非常食をOEMで作る5つのポイントとは?非常食のトレンドと特徴も解説!
Date: 2025.05.07
Date: 2025.05.07
非常食の市場は伸長を遂げており、OEM開発に取り組むことは大きな可能性があります。非常食はいま、どのようなトレンドがあるのか、ぜひ確認しておきましょう。また非常食の製造の特徴やOEM開発におけるポイントも合わせてご紹介します。

まずは非常食の市場規模とトレンドを解説します。
●市場規模
近年、非常食の市場は順調に伸びています。1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに日本中で防災意識が大きく高まりました。そしてその後も2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震と続き、人々の暮らしの中で非常食のストックが定着しました。そして2020年頃からはコロナ禍で外出自粛の必要性が増したことで家庭備蓄の意識が高まり、日常食としての利用も進んでいます。
そのため、市場における非常食品は商品数とメニューの幅が広がっているのが現状です。近年、次のようなトレンドがあります。
●トレンドの非常食
・完全栄養食型
被災したときには、過酷な環境に長期間に渡る避難を強いられるケースがあります。そのため、体力と健康維持のために一日に必要な栄養素をしっかり摂取できる「完全栄養」を謳う非常食に注目が集まっています。
・ローリングストック
普段から食べ慣れた日持ちする食品を買い置きし、古いものから順に食べていき、定期的に新しく買い足していく、“食べながら備蓄する”ローリングストックが定着しています。そのため、非常食は「日常的に食べられる」という付加価値が備わるものも増えました。
・アルファ化米
米食が根付く日本人にとって水やお湯を注ぐと炊いたご飯さながらの味を楽しめる「アルファ化米」の非常食が注目されています。被災時に食欲が落ちている高齢者などにも食べやすいと評判です。
・無添加
添加物を使わずに調理されている無添加の非常食も注目されています。被災したときこそ安心安全に食べられるものを求める傾向が出てきています。
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非常食の開発に際しては、どの種類を活用するのかを検討する必要があります。それぞれの種類とトレンドの傾向を見ていきましょう。
●缶詰
魚の煮つけや切干大根などの惣菜を缶詰にしたもので、ふたを開けるだけですぐに食べられる点や食器を用意しなくていい特徴があります。近年はパンの缶詰が非常食として増えています。
●インスタントラーメン
お湯を注ぐと食べられる即席めんです。いつでも手軽に食べられる点と食器を用意しなくて良いのが特徴です。
●レトルト食品
カレーはもちろん、おかゆや米飯、スープ、惣菜などの多様なメニューがあるレトルト食品は、温めなくとも封を開けるだけで食べられるものもあります。
●アルファ化米
炊飯したご飯を熱風で急速乾燥させて作ることから、炊飯したご飯と同様のでんぷん構造をしており、美味しさを実現できます。また水分が少なく、腐敗しにくいのが特徴です。
●フリーズドライ食品
凍結させた食品を真空状態にして、乾燥させた食品です。お湯や水を注ぐだけで従来の食品に近い風味や食感に戻すことが可能です。栄養も残りやすいといわれています。
●災害備蓄用パン
一般的なパンと比べて賞味期限が長いパンです。先述の通り、缶詰に入ったものも増えてきました。
●ビスケット・チョコレートなどの菓子
ビスケット・チョコレートなどの菓子は日持ちすることから非常食として扱われることもあります。
●非常用飲料水
5~10年保存できる飲料水は、非常時の水分補給に欠かせません。ペットボトル飲料が一般的です。
非常食は一般的な食品と製造工程が大きく異なります。主な特徴をご紹介します。
●長期保存のための製造技術と設備
非常食ならではの長期保存の機能を持たせるために、特有の製造技術と設備が求められます。例えば、レトルト食品などは容器に充填した後で、特殊な機械でしっかりと密閉します。その後、殺菌機を用いて加熱殺菌を行い、微生物を死滅させます。また、冷却器などで冷却することで、品質劣化を防ぐことがあります。また高温かつ真空の殺菌技術を用いて長期保存を実現している例もあります。
●長期保存のためのパッケージの採用
パッケージも長期保存や災害時にも破損を防ぐような強固なものが採用されます。特に飲料はパッケージが破損すれば流れ出てしまい飲めなくなるため、工夫が必要です。
例えば、ある液体ミルクの製品は、長期保存のために無菌のまま充填する製法がとられていますが、その紙パックには、6層構造のものを利用しています。
●精密な食品検査の実施
製造後には、精密な食品検査を実施して、製品に異常がないことを第三者機関に委託して確認されることもあります。異物混入がないか、真空具合の確認、パッケージの表面に傷がないかなどが確認されます。
●工場の衛生管理
食品製造工場は共通して実施していることですが、非常食は特に衛生管理が重要です。工場の衛生管理は、微生物や異物混入リスクをあらかじめ分析して重要管理点を設定して製造工程を管理する「HACCP」に基づく管理などが徹底されています。
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非常食をOEMで作る際のポイントを5つ紹介します。
●味にこだわるために実績あるパートナーを選定する
非常食は市場に種類も多く、日常食用途で味の追求も行われています。特にフリーズドライなどは味が重要です。そのため、実績のあるパートナーを選定して、味にこだわることをおすすめします。
●進化する非常食の製造技術に注目する
非常食の製造技術は、近年、進化しています。新たな開発技術が生み出される可能性もあり、業界をウォッチしていることも重要です。また特許技術を持つOEMメーカーもあるため、技術視点で探してみるのも一案です。
●設備の充実度・衛生管理手法を確認する
製造設備や衛生管理手法などは、一般的な食品製造工場よりも高いレベルが求められます。OEMメーカー選定の際には、あらかじめ、どのような設備や手法で行われているのか、確認しましょう。
●生産ロット数を確認する
OEMメーカーによって、一度に依頼できる生産ロット数が異なります。特に小ロットになると対応していないこともあるため、事前の確認が必要です。
非常食は市場が拡大している有望な商品といえます。今回ご紹介した内容を、ぜひ開発にお役立てください。
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