「売れるおせち」を開発してOEMで製造する5つのポイント
Date: 2023.11.14
Date: 2023.11.14
年の瀬が近づくと、おせち料理商品の予約の案内を多く目にするようになり、皆、お正月の準備に忙しくなってきます。近年は、多様なニーズに対応するために、さまざまなおせち料理の商品が市場に出回るようになりました。そのようなおせち料理の開発をOEMによって検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、売れるおせち料理をOEMで開発・製造する際のポイントを5つ解説します。
近年のおせち料理のトレンドを確認しておきましょう。
●ライフスタイルの変化による嗜好の多様化
大きなトレンドとして、近年のライフスタイルの変化による嗜好の多様化が進んでいることが挙げられます。
肉だけの詰め合わせや洋風のオードブル風、スイーツを集めたものなど、特定カテゴリのおかずに特化したものなど、嗜好に合わせて好きなものを選んで購入するという家庭も多くなっているようです。
また家庭で手作りしたおせち料理と、購入した単品おせち料理を組み合わせて楽しむといった傾向もあります。
一方で、核家族化、少子化が進んだことで、一人用や少人数用を購入して楽しむ傾向も継続しています。
●2024年の正月は大人数向けが戻る可能性
2024年のおせち料理市場は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後、初の正月となることから、コロナ禍と比較し、年末年始の帰省などによって家族や親戚で集まる機会も増えると予想されます。そのため、例年より大人数で食べられる容量の多いおせち料理や、豪華な食材を使用したものなどを購入する傾向も生まれると考えられます。
近年のトレンドの流れが続いている中、2024年以降は、一層、コロナ禍以前の傾向が戻ってくることが考えられます。
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おせち料理は、OEMで開発・製造することができます。OEMとは、「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」を略したもので、受託製造やそのメーカーを指します。
おせち料理の受託製造を行っているOEMメーカーもあるため、企画・開発は自社が行い、製造は専門技術や設備を備えたOEMメーカーに委託することが可能です。これまでの知見や経験を活かし、おせち料理の企画から行うOEMメーカーであれば、開発段階から参画してもらい、製造まで協力してもらうこともできます。
おせち料理をOEMで製造した後の販売方法としては、自社が所有する実店舗やスーパーマーケットなどの小売店に流通させて販売するほか、冷凍おせちとしてインターネットで販売する方法もあります。
OEMを利用しておせち料理を開発・製造するメリットとしては、自社で設備や工場、人員を用意することなく、おせち料理を製造できることです。販売ルートを持たなくても、近年はECという選択肢もあり、より手軽にオリジナルのおせち料理を世に送り出すことが可能です。
OEMを活用しておせち料理を開発製造する際には、ぜひ売れるおせち料理を作りたいものです。そのためにポイントとなる5点をご紹介します。
●市場ニーズに合わせる
売れるおせち料理開発の基本として、前述のような「近年の市場ニーズに合わせた商品開発」が欠かせません。ライフスタイルの変化のトレンドから、コロナ禍や物価上昇といったその時期ならではの背景から生まれるニーズも加味して、商品開発を進めることが求められます。
●オリジナリティを追求してブランディングする
市場ニーズを踏まえた上で、オリジナリティを追求することも、選ばれるおせち料理には欠かせません。例えば、地元食材を使用した商品や、有名シェフが監修した商品などが挙げられます。その上でコンセプトやパッケージなどを通じてブランディングを行うことで、注目度が高まると考えられます。
●優良なOEMメーカーを選定する
OEM製造で成功するには、最適なOEMメーカー選びは必要不可欠です。おせち料理製造の経験が豊富であったり、衛生管理や品質管理を徹底して行っていたりするような、安心して製造を依頼できる優良なOEMメーカーを選びましょう。
優良なOEMメーカーを探すなら、食品OEMマッチングサイト「食品開発OEM.jp」を利用しましょう。開発したい食品や自社の希望に最適なOEMメーカーを見つけることができます。ぜひご利用ください。
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●パッケージにもこだわって演出する
おせち料理は、重箱や重箱風のパッケージをそのまま食卓に並べることも多いため、パッケージにはこだわることが重要です。おせち料理は特別な日の特別な料理であることから、見映えも重視されることも多いと考えられます。高級感や特別感を演出することで、注目を集めやすくなるでしょう。
●関わる事業者間のコミュニケーションを円滑にする
おせち料理は季節商品で期間限定ということもあり、計画通りに迅速に開発・製造を進める必要があります。原材料調達先、店舗やオンラインショップ、流通業者、OEMメーカーなどとの円滑な連携とコミュニケーションが、製造販売の成功につながります。OEMメーカー選定の際なども、コミュニケーション面でも問題がないかどうか確認しましょう。
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おせち料理商品を開発する際には、ぜひ売れるポイントを押さえて進めてください。今回の内容を少しでもヒントにしていただければ幸いです。
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