漬物の開発製造をお考えの場合、優れた品質の良い漬物商品を世に送り出すために、さまざまな工夫を検討しているのではないでしょうか。OEMを利用して漬物を製造することで、製造をスピーディーかつ確実に行うことができるでしょう。そこで今回は、漬物をOEMで製造する際に必要な差別化のポイントやOEMメーカーを選定するときの確認事項をご紹介します。 目次 漬物市場の動向は? 漬物をOEM製造する際の差別化ポイントとは? 漬物OEM製造を成功させるためにメーカー選びで確認したいこと まとめ 漬物市場の動向は? 近年の漬物市場は、どのような動向があるのでしょうか。主な特徴をご紹介します。 コロナ禍前までは、米飯の消費量が減少傾向にあり、さらに健康志向による減塩の志向が背景となり、漬物カテゴリーは長期的に減少傾向が続いていました。 ところが、コロナ禍による内食機会の増加によって需要が一時的に拡大し、市場も伸長したようです。しかし、それ以降は、また通常通りに戻りつつあるのが現状です。 種類別に見ると、浅漬けやキムチ、しょうが漬などの需要が高いといわれています。 特にキムチはそのまま漬物用途としてご飯のお供に食べること以外に、キムチ鍋や豚キムチといった料理へのアレンジにも活用できることから、注目度の高い商品といえます。 また、健康志向が食品市場全体に定着していることから、漬物は健康視点でも需要が見込めます。なぜなら漬物は乳酸菌などの宝庫であり、腸活に役立つといわれているためです。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら 漬物をOEM製造する際の差別化ポイントとは? すでに漬物市場では、大手メーカーから中規模まで多様な商品が投入されています。漬物をOEM製造する際には、次のようなポイントを押さえることで差別化を行うことができるでしょう。 ●ターゲットニーズに合わせて開発 漬物にはさまざまな種類があるため、その種類別の違いをよく理解し、ターゲットニーズに合わせて開発することが一つのポイントといえそうです。 漬物には梅干し、たくあん、浅漬け、ぬか漬け、粕漬け、味噌漬け、酢漬け、醤油漬け、麹漬け、からし漬け、キムチなど幅広い種類があり、それぞれに好む年齢や食事シーンは異なります。そのため各種類の味や食感、利用シーンなどを分析することがポイントになります。 例えば、梅干しは若年層にはほとんど受け入れられない傾向がありながら、お弁当やおにぎりにはよく利用されるため、利用シーンを絞って開発することが大切です。 ●漬物の利用シーンの洗い出し 漬物を利用するシーンは、従来のご飯のお供だけにとどまりません。お酒のおつまみや腸活としての利用、贈答用も考えられます。料理に入れるなど、新たに利用シーンを提案するのも一案です。洗い出したシーンからどのような漬物が好まれるかを考え、開発することがポイントです。 ●パッケージの検討 パッケージは商品の顔となることから、こだわってデザインするのをおすすめします。瓶詰めや袋詰めなど、SNS映えするようなデザインであれば注目度が高まるでしょう。また贈答用としても利用が進む可能性があります。 漬物OEM製造を成功させるためにメーカー選びで確認したいこと 漬物OEM製造を行うには、通常、漬物製造の実績のあるOEMメーカーに委託するのが一般的です。複数のOEMメーカーが存在しますので、製造を成功させるためには、自社にマッチしたメーカーを選定することが重要です。ぜひ次のような点を検討しながらメーカーを選ぶのをおすすめします。 ●原料選定の相談に応じてくれるか 漬物の原料となる梅や野菜、調味料などの原料の選定から対応してくれるOEMメーカーも存在します。自社に原料調達の経験や知識に乏しい場合には、原料選定に長けているOEMメーカーを選ぶことが重要といえます。 ●最小ロット数はどのくらいか まずはテスト的に製造して販売することを想定している場合には、小ロットの生産から始めたいでしょう。OEMメーカーに委託する際には、小ロットの製造を受けていないケースや、割高になるケースなどがありますので、最小ロット数を確認しておくことがポイントです。 ●自社の要望を叶えられるか OEMメーカーに、自社の要望を叶えられる知識や経験、力量、工場の体制などがあるかどうかを事前に確認しておくのをおすすめします。例えば、無添加の漬物製造が可能かどうかなどを契約前に確認しておくことで、開発したい商品が製造できるかどうかがわかります。 ●漬物製造実績はどの程度か 漬物製造の実績を、過去の事例も含めてよく確認し、自社が製造したい漬物商品が製造可能かを確かめるのをおすすめします。同様の漬物製造実績があれば、任せやすいといえます。 ●工場の衛生管理の徹底度はどのくらいか 食品工場にOEMを委託する際には安全管理が欠かせません。消費者の口に入るものを安心して供給できるようにするためには、工場の衛生管理が徹底されている必要があります。具体的な管理手法や体制を聞くほか、工場見学に行くなどするのもおすすめです。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら まとめ 漬物市場の動向から差別化のための開発のポイント、OEMメーカー選びの注意点をご紹介しました。ぜひ優れたOEMメーカーを選定して、売れる漬物を市場に送り出しましょう。 お客様の思いをカタチにするパッケージメーカー 丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。 コーポレートサイト 丸信のパッケージ製作サービス 「化粧箱を作りたい」「こんな紙箱を探している」ご要望をカタチにいたします! 「袋に貼るシールを作りたい。」商品にぴったりの、オリジナルラベルをご提案! 「食品を入れる袋を作りたい。」効果的なパッケージ方法をトータルサポート! 無料食品開発に関するお役立ち資料を無料進呈 食品開発に役立つ各種資料を無料でご提供しています。 是非この機会にご覧ください。 食中毒予防マニュアル 場所から探す!食品衛生における汚れと対策集 衛生商品カタログ 食品表示に関する基礎知識 食品情報コラム集 食品OEMご検討時に気を付けたい ポイント・コラム集 健康食品の開発の流れ -商品企画~開発まで 【掲載ご希望企業様用】 食品開発OEM.jpとは? お役立ち資料一覧はこちら 関連情報 OEM事例のご紹介 鮭レモンペッパー焼 カレー専門店のオリジナルカレー(こだわりのカレーからリーズナブルなカレーまで)各種
関連記事 国内製造CBD製品は成分分析が必須!大麻取締法・麻薬及び向精神薬取締法はどう変わる? 大麻取締法・麻薬及び向精神薬取締法の一部が改正され、限度を超えた場合は麻薬として規制されることになりました。本コラムでは、CBD(カンナビジオール)の概要、法律改正のポイント、必須になる国内製造CBD製品に関する成分分析の注意点を解説します。 2025年食品トレンド・業界動向③ ファスティングバー 2025年、健康志向の高まりに伴い、さまざまなファスティング方法が注目されています。その中でも、食品業界では「ファスティングバー」が新たなトレンドとして注目を集めています。 ドーナツをOEM開発する際の4つのポイント!トレンド背景も解説 生ドーナツ専門店の登場がきっかけとなり、新たなトレンドとして「生ドーナツ」が第3次ドーナツブームと言われるほど人気を集めています。ドーナツのOEM開発を検討する際には、どのような点に注意を払うべきでしょうか。 選ばれるチョコレートのパッケージデザイン例!抑えるポイントとは? チョコレートが店頭で選ばれるためには、美味しさや品質はもちろんですが、「パッと目を引く」「食べたいと感じてもらう」ためには、魅力的なパッケージデザインであることも重要です。 売れている冷凍食品パッケージはここが違う!特徴6選を紹介 近年の冷凍食品市場は、コロナ禍の中食需要による消費者への浸透や、食品ロスの少なさへの注目もあり、今後も市場の拡大が期待されています。売れている冷凍食品のパッケージの特徴をご紹介し、開発担当者が押さえておくべきポイントを解説します。 世界で人気⁈豆腐のOEM開発事例と開発する際の5つのポイント 日本ではおなじみの豆腐ですが、昨今の健康志向の高まりや環境への配慮とともに世界中で注目を集めています。トレンド状況を踏まえた上で、OEM開発時に押さえておくべきポイントと、実際の開発事例もご紹介します。