食品トレンド・業界動向 健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品
Date: 2025.04.01
Date: 2025.04.01
人生100年時代となり、長寿の方が増えていますが、それゆえに長く健康で日常生活を豊かに送り続けたい需要も増しています。健康を支える日々の食事は特に重要ですが、不足しがちな栄養素を補うための健康食品は大きな助けとなっています。
今回は、食品トレンドや業界動向の一つとして、健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品を取り上げ、2025年のトレンドや開発事例、開発のポイントをご紹介します。
近年、健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品に注目が高まっています。
機能性食品とは、健康につながる機能が付与された食品の総称であり、厳密な定義は定められていない言葉です。一般的には「健康食品」と呼ばれるものを含みます。
国の「食品」の規定では、大きく「保健機能食品」と「一般食品」に分けられます。

保健機能食品とは「国が定めた安全性や有効性に関する基準などに従って食品の機能が表示されている食品」を指し、それ以外を一般食品と分類されています。いわゆる健康食品と呼ばれるものも一般食品に含みます。
また保健機能食品には特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3種類があり、それぞれ消費者庁への許可申請や届出の必要性が異なります。
本記事では保健機能食品と一般食品を含めた形で機能性食品と呼んでいます。
●機能性食品のトレンド
ここで健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品のトレンドをご紹介します。
・幅広い世代の利用
近年、世界的に、健康ニーズを満たす機能が備わる食品が注目を集めています。そうした中、特に日本においては、老若男女問わず幅広い世代にニーズがある一方で、各世代において求める作用が異なるといわれています。
例えば、Z世代は日々のパフォーマンスを上げるためのエネルギー補給の意味合いや、リフレッシュ、メンタルを整えるためのストレス軽減などを目的としています。一方で、高齢者は年齢と共に直面するさまざまな症状の軽減を目的として、健康寿命を意識した摂取が行われています。
・乳酸菌やGABA配合
機能性食品に配合される成分として、乳酸菌やGABAがトレンドです。乳酸菌は腸内環境改善や免疫機能維持、睡眠ケア、ストレス緩和などの効果が期待できるといわれており、GABAについては不安やストレスの緩和、睡眠の質向上、認知機能改善などが期待できるといわれています。
・睡眠に関わる成分配合
乳酸菌やGABAにも期待されている睡眠の質に関わる成分も注目されています。また、睡眠前にグリシンを摂取すると足の表面体温を上昇させて熱が放散しやすくなり、入眠を促す深部体温の低下につながりやすいといわれています。
・プロテイン(タンパク質)配合
プロテインはタンパク質を指しますが、配合する食品が増えています。不足しがちなタンパク質を手軽に補える食品は、健康寿命の延伸に役立つとして注目されています。
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健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品の例を4つご紹介します。
●健康寿命
・「乳由来スフィンゴミエリン」が足の動きとバランス感覚をサポートする食品
ミルクに含まれる「乳由来スフィンゴミエリン」という希少成分が配合されている、足の筋肉への神経伝達を助け、足の動きとバランス感覚をサポートする機能性表示食品です。好きな飲み物に混ぜて飲む粉末タイプの製品で、日々の食生活で手軽に摂取できるのが特徴です。
・「難消化性デキストリン」が食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかにする食品
普段の食生活で糖分や脂肪を摂取することに不安がある人に向けた、糖分や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかにする特定保健用食品です。お茶などの好きな飲み物に溶かして食事と共に摂取するだけなので、続けやすいのが特徴です。
●ストレス軽減
・睡眠ケアだけでなくストレス緩和にも役立つ食品
睡眠のケアにつながるグリシンと、ストレスケアに役立つGABAを配合したサプリメントとドリンクです。どちらも機能性表示食品であり、寝る前に摂取する食品として開発されました。ドリンクは摂取のタイミングを配慮して、就寝前に最適な風味と味を設計しています。
・ストレスや疲労感を軽減するキャンディ食品
従来からあるカフェオレ味のキャンディに、GABAを配合した商品で、機能性表示食品として販売されています。GABAの機能により、継続的に摂取することで日常生活のストレスや疲労感を軽減します。キャンディという特性から仕事や勉強中でも摂取しやすく、継続しやすい特徴があります。
これから健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品を開発しようと考えている場合は、ぜひ次のポイントを押さえて実施するのをおすすめします。
●ターゲットと利用シーンの絞り込み
トレンドの成分をただ配合すれば売れるという考え方ではなく、その商品は誰がどんなときに利用し、どのように健康寿命やストレス軽減に寄与するのかといった商品コンセプトを決定することが重要です。ターゲットと利用シーンを入念に絞り込んでいきます。
●市場と原料の調査、マーケティングデータの確認
ターゲットと利用シーンが決まれば、市場における顧客分析や原料の調査を進め、商品設計の材料を集めます。これまで多くの企業が開発・販売して残されたマーケティングデータを確認することも必要といえるでしょう。
●エビデンス担保と適切な商品設計
例えば機能性表示食品を開発する場合、機能性関与成分のエビデンスなどを参照し、有効量や賞味期限、他の原料の組み合わせなども加味して商品設計する必要があります。
●適切な販路の検討
どこで売るのかという販路もターゲットや商品コンセプトに合わせて決定します。ドラッグストアやコンビニエンスストアなどのリアル店舗、自社の公式ECサイトやモール系ECサイトなど多様な選択肢があります。
●パッケージ容器・デザインの決定
機能性食品の多くはサプリメントとして錠剤や粉末、ドリンクなど形状が決まってくるところがあります。そのため、パッケージの容器やデザインなどは重要な差別化要素となり得ます。競合他社商品と店頭で並んだときや、ユーザーが普段の生活で利用するシーンを想定して最適なものを決定します。
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健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品は、昨今の健康志向を背景として、幅広い世代に利用されており、今後もさらに伸長する見込みです。その中で優れた商品を開発するためには、トレンドとニーズをとらえることが大切です。
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