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代替食品とは?人気拡大の背景や商品例をご紹介

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Date: 2023.07.10

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近年、よく耳にするようになった「代替○○」という言葉。代替肉や代替魚、代替ミルクなどの代替食品が現在、市場を牽引しています。
これから代替食品を開発したいとお考えの方は、代替食品の概要から人気拡大の背景、商品例をご紹介しますので、ぜひご覧ください。

代替食品とは?

代替食品とは、味や見た目、食感などを他の食材に似せ、別の原材料などを使って作った加工食品のことです。

例えば、肉や魚などの動物性の食品を、大豆などの植物性の材料に置き換え、味や見た目、食感などを肉や魚にできるだけ近づけるように開発したものです。

以前から知られているカニカマやマーガリンも代替食品です。カニカマはカニの身に似せたかまぼこ商品であり、マーガリンは牛乳を用いたバターの代用品として動物性・植物性の油脂を用いて作られるものです。カニやバターは高価であることが多いことから、安価な材料で、それらに似せて作ったものです。カニカマやマーガリンは安価なことが多く、価格が安定しているメリットがあります。

現在は、高価なものを安価にというニーズよりも、さまざまな理由により食品を摂取できないというニーズや、希少な食材などの食糧危機を背景としたニーズから、代替食品が作られるようになってきました。

●代替食品の主な種類
近年、注目を集めている代替食品の主な種類をご紹介します。

・代替肉
代替肉は、大豆や培養肉などの植物性食材から作られます。近年は味や見た目、食感が本物の肉に限りなく近づいてきました。大豆を原料とした大豆ミートは中心的存在です。バーガー用パテや焼肉用の肉、チキンナゲットなどさまざまな用途の商品が作られています。

・代替魚
魚に食感や味などを似せた、大豆や野菜などの植物性食材を用いて作られます。ツナ缶やマグロ、ウナギ、イクラなどの代替魚があります。

・代替卵
代替卵は、主に大豆を原料として作られた卵で、卵アレルギーがある人や乳製品を摂取しない人でも食べられるのが特徴です。最近は卵供給不足から、代替卵の期待が急激に高まっています。

・代替ミルクやチーズなどの乳製品
アーモンドミルクやライスミルク、オーツミルクなどの植物性飲料は、代替ミルクとして取り扱われています。またチーズを模した加工食品も生まれています。牛乳アレルギーの人や乳製品を摂取しない人に注目されています。

・小麦の代替食品
小麦や小麦製品は、小麦アレルギーやセリアック病、グルテン過敏症などに悩む人が世界的に増えており、代替食品が注目されています。主に米粉や大豆粉が利用されています。

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代替食品の人気拡大の背景

代替食品が近年、人気を拡大させている背景をご紹介します。

●世界的に完全菜食主義者(ビーガン)が増えている
菜食主義者(ベジタリアン)は昔から知られていますが、近年は、完全菜食主義者(ビーガン)も増えています。ビーガンの人は肉や魚はもちろん、卵や乳製品といった動物由来の食品を一切摂取せず、野菜や穀物、豆類などの植物由来の食品のみを摂取します。代替食品は好適な食品であることから、世界的に評価されています。

●国内で大手メーカーが参入
日本でも大手食品メーカーやファストフード店が大豆を使った代替肉、ハンバーガーなどを次々と開発していることから、一般に認知され始めています。
例えばあるハンバーガーのファストフード店は大豆由来の植物性たんぱく質を主原料にしたパティを使ったハンバーガーを販売しています。
 
●環境問題への関心の高まり
環境面の関心の高まりも背景にあります。例えば代替肉については、温室効果ガスや森林伐採面積、水使用量の削減が期待できると論じる人がいます。持続可能な肉の供給を考えたときに、代替肉に期待が込められています。

代替食品の商品例3選

代替食品の商品例を3つご紹介します。

1.日本人好みの代替肉
ある日本のフードテックベンチャーは、代替肉の開発・販売を行う中で、焼肉用のカルビ・ハラミ、牛丼、メンチカツといった日本ならではの代替肉を得意とします。
いずれも、大豆やえんどう豆といった植物性タンパクを原料とし、肉のような味・食感を再現しています。日本人にとって食欲をそそる代替肉商品は、国内で代替肉の需要が高まるきっかけとなっています。

2.スクランブルエッグのような代替卵
ある大手食品メーカーは、豆乳加工品をベースとし、大部分を植物由来の原材料で作ったスクランブルエッグ風の代替卵を開発しました。

まるで有名レストランのシェフが手作りしたような半熟感のある食感と見た目、さらに卵に似た鮮やかな色調を再現しています。

使用例として、朝食のおかずのほか、サラダやサンドイッチ、ハンバーガーなど、本物のスクランブルエッグと遜色劣らない見た目と食感を楽しめます。

3.餅米の米粉を用いた代替チーズ
ある米卸売業の企業は、餅米の米粉を使ったチーズを開発しました。乳製品は一切使用していません。餅の特徴を利用し、チーズのように伸び縮みするように開発。さらに酒粕を使い、チーズと似た発酵の風味を出しました。

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まとめ

代替食品は、今後も注目が高まっていくと思われます。これからOEM開発で新たに市場に参入することをお考えの場合には、ぜひ優れたOEMメーカーを見つけてください。




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