HOME > コラム > PL保険とは?-OEM製造・販売企業必見-

関連のコラム

食品トレンド・業界動向 インバウンド需要が増す「ネオ和食」

ネオ和食の特徴やトレンドの背景などの基本情報、ネオ和食をOEM開発する…

選ばれるアイスのパッケージはここが違う!押さえたいポイント

一般的なアイスのパッケージの種類から消費者に選ばれるパッケージの特徴、…

おにぎりをOEMで作る5つのポイント!トレンドと共にご紹介

おにぎりのトレンドからおにぎりのOEM事例、おにぎりをOEMで作るポイ…

売れるスムージーをOEMで作るポイント

スムージーは、果物や野菜をふんだんに使ったフレッシュな味わいが特徴であ…

選ばれるそばのパッケージはここが違う!押さえたいポイントとは?

そばはヘルシーで世界的に注目されている食品です。パッケージについてもこ…

つくりたいもの・サービスを探す

OEMメーカーを探す

特集

関連のお役立ち資料

食中毒予防マニュアル

手洗い・洗浄作業など、食中毒予防の3原則に基づいたマニュアルです。

場所から探す!食品衛生における汚れと対策集

内装、器具、部材など場所ごとの食品衛生における汚れと対策をご紹介します。

衛生商品カタログ

食品工場の衛生管理に役立つ、衛生商品をご紹介します。

食品表示に関する基礎知識

食品表示における基本ルールや表示する際の注意点など、食品表示における基礎をわかりやすく解説します。

食品情報コラム集

食品情報に関するコラムを一括ダウンロードしていただけます。

関連のイベント

食品OEMマッチング事例 食品パッケージ制作支援サービス 食品開発展2024ブースOEM専用バビリオン出展企業様大募集!!

PL保険とは?-OEM製造・販売企業必見-

その他

Date: 2022.06.01

食品を開発製造、販売に携わる事業者は、製造責任に関わる「PL保険」という保険の存在をぜひ熟知しておくのをおすすめします。食品をOEM委託にて製造して販売する企業は、製造責任は関係がないと思われがちですが、実は加入しておくべき保険なのです。
そこで今回は、PL保険の概要や補償対象となるケース、OEM委託で製造して販売する事業者も加入しておいたほうが良い理由をご紹介します。

PL保険とは?

PL保険とは、主に事業者向けの保険の一つで、「生産物賠償責任保険」を指します。「PL」とは英語の「Product Liability」の頭文字をとったもので、直訳すると「製造物責任」となります。

この保険は、製造業者などが、製造または販売した製品などが原因で、他人にケガをさせたり、食中毒に陥らせたりした場合などに、製造業者が法律上の損害賠償責任を負担することになった際の損害を補償するものです。

●補償対象
保険金が支払われる補償対象は「損害賠償金」や「争訟費用(裁判・弁護士費用等)」などです。注意したいのは、製品自体の損害や、製品の回収・修理・交換等の費用については、支払いの対象外であるということです。

●製造物責任を負う対象
製造物責任を負う対象となるのは、製造物を製造、加工または輸入した者です。また製造物にその氏名等の表示をした者などの「表示製造業者」も製造物責任を負う対象となります。
一方で、販売業者は製造物責任を負う対象ではありません。ただし、販売業者であっても、輸入業者や表示製造業者当たる場合は、製造物責任を負う対象となります。

※2022年5月時点での参照元をもとにした情報となります。また詳細に関しては、必ず消費者庁の公式サイトを確認するか、問い合わせるなどして、正確な情報を入手してください。

参照元:消費者庁「製造物責任法の概要Q&A」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/other/pl_qa.html

食品OEM検討 ポイント・コラム集

食品OEM依頼の際に確認したいコラムを
一括ダウンロードしていただけます。

ダウンロードはこちら

食品製造メーカーに欠かせないPL保険

PL保険は、製造業や飲食業、請負業、工事業、卸売業に加入者が多いといわれています。特に、食品製造を行う事業者は欠かせない保険といえます。

PL保険に加入した場合に、具体的にどのようなケースで、PL保険の補償対象となるのかをみていきましょう。

●PL保険の補償対象となるケースの例
・製造した食品を食べた人が食中毒になった。
・提供した料理を食べた人が食中毒になった。
・製造した電子レンジが火災の原因となった。
・施工不良により取り付けた看板が落下して通行人にケガをさせた。

このように、事業者が自ら製造した食品や製品によって食中毒や火災、ケガなどの損害をもたらした場合に、補償の対象になるといわれています。ただし、ここではあくまで例であるため、ケースバイケースで補償の対象となるかどうかが変わってきます。

いずれにしても、これらのケースは、製造業であれば起き得るリスクは常にあります。

食品OEM製品販売企業もPL保険を検討したほうが良い理由とは

PL保険は、食品製造メーカーに欠かせないとお伝えしましたが、食品を開発し、製造自体はOEMメーカーに委託して行っている場合には、PL保険は関係がないと思う事業者もいるかもしれません。しかし、OEMの委託元事業者も、PL保険に加入したほうが良いといわれています。どうしてなのでしょうか?

その理由は、万が一、食品事故が起こった場合は、製造に関わっていなくとも、製品を販売する「表示製造業者」に該当することから、OEM製造メーカーと共に製造物責任が問われるためです。

しかも、事故が起きた場合、先に表に出るのはたいていの場合、販売会社の名前です。PL保険で損害賠償などをまかなうことができれば、その他にかかる製品の回収費用や新聞などへの告知費用などの負担を軽減することができると考えられます。

まずはOEM契約時に、委託先のOEM製造メーカーがPL保険に加入しているか確認することが重要です。もしOEM製造メーカー側の補償限度額が低い場合は、OEM委託元である自社も加入する必要があります。

食品OEM検討 ポイント・コラム集

食品OEM依頼の際に確認したいコラムを
一括ダウンロードしていただけます。

ダウンロードはこちら

まとめ

製造業に欠かせないPL保険についての概要をご紹介してきました。食品OEM開発・販売を行う事業者にとっても、重要な備えです。まずはOEM製造メーカーに対して、PL保険への加入をしているかどうかの確認を行いましょう。また補償限度額が十分ではない場合に備えて、自社での加入をしておくのをおすすめします。




お客様の思いをカタチにする
パッケージメーカー

丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。
OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。

コーポレートサイト

丸信のパッケージ製作サービス

オーダーメイド専門店紙箱化粧箱.net

「化粧箱を作りたい」
「こんな紙箱を探している」
ご要望をカタチにいたします!

オリジナルのラベル・シール作成ならラベル印刷シール印刷.com

「袋に貼るシールを作りたい。」
商品にぴったりの、
オリジナルラベルをご提案!

軟包材・フィルム包装の専門サイト包材フィルム.com

「食品を入れる袋を作りたい。」
効果的なパッケージ方法を
トータルサポート!

関連記事

食品トレンド・業界動向 インバウンド需要が増す「ネオ和食」

ネオ和食の特徴やトレンドの背景などの基本情報、ネオ和食をOEM開発する際のポイントをご紹介します。

選ばれるアイスのパッケージはここが違う!押さえたいポイント

一般的なアイスのパッケージの種類から消費者に選ばれるパッケージの特徴、アイス商品のパッケージ事例、アイスのパッケージをOEMで効率的に作るポイントまで解説します。

おにぎりをOEMで作る5つのポイント!トレンドと共にご紹介

おにぎりのトレンドからおにぎりのOEM事例、おにぎりをOEMで作るポイントをご紹介します。おにぎりのOEMをご検討中の方は、ぜひ参考にされてください。

売れるスムージーをOEMで作るポイント

スムージーは、果物や野菜をふんだんに使ったフレッシュな味わいが特徴であり、スポーツ愛好家やダイエッター、健康に気を遣う人々に広く愛されています。近年のスムージーのトレンドとニーズと共に、スムージーの開発アイデアから売れているスムージーの事例、売れるスムージーをOEMで作るポイントを解説します。

選ばれるそばのパッケージはここが違う!押さえたいポイントとは?

そばはヘルシーで世界的に注目されている食品です。パッケージについてもこだわって制作することで、より注目を集めることができるでしょう。そばのパッケージにはどのような特徴があるのか、またその種類をご紹介するとともに、注目のパッケージデザインをご紹介します。

そばをOEMで作る5つのポイントを解説!

そばは世界的に健康食として注目を集めており、生産量、消費量ともに増えている、今トレンドの食材でもあります。そばをOEMで開発製造するときのアイデアや成功のポイントをご紹介します。