ドレッシングOEMで差別化を図るポイント5選
Date: 2023.09.01
Date: 2023.09.01
ドレッシング市場に新たなドレッシング商品を投入して販売したいとお考えの方にとって、OEMはスピーディーにドレッシング商品を製造する一つの方法です。今回は、ドレッシングOEM製造にて差別化を図るポイントをご紹介します。また成功のためのドレッシングOEMメーカーの選び方も併せてご紹介します。
ドレッシングとは、食用植物油脂や酢、かんきつ類の果汁などを主原料とし、食塩、砂糖類、香辛料などを加えた液状調味料のことで、生野菜サラダや温野菜などにかけて使うのが一般的です。
「ドレッシング」は、食品表示法に基づく「食品表示基準」で定義されており、次の3つに分類できます。
1.半固体状ドレッシング
2.乳化液状ドレッシング
3.分離液状ドレッシング
またこれらに加えて「ドレッシングタイプ調味料(ノンオイルドレッシング)」や、加工油脂などを使用した「サラダ用調味料」を含めて「ドレッシング類」と呼ばれています。
●ドレッシング市場動向
ドレッシング市場は近年、どのような動向があるのでしょうか。
概観としては、健康志向による野菜を積極的に摂取しようとする意識の高まりや、コロナ禍を受けた内食需要増しによる家庭内の調理機会の増加などにより、2020年にはドレッシング市場が好調に推移しました。
またノンオイルドレッシングについてはコロナ禍前は低迷傾向でしたが、コロナ禍の内食需要の高まりやコロナ太り対策として油の摂取を控える傾向が生まれ、近年の健康志向の潮流からも需要が増したようです。
一般的な食用油だけでなく、オリーブオイル、アマニ油、ごま油などの特別なオイルを使ったドレッシングの人気も高まっています。
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ドレッシングOEMで差別化を図るポイントを解説します。
1.大手メーカーにはない差別化を図れるこだわった商品を展開
ドレッシング市場は現在、大手メーカーの商品が占めているため、あえて大手メーカーにはない差別化を図るためのこだわりを付加するというのも一つの方法です。自社にしか利用できない原材料を利用したり、地方の名産品を利用したりする方法が考えられます。
2.用途を限定しない
例えば某大手メーカーでは、サラダだけでなく、麺料理や肉・魚料理、炒め物や「つけだれ」など幅広い用途にドレッシングを活用するテクニックのレシピ動画をインターネット上で公開しています。用途を限定しないこと、そして活用方法を啓蒙することで、より幅広いシーンに活用してもらう可能性が高まります。
3.地元野菜や果実を使用して地域活性化につなげる
地元野菜や果実などをドレッシングの原材料に活用することで、地域活性化につなげることもできます。地域の特産品の認知度を上げたり、生産者を支援したりすることで、地域貢献につながるでしょう。
4.トレンドのサラダに合わせるドレッシングを開発する
かつて某大手メーカーは海外発の「シーザーサラダ」を普及させるべく、シーザーサラダに合うドレッシングを開発して売り出しました。結果、日本の食卓にシーザーサラダが定着したといわれています。このように海外発のサラダやトレンドのサラダを定着させるためにドレッシング開発を検討することも一案です。
5.パッケージで差別化を図る
ドレッシングはパッケージも重要です。SNS映えするような見た目がオシャレなパッケージは、手に取ってもらいやすくなるでしょう。もちろん中身で勝負したいですが、付加価値を付けるためにパッケージを凝ることは有効といえます。
ドレッシングOEMを成功させるために、どのような基準でメーカー選定を行うのが良いのでしょうか。ポイントを解説します。
●最小ロット数と価格はどのくらいか
スモールスタートで始めたい場合も多いと思われます。その場合は、最小ロット数と価格が無理のない範囲がどうかを十分確認しましょう。ロット数が少ないと高額になるケースもあるため、確認が必要です。
●開発から携わるメーカーかどうか
OEMメーカーと一口に言っても、開発から共に制作していくOEMメーカーもあれば、製造のみを承るOEMメーカーもあります。開発から意見やアイデア、知恵を借りたい場合には、開発から行っている経験と実績のあるメーカーを選びましょう。
●コミュニケーションがスムーズか
製造設備や技術、価格も大事ではありますが、何よりも関わる担当者が、コミュニケーションの点でうまく行きやすい相手かどうかという点も重要です。意思疎通がうまくいかなければ、自社の要望を聞き入れてくれにくいため、理想のドレッシング製造はむずかしいでしょう。
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ドレッシング市場は近年、上向きの状況であるため、参画の余地は十分あると考えられます。売れるドレッシングづくりのために、優良なOEMメーカーを選んで実施しましょう。
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