近年、拡大を続けるドリップコーヒー市場。巣ごもり需要で増えた「家飲みコーヒー」の潮流もあり、市販品も広く販売されています。ドリップコーヒーバッグを新規開発・製造する際には、良質のドリップコーヒーバッグを検討し、優れたOEMへの理解を考えたいものです。そこで今回は、ドリップコーヒーバッグ製品のOEM開発を成功させるためのヒントをご紹介します。 目次 ドリップコーヒーバッグの需要とトレンド 良質のドリップコーヒーバッグとは? ドリップコーヒーバッグOEMの選定ポイント まとめ ドリップコーヒーバッグの需要とトレンド ドリップコーヒーとは、「落ちる」「滴る」という意味のドリップ(drip)から、コーヒー粉にお湯を注いで抽出して淹れるコーヒーを指します。 ドリップコーヒーを淹れるには、ドリッパー、サーバー、ペーパーフィルター、ドリップポットなどの道具が必要であり、自宅ではなかなかむずかしい上に手間がかかります。 そうした需要を踏まえ、市場には従来からドリップコーヒーバッグという手軽に家庭でも淹れられる商品が存在します。 近年、ドリップコーヒーバッグは、市場は拡大を続けているといわれます。コロナ禍の巣ごもり需要によって「家飲みコーヒー」が定着し、より手軽な方法でドリップコーヒーを楽しみたい人々に選択されています。 従来は、インスタントコーヒーと比べてより本格的なコーヒーを楽しめることから、ギフトやノベルティによく利用されていました。しかし最近では家庭用に開発された商品も少なくありません。 市販の商品も大手焙煎業者が手がけるものが多く、まるでお店で本格ドリップコーヒーを飲んでいるかのような体験を提供するのがトレンドになっています。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら 良質のドリップコーヒーバッグとは? ドリップコーヒーバッグのトレンドをさらに掘り下げていきましょう。現代のコーヒーファンが買いたくなるような良質のドリップコーヒーバッグ製品とはどのようなものでしょうか。例えば、次のようなものが考えられます。 ●スペシャルティコーヒー豆を使用 大量消費時代の格安コーヒーと相対する、品質を重視したスペシャリティコーヒーは、近年のトレンドの一つです。高品質で生産者・農園を守る適正に栽培されるコーヒー豆によるドリップコーヒーバッグは、風味や品質が高く、飲む際に特別感や優雅さをもたらしてくれます。 ●フェアトレードなどSDGsに配慮したコーヒー豆 近年、SDGs(持続可能な開発目標)の目標達成に貢献できる商品づくりが進んでいます。ただ安く仕入れてコストを抑えればいいという考え方ではなく、適正に取引されたフェアトレードのコーヒー豆を利用するなどSDGsへの貢献を考慮することも必要です。 ●無農薬・無化学肥料 スペシャリティコーヒーにも通じることですが、コーヒー豆は無農薬・無化学肥料で栽培されたものにも注目が集まっています。安心して身体に良いものを取り入れたい消費者のマインドをとらえることができるでしょう。 ●香り・味わいが長続き ドリップコーヒーバッグを窒素ガス充填で個包装すると、香りや味わいが長続きします。 窒素ガス充填とは、コーヒー豆や粉を袋に入れた後、窒素ガス充填真空機にて、袋の内部を真空状態にして酸素を追い出し、窒素ガスを充填して密閉パックする方法です。劣化の原因となる酸化を防ぎ、新鮮さを保持することができます。 ドリップコーヒーバッグOEMの選定ポイント ドリップコーヒーバッグのOEMメーカーの選定時には、次のポイントを押さえるのをおすすめします。 ●自動充填かどうか ドリップコーヒーバッグは、機械を用いてドリップバッグにコーヒー粉を詰める自動充填のほうがスピーディーに仕上がります。手詰めよりも、より多くのドリップバッグを短時間で製造することが可能です。 ●コーヒー鑑定士などの専門家が在籍しているか スペシャリティコーヒーを商品コンセプトとする場合に、コーヒー鑑定士などの専門家によるコーヒー豆選定や味わいの調整などを受けたいものです。OEMメーカーによっては専門家が在籍していることもあります。 ●パッケージデザインにも知見があるか ドリップコーヒーバッグは、商品の見た目も重要です。パッケージの形状やビジュアルデザインなどの制作に対して、知見をもたらしてくれるOEMメーカーであれば、より良い商品づくりにつながります。 >パッケージ制作でお困りなら:食品パッケージ制作支援サービス 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら まとめ 「家飲みコーヒー」の潮流がある今、ドリップコーヒーバッグを開発することは良いタイミングといえます。トレンドの一つである、高品質のドリップコーヒーバッグを目指すと同時に、優れたOEMメーカーを選ぶのをおすすめします。 お客様の思いをカタチにするパッケージメーカー 丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。 コーポレートサイト 丸信のパッケージ製作サービス 「化粧箱を作りたい」「こんな紙箱を探している」ご要望をカタチにいたします! 「袋に貼るシールを作りたい。」商品にぴったりの、オリジナルラベルをご提案! 「食品を入れる袋を作りたい。」効果的なパッケージ方法をトータルサポート! 無料食品開発に関するお役立ち資料を無料進呈 食品開発に役立つ各種資料を無料でご提供しています。 是非この機会にご覧ください。 食中毒予防マニュアル 場所から探す!食品衛生における汚れと対策集 衛生商品カタログ 食品表示に関する基礎知識 食品情報コラム集 食品OEMご検討時に気を付けたい ポイント・コラム集 健康食品の開発の流れ -商品企画~開発まで 【掲載ご希望企業様用】 食品開発OEM.jpとは? お役立ち資料一覧はこちら 関連情報 「あまおう由来の乳酸菌でW(ダブル)の作用」 米糠・大豆エキス納豆菌発酵物加工食品『セラビオーエフ(CELABIO®-F)』 スマートパック充填(液体・ゼリー)
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