手軽さが大好評!冷凍弁当をOEM開発するには?
Date: 2022.09.01
Date: 2022.09.01
新型コロナウイルス感染症の感染拡大による中食需要から、現在、冷凍弁当の市場が伸びているといわれています。冷凍弁当をOEM開発することを考えている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、人気の出る冷凍弁当のOEM開発のポイントをご紹介します。
冷凍弁当は、従来から保存食として、また手軽に食べられる日頃の弁当としての需要がありましたが、ここ数年にさらに需要が高まっています。
その背景には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって中食需要が高まり、大手スーパーマーケット等が販売を強化したことが挙げられます。家での調理を毎日続けるのは努力を要することから、温めるだけの簡便性を求める人が増えたことで、より冷凍弁当が好評を博しています。
また、近年の健康志向ブームから、自分ではなかなか作ることのできない栄養バランスのとれた冷凍弁当の人気も高まっています。
●冷凍弁当の販売シーン
冷凍弁当と一口に言っても、さまざまなシーンで販売がされています。
例えば、大手スーパーマーケットが冷凍惣菜として販売したり、インターネット上で、メーカーが健康ニーズを満たす冷凍弁当の通信販売をしたり、ホテルやレストランなどが実店舗での人気メニューを商品化して店頭やECサイトで販売したり、地域活性化のためのご当地商品として、名産物を入れた冷凍弁当を販売したりといったシーンがあります。
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冷凍弁当のOEM開発を検討する際には、ターゲットユーザーを明確にする必要があります。前述の冷凍弁当市場拡大の背景を理解した上で、冷凍弁当を必要とするターゲットを見極め、ターゲットに刺さる商品設計を考えましょう。
●多忙なサラリーマン
現代人の多忙な生活スタイルには冷凍弁当やレトルト食品が求められています。多忙なサラリーマンをターゲットにする場合、「値段の安さ」や、「量の多さ」などをアピールする必要があるでしょう。
●主婦
主婦だって時には、料理をさぼりたくなる時もあるでしょう。そんな主婦にも、手軽にバランスの取れた冷凍弁当が求められています。主婦をターゲットにする場合、「子供でも食べやすい」「値段・栄養・量のバランス」という観点が重要になるでしょう。
●アスリート/健康志向ユーザー
アスリートや健康意識の高いユーザーには、栄養バランスの良い冷凍弁当が求められています。このようなユーザーは、値段以上に、摂取できる栄養素や栄養バランスを気にしています。ターゲットに応じて「高たんぱく」や「低脂質」など商品の強みを明確に打ち出す必要があるでしょう。
冷凍弁当をOEM開発するにあたっては、先述の通り、大手スーパーマーケットなどが競合として存在します。そのため、冷凍弁当のOEM開発に際しては、ポイントを押さえて、より注目を集めるものを制作する必要があります。ぜひ次のポイントを取り入れるのをおすすめします。
●お店の味・地域特産品を味わいたいニーズを考慮
従来は、冷凍弁当といえば簡便さがメインに評価されていましたが、それに加えて、「家の食卓でお店の味を楽しみたい」「地域の特産品をお取り寄せして味わいたい」などの需要にも応えることがおすすめです。フレンチシェフ監修やご当地名物を入れるなどの工夫が必要になるでしょう。
●健康志向のニーズも広くカバーする
先述の通り、近年は健康志向の高まりから、栄養バランスのとれた冷凍弁当が選択されるようになりました。栄養のほか、ダイエットや身体づくりに重点を置く消費者に向け、カロリーや糖質に配慮することも必要です。また、動物性食品を極力とらないヴィーガン志向のニーズに応えたり、無農薬・無添加などより身体にいいものを取り入れたいニーズに応えたりする方向性も考えられます。
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冷凍弁当のOEMを検討する場合、OEMメーカーも十分に吟味したいものです。そこで冷凍弁当のOEMメーカー選びの注意点をご紹介します。
●シェフや管理栄養士などが監修
自宅でお店の味を楽しむことや、健康志向のニーズを満たすために、シェフや管理栄養士などが監修するサービスを実施しているOEMメーカーを選ぶと良いでしょう。
●小ロット・低コストの対応
はじめはテスト生産のために、小ロットから始めたいニーズもあると思われます。そこで、小ロットでも低コストで製造してくれるOEMメーカーを選ぶのもポイントです。
●食品工場の安心安全な衛生管理
食品OEM全体に言えることですが、衛生管理が徹底している安心安全な工場や設備、工場作業員を有することは必須といえます。
●瞬間冷凍技術を有する
冷凍弁当は、その冷凍技術によって品質や保存期間が変わってきます。食品の特性に合わせた特殊冷凍技術を持ち、瞬間冷凍などを実施しているOEMメーカーであれば、高品質の冷凍弁当を作ることができそうです。
冷凍弁当は、需要が高まっている注目の食品といえます。開発を検討する場合には、需要を正しくとらえ、OEMメーカー選びのポイントを踏まえながら、効率的に行っていきましょう。
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