ドレッシングOEMで差別化を図るポイント5選~トレンドのドレッシングやメーカー選定のコツもご紹介
Date: 2026.05.15
Date: 2026.05.15
ドレッシングは従来、主にサラダにかける用途で使われてきましたが、近年の野菜離れや価格高騰を受け、ドレッシングは万能調味料として進化しています。市場には、さまざまな原材料を用いたり、フレーバーを付けたりと、バラエティに富んだドレッシングが登場しています。
これからドレッシングをOEM開発したいとお考えの方に向け、近年のドレッシングの傾向やOEMで差別化を図るポイント、ドレッシングの開発を成功に導くドレッシングOEMメーカーの選び方を解説します。

まずはドレッシングの定義と種類を確認しておきましょう。
ドレッシングとは、食用植物油脂や酢、かんきつ類の果汁などを主原料とし、食塩、砂糖類、香辛料などを加えた液状調味料です。
従来は生野菜サラダや温野菜などにかけて使う用途でしたが、近年は、肉や魚などのメイン料理の下味やソース、炒め物、パスタ、麺類のつけだれ、炊き込みご飯などの味付けなど幅広い用途で使用されています。
食品表示法に基づく「食品表示基準」で定義されている「ドレッシング」は、次の3つに分類できます。
1.半固体状ドレッシング
マヨネーズのような粘度が比較的高い半固体状のドレッシングです。他にサラダクリーミードレッシングなどもあります。
2.乳化液状ドレッシング
乳化液状とは、油と水分が混ざった状態のものです。半固体状ドレッシングよりは粘度は劣ります。例えばサウザンドアイランドドレッシングのようなドロドロしているイメージです。
3.分離液状ドレッシング
分離液状とは、油と水分が分離した状態のものです。容器の中で油と水分が分離しており、容器を振って混ぜてからかけるタイプのものが代表的です。
このように、一口にドレッシングと言っても、さまざまなタイプがあります。また原材料も含めて多様なものが使われており、バラエティに富んだ商品が市場に存在します。
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近年のドレッシング市場とトレンドをご紹介します。
●万能調味料としての進化
近年は世界的に健康志向が進んでおり、日本でも栄養が豊富な野菜を積極的に摂取しようとする意識の高まりがあります。しかし最近では物価高による野菜価格の高騰や、嗜好の多様化による若者の野菜離れなどが進んでいることを背景に、「サラダにドレッシングをかける」需要が減少しているといわれています。
このような背景から、大手食品メーカーはサラダ用途に限定しない、多様な用途で利用できる万能調味料または汎用調味料としてのドレッシングを開発・販売しています。
例えば、玉ねぎをみじん切りにして煮詰めたものを含む和風ドレッシングは、サラダはもちろん、肉や魚のソテーのソースとして利用可能です。パスタや揚げ物などのソースとしても使えるよう、あえて具材感を出し、酸味を抑えているドレッシング商品が存在します。
●糖質オフ
糖質制限ダイエットが浸透して以来、市場には糖質カットや糖質控えめの食品が定着していますが、ドレッシングにも採用されています。「糖質75%オフ」など、ただ糖質を抑えるだけでなく、糖質コントロールを目指す消費者が満足感を得られるように焙煎ごまを使用するなど、工夫されているドレッシング商品もあります。
●食品添加物不使用
近年の健康志向は食品添加物不使用のニーズも高いものとなっており、ドレッシングについても、うま味調味料や保存料、増粘剤、着色料などの食品添加物を使用しない商品が増えています。
●フレーバードレッシング
ドレッシングの多様化は、消費者の嗜好の多様化にも対応しています。そのため、香りや味わいなどのフレーバーを楽しむドレッシングも増えています。和風醤油のほか、ニンジンやゆず、生姜、唐辛子、スパイスなどを使用して個性を出すドレッシングがその代表です。
これから新たにドレッシングを開発し、OEM製造する際には、消費者の手に取ってもらえるドレッシングであることが肝心です。そのためには、競合商品との差別化が重要です。そこで、差別化のポイントを5つご紹介します。
1.オリジナル性を追求する
これまでご紹介してきたように、ドレッシング市場は多様化しており、新規でドレッシングを開発しようとしても、すでに似た商品が市場に存在する可能性が高いです。このことから、オリジナル性や新奇性などが求められるでしょう。
自社にしか利用できない原材料を利用したり、地方の名産品を利用したり、こだわりの製法や用途で開発したりなど、何らかの工夫が求められます。
2.用途を限定しない・活用法を提案する
近年のドレッシングのトレンドでもご紹介したように、ドレッシングは万能調味料にシフトしています。
例えば某大手メーカーでは、サラダだけでなく、麺料理や肉・魚料理、炒め物、麺類の“つけだれ”など幅広い用途にドレッシングを活用するテクニックのレシピ動画をインターネット上で公開しています。用途を限定しないこと、そして具体的な活用方法を提案することで、より幅広いシーンに活用してもらえる可能性が高まります。
3.あえて特定のメニューに合わせるドレッシングを開発する
「何にでも使える」ドレッシングだけでなく、あえてサラダ以外の用途で使えるメニュー用のドレッシングを開発することで差別化できる可能性があります。例えば、肉料理に合うようにドレッシングを作るなどです。
4.優良なOEMメーカーを選定する
ドレッシング製造実績の豊富な優良なOEMメーカーを選定することで、思い通りのドレッシングを製造できます。選定基準は後ほどご紹介します。
5.パッケージで差別化を図る
ドレッシングは、中身はもちろんのこと、パッケージも重要です。SNS映えするような見た目がオシャレなパッケージや、インパクトのあるキャッチコピーを施した商品は、消費者の手に取ってもらいやすくなるでしょう。
また、単に「このドレッシングは万能です」と謳うだけでなく、パッケージにQRコード(※)を載せてアレンジレシピ動画へ誘導するなど実用性をアピールして、消費者の使い方などの不安を解消し、購入ハードルを下げることが可能です。
用途に合わせたパッケージの形状やサイズ、ラベルデザインなどを工夫することがポイントです。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
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ドレッシングOEMを成功させるために、どのような基準でメーカー選定を行うのが良いのでしょうか。ポイントを解説します。
●品質や衛生面で信頼が置けるか
ドレッシング製造に限らず、食品製造工場は、品質面や衛生面で対策を徹底しているかが重要です。判断基準として、衛生管理の手法であるHACCP認証やFSSC 22000という食品安全システム認証などを取得しているかどうかが目安となります。
また、実際に工場を見学し、どのような取り組みを行っているかを自分の目で確認したり、ヒアリングしたりするのをおすすめします。複数メーカーで工場見学を実施し、比較して最も徹底しているところを選ぶと良いでしょう。
●最小ロット数と価格は適切か
ドレッシングの開発とOEM製造を初めて進める場合は、まずは少量からテストマーケティングを行いたい場合も多いと思われます。その場合は、OEMメーカーが設定している最小ロット数と価格を確認しておきましょう。通常はロット数が少ない場合、1個あたりの製造単価が割高になるため、その上がり幅を確認する必要があります。
●レシピを忠実に再現できるか
自社が企画開発したドレッシングを、忠実に再現してもらえるところを選びましょう。再現するには、設備や製造技術があるかが重要です。また、試作段階で、いかにフィードバックを受け入れ、改善のために反映してくれるかが重要です。契約前に必ず確認しましょう。
●意思疎通はスムーズか
製造設備や技術、価格なども大事ではありますが、窓口となる担当者と意思疎通が図りにくい場合は、理想のドレッシングを製造しにくいでしょう。事前にコミュニケーションを取りやすいかという点を確認しておくことをおすすめします。
ドレッシングは、市場ニーズの多様化により、近年はさらに用途やフレーバーなどが増えています。開発の際には、より差別化を図る必要があります。市場調査と優良なOEMメーカー選定を行い、進めていきましょう。
ドレッシングの差別化のためには、パッケージ作りも重要です。最近では耐水性や剥がしやすさといった機能面に加え、特殊な表面加工による高級感の演出や、環境に配慮した素材の採用なども可能です。これらの工夫により、ラベル一つで商品のブランド価値を大きく変えることができます。
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