ご当地のフルーツワインを作るには? OEMを検討する際に気を付けたいポイント
Date: 2021.07.06
Date: 2021.07.06
ご当地のフルーツワインをOEMで製造したいと考えているのなら、ぜひ知っておきたいことがあります。それは酒類販売業免許が必要であることや、優良なOEMメーカーの見分け方などです。
今回は、ご当地のフルーツワインを作るポイントや知っておきたいこと、そしてOEMを検討する際に気を付けたいポイントをご紹介します。
ご当地の名産品としてお酒を作り、地方の特産品にして観光土産にしたり、ECでお取り寄せ商品として販売したりすることは、とてもおすすめです。なぜなら次のような理由があるからです。
●自分用お土産ニーズがある
近年、旅行や出張に出かけたら、お土産を自分用にも買って帰る人が多くいます。お酒は自分用のほうがお土産として買いやすいところがあるため、ニーズが高いといえます。
●家飲みには特別感あるお酒が好まれる
最近は「家飲み」もブームですが、やはり特別感のあるお酒は日常を良きものにしてくれます。名産品のお酒は、より特別感の点から選ばれやすいでしょう。
●度数が低く、甘くて飲みやすいものが人気
市販のお酒よりも、名産品のお酒は万人に飲みやすいように度数が低く、甘いものが作りやすいところがあります。昨今の度数が低く、甘くて飲みやすいものが好まれるニーズを満たすことができるでしょう。
●いろんな農産物から作ることができる
特にワインはブドウのほか、イチゴやオレンジ、キウイなどさまざまなフルーツや野菜からも作ることができます。ご当地名産の農産物から作ることができれば、なお特別感が出せるでしょう。
もし、名産品としてお酒を開発して製造する場合には、酒類に関する免許が必要になります。販売計画によって必要なものが変わってきますので、確認しておきましょう。
●酒類のOEM販売に必要なのは「酒類販売業免許」
酒類を企画製造販売する場合には、免許が必要です。自社で製造せず、OEMに製造を委託する場合には「酒類製造業免許」は不要ですが、「酒類販売業免許」は必要になります。
●フルーツワインを酒屋に卸すには「洋酒卸売業免許」が必要
お土産品としてお酒をOEM製造し、お酒を販売するお店に卸す場合は「卸売業免許」が必要になります。卸売業免許はお酒の分類によって変わります。
フルーツワインなどの果実酒・甘味果実酒などは「洋酒卸売業免許」が該当します。もし日本酒などの清酒や焼酎を卸すには「全酒類卸売業免許」が必要となります。
●飲食店に販売する場合は「一般酒類小売業免許」
フルーツワインを地元の飲食店のメニューにしてもらいたいこともあるでしょう。その場合、飲食店にフルーツワインを売らなければなりません。その場合は「一般酒類小売業免許」が必要になります。
●通販で販売するなら「通信販売酒類小売業免許」が必要
お取り寄せ商品として通販で販売したいこともあるでしょう。その場合には「通信販売酒類小売業免許」が必要になります。
お土産フルーツワインをOEM製造する場合には、優良なOEMメーカーを選ぶことが肝心です。ここでは見分け方をご紹介します。
●酒類製造免許があるか
先述の通り、お酒の製造には酒類製造免許が必要であるため、OEMメーカーにもその免許が必要になります。念のため酒類製造免許を持っているかは確認しておきましょう。
●醸造できる農産物の種類
フルーツワインは、多様なフルーツで醸造して作られます。もしいろんな種類のフルーツワインを作りたいのであれば、醸造できる農産物に制限はあるのか尋ねてみましょう。
●小ロット対応が可能か
はじめは少ない本数から始め、売れたら大量生産をしたいというケースもあるでしょう。小ロットからの対応が可能かはOEM選びの必要要件といえます。
●製造環境・品質管理体制
工場の製造環境は安心安全の基準で行われているか、また品質チェックなど、品質管理体制はどこまで徹底されているかも、優良なOEMメーカーを見極める重要なポイントです。
お土産のフルーツワインを企画開発してOEM製造したい場合のポイントをご紹介してきました。現在のニーズを満たすフルーツワイン、ぜひポイントを押さえて優れた逸品を生み出しましょう。
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