場合には、食品衛生法にのっとって製造を行い、OEMも厳格な衛生・品質管理の基準を満たすところを選ぶことをおすすめします。




お客様の思いをカタチにする
パッケージメーカー

丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。
OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。

コーポレートサイト

丸信のパッケージ製作サービス

オーダーメイド専門店紙箱化粧箱.net

「化粧箱を作りたい」
「こんな紙箱を探している」
ご要望をカタチにいたします!

オリジナルのラベル・シール作成ならラベル印刷シール印刷.com

「袋に貼るシールを作りたい。」
商品にぴったりの、
オリジナルラベルをご提案!

軟包材・フィルム包装の専門サイト包材フィルム.com

「食品を入れる袋を作りたい。」
効果的なパッケージ方法を
トータルサポート!

関連記事

ロングライフ製法とは?仕組みやメリットを解説

ロングライフ製法を用いて食品開発を進めたい方に向け、ロングライフ製法の概要から仕組み、食品開発の際に採用するメリットと注意点、ロングライフ製法を用いた食品開発の事例をご紹介します。

中国へ食品輸出する際の市場調査から開発までのポイントを解説!

中国へ食品を輸出するメリットと中国で売れる日本食品のトレンド、中国への食品開発・輸出ステップ、成功させるポイントをご紹介します。

粉末スープをOEMで作る5つのポイント

粉末スープの市場トレンドと共に、OEM開発に必要なスープの種類と粉末スープの特徴、売れる粉末スープをOEMで作るポイント、粉末スープOEM開発の成功ステップを解説します。

アメリカへ食品輸出を進めるべき理由とは?実施のポイントやステップを解説!

アメリカへの食品輸出を進めるべき理由とともに、食品輸出に際して押さえておきたいポイント、アメリカへ食品輸出する際のステップをご紹介します。

ロングライフ食品とは?メリットやデメリット、開発のポイントを解説!

ロングライフ食品の概要からメリットとデメリット、開発のポイントを解説します。

キムチをOEMで作る4つのポイントからトレンド、事例まで解説!

キムチの市場トレンドからキムチ製品をOEM開発・販売する際の訴求ポイントや開発のポイント、注目すべき事例までご紹介します。ぜひご覧ください。