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食品トレンド・業界動向 世界で大流行している「ドバイチョコ」とは?

菓子

Date: 2025.07.25

近年、「ドバイチョコレート」という名称をよく耳にするようになりました。バレンタイン時期には特に注目を集め、今、最も注目を集めているチョコレートの一種といえます。
今回は、ドバイチョコレート(以下、ドバイチョコ)のトレンドの背景から、特徴、開発課題、開発の成功ポイントまで、食品業界でドバイチョコに注目している方に役立つ情報をご紹介します。

食品トレンド ドバイチョコとは?ブームの背景を解説

まずはドバイチョコの定義とトレンドの背景をご紹介します。

●ドバイチョコレートとは?
ドバイチョコレートとは、その名の通り、アラブ首長国連邦・ドバイ発のチョコレートです。しかしながら、現在はチョコレート菓子の一種として一般化しており、必ずしもドバイで製造されたチョコレートではなくなっており、世界的に製造販売されています。

ドバイチョコと一口に言ってもさまざまなチョコレート菓子製品が販売されていますが、共通する主な特徴として、チョコレートの中に「カダイフ」と「ピスタチオペースト(クリーム)」が使用されている「板チョコレート」菓子であるという点が挙げられます。

カダイフ(kadaif)とは、トルコやギリシアを起源とする麺状の生地で、小麦粉やトウモロコシの粉と水を原料として作られます。デザートや料理などに幅広く利用されています。カダイフを使った典型例として、カダイフとバターを混ぜてこねたものを何層にも重ねる「カダイフ・タトゥルス」といったトルコスイーツがあります。カダイフは、サクサクとした食感が特徴です。

ピスタチオはナッツの一種で、中東で菓子や料理に美しい色合いと香りづけのためによく利用されています。それをペーストもしくはクリーム状にしたものを利用します。

また「板状」であることも特徴ですが、近年はアレンジが加えられ、プラリネ状のドバイチョコなども定番化しています。

●ブームが起きた背景
ドバイチョコのブームに火がついた背景を見ていきましょう。

発祥はドバイにあるショコラティエです。そこで製造販売されていたドバイチョコをドバイのフードインフルエンサーが目をつけ、食感が面白いという切り口でショート動画SNSの「TikTok」へ投稿して、大きな話題を呼びました。これを受け、ドバイ・中東のメーカーが似た商品を開発し、販売をスタートしました。

そのうち世界的にもドバイチョコが知れ渡るようになり、特に韓国で爆発的に人気を博し、韓国ならではのアレンジが加えられ、韓国ドバイチョコのブームが巻き起こりました。韓国の菓子ブームに敏感な日本の若者たちは、ドバイチョコにも注目し、やがて日本全体にもドバイチョコブームが訪れました。

食品トレンド ドバイチョコの特徴とは?

次に、ドバイチョコの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

●ユニークな原料
先述の通り、ドバイチョコはカダイフとピスタチオペースト(クリーム)を利用しており、どちらも従来のチョコレート菓子と比較するとユニークな原料といえます。サクサクとした食感やピスタチオの濃厚な食感などがチョコレートに新鮮味を加えてくれます。

●食感・咀嚼音
カダイフによるサクサクした食感や咀嚼音は、ドバイチョコの大きな特徴です。SNSで拡散した際にも、この咀嚼音のインパクトが牽引していました。

●他にない色合いのインパクト
カダイフの黄色、ピスタチオのグリーンなど、チョコレート菓子にはまれな色合いは強いインパクトがあります。特にチョコの断面は新鮮さを醸し出しています。

●海外発ながら甘さ控えめ
甘さは商品によって異なりますが、日本で手に入る商品はおおむね甘すぎないものが多くあります。海外発のスイーツといえば、甘みが強く、甘さ控えめな傾向のある日本の菓子と比べると特徴的ですが、ドバイチョコはその点、とっつきやすいチョコレート菓子といえそうです。

●高価格帯と希少性
ドバイチョコは、プレミア価値がつけられることもあり、高額で売買されることがあります。基本的に高級菓子の部類に入っており、高価格帯で売り出されています。また本場のドバイチョコは手に入りにくく、製造自体がむずかしいといわれることもあり、手に入ればラッキーといった希少性があります。

食品トレンド ドバイチョコ商品の開発課題

ドバイチョコ商品の開発に際して直面する課題を紹介します。

●アレンジ・差別化
ドバイチョコ商品は、すでに世界的に数多く開発されています。特に韓国やシンガポールではさまざまなユニークなアレンジがされています。例えば、餅風生地でドバイチョコを包んだドバイもちやドバイチョコ風に仕上げたドバイクッキー、発展形としてドバイチョコ風クロワッサンなどがあります。このようにアレンジも含めた差別化が求められます。

●活用シーンの検討
ドバイチョコは高級感や希少価値があることから、活用シーンとして贈答用が挙げられます。あらかじめ贈答用として開発することで、消費者ニーズに応えやすくなります。また自宅用であってもSNSでの投稿も活用シーンの一つといえます。

●日本人の舌に合うドバイチョコの開発
ドバイチョコはカダイフやピスタチオペーストなどの日本人にとっては新鮮な原料が使われることもあり、初めて食べる場合に、敬遠されるところがあります。そこで、日本人の舌に合うという点も要素として加える必要があるでしょう。

食品トレンド ドバイチョコの開発を成功させるポイント

では、どうすればドバイチョコの開発を成功させることができるのでしょうか。課題解決をしながら、次のポイントを押さえるとよさそうです。

●韓国・シンガポールなどのアレンジされたドバイチョコレートを研究する
差別化を図るために、まず韓国やシンガポールで開発されている、スタンダードなドバイチョコはもちろん、アレンジされたドバイチョコの研究を重ねることがポイントです。韓国で注目されるものと、シンガポールで注目されるものは違いますから、日本人受けするルックスや味わいを追求し、そこからアレンジを加えることも一案です。

●健康志向を追求する
世界的にトレンドになっている健康志向を取り入れるのも一案です。ドバイチョコには、スーパーフードのデーツと呼ばれるナツメヤシの実や、ナッツ類が具材として使われることもあり、それらを用いれば健康志向のチョコになるでしょう。日本でも甘さ控えめなどの糖質を抑えたドバイチョコの開発も一案です。

●ドバイチョコの製造経験のあるOEM選定
ドバイチョコは、ユニークな原料を用いた特殊なチョコレート菓子であることから、素材の扱いに慣れていないOEMメーカーも多く存在します。そのため、ドバイチョコの製造実績のあるメーカーを選ぶのも一案です。

●パッケージにもこだわり専門会社に委託する
ドバイチョコは斬新な発想の菓子であることから、パッケージにもこだわりたいものです。インパクトのあるパッケージで引き付けることが可能です。商品コンセプトと特性を十分理解して、最適な外箱の選定やパッケージデザインなどを一手に引き受けてくれるパッケージ制作専門会社に委託することをおすすめします。

まとめ

食品トレンドの一つ、ドバイチョコについての詳細や開発の課題、成功ポイントを解説しました。ドバイチョコをOEM開発・製造したいとお考えの方は、ぜひ取り入れてみてください。またパッケージの外箱やデザインにお困りの方は、ぜひ丸信にご相談ください。

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