OEM企画の4ステップをご紹介!市場分析から商品設計まで
Date: 2023.12.05
Date: 2023.12.05
OEMで初めての商品開発を行うに当たっては、まず商品の企画を検討する段階があります。具体的にどのように行うのかわからず、迷っている方もいるかもしれません。今回は、OEM企画とはどのようなことなのか、また進める上での4ステップをご紹介します。

まずはOEM企画の概要と、その重要性を確認しておきましょう。
●OEM企画とは
OEM企画とは、OEMで商品を開発する前段階の企画立案の工程です。
OEMとは、「Original Equipment Manufacturing」の略称で、直訳すると「オリジナル製品の製造」となりますが、意味合いとしては、他社ブランドの商品を作ることを指します。つまり、製造メーカーが自社ブランドの商品ではなく、他社ブランドの商品を作ることを指します。OEMを行う製造メーカーのことをOEMメーカーと呼びます。
OEM企画とは、OEMメーカーを利用して商品を製造する企業が、新商品を企画、開発して製造、販売する際に、その商品イメージを具体化することです。
企画と似た言葉に「開発」がありますが、開発とは企画した商品を実際に製品化することを指しています。企画は考えを具体的なイメージにするプロセスですが、開発は商品を実際に製造するプロセスです。この点に違いがあります。企画と開発は密接につながっているため、「企画開発」と呼ばれることもあります。
●OEMで製造するものを企画するのがOEM企画
一般的な商品企画と比べ、OEMで製造するものを企画するのがOEM企画です。OEMは製造をOEMメーカーに一任できるため、企画に専念できる一方で企画力が問われます。またOEMメーカーに企画開発を手伝ってもらうこともできます。
OEM企画を進める際の一般的な手順を見ていきましょう。
1.市場調査
商品開発において最も重要なのは、自社が商品を作るのではなく、市場ニーズに即した商品を作ることです。これがヒット商品を生み出す根本的な考え方といわれています。ある程度、商品ジャンルが決まっている場合には、関連市場の規模や消費者ニーズの調査、競合他社の状況などを一通りリサーチします。
2.市場分析
新規参入の余地のある市場を見つけたら、市場分析を行います。市場の全体的な構造理解のため、また自社がどのような戦略を取れば競争に勝てるのかを分析します。分析によく利用されるのが「3C分析」や「4P分析」というフレームワークです。
3C分析の3Cとは、「Customer(市場・顧客)、Competitor(競合他社)、Company(自社)」のことを指します。それぞれのCを分析することで自社を取り巻く環境を理解でき、成功要因の発見につなげることができます。
4P分析(マーケティングミックス)の4Pとは「Product(製品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販売促進)」を指し、自社の目線でこれらの項目ごとの課題を洗い出して事業戦略を立案していきます。
3.ターゲット・コンセプトの決定
市場分析の結果をもとに商品のターゲットとコンセプトを決めていきます。ターゲットを選定するということは、商品を通じて「誰に価値を提供するのか」を決めることであり、コンセプトを決めるということは「どのような価値を提供するのか」を決めることです。
4.商品設計
1から3までのステップでそろえた材料を元に、いよいよ具体的な商品を設計していきます。まずは試作品をつくります。このとき、商品だけでなく、パッケージデザインなど、実際に商品を販売する際に必要なものをすべて設計して作ります。

OEM企画を成功させるには、どのようなポイントで行うと良いのでしょうか。主なポイントをご紹介します。
●作りたいものを作るのではなく、市場のニーズに合ったものを企画する
市場にニーズがなければ商品は売れません。ポイントになるのは、自社がつくりたいものは一旦置いておき、市場ニーズに即した商品を企画することです。自社の強みやこだわりを発揮するためにも、まずはニーズを優先させましょう。
●ターゲットに魅力を伝える設計にする
ターゲットに商品の魅力や情報が伝わらなければ、そもそもニーズやターゲットを調査する意味がありません。いかに提供したい価値が伝わるかを重視して企画を具体化していきましょう。
●OEMメーカーからアドバイスを得る
新規参入市場においては、はじめは右も左もわからないことが多いものです。商品開発を行いたい分野に精通したOEMメーカーを選び、アドバイスを得ることで、企画はより質の高いものに磨き上げられるでしょう。
またOEMメーカーへの伝え方も重要です。ただ漠然と「こんなものを作りたい」と伝えるのではなく、販売価格や粗利を具体的に伝えることで、ベストな仕様や設計のアドバイスを受けることができると考えられます。
●独自性のあるコンセプト設計を心がける
いまはどの市場も競争が激しくなっていることから、競合他社に勝つためには独自性が求められます。他社とは一線を画した独自のコンセプトを取り入れましょう。
●パッケージも含めた企画設計を行う
キャッチコピーなどのプロモーション戦略策定は、企画とは異なる工程で行うものですが、パッケージのイメージも商品企画に含めることが大切です。パッケージは商品の顔であるため、パッケージありきの企画を検討しましょう。
OEM企画の概要からステップ、成功させるポイントまでご紹介しました。OEM企画は売れる商品を作るために重要な工程です。ぜひ注力し、こだわって進めることで成功に近づけるでしょう。これからOEM企画を行う際には、ぜひヒントにされてみてください。
また、フードビジネス専門メディア『ショクビズ!』では、商品開発のポイントや最新市場トレンド、成功事例を掲載しています。
無料で読めるOEM関連記事をチェックして、理想のパートナー選びにお役立てください。
※外部サイトへリンクします。


丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。
OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。

パッケージ制作でこんなお悩みはありませんか。
丸信では、食品のパッケージ制作をデザイン企画から
容器選定、商品撮影、ラベル印刷など幅広くご支援しております。
パッケージ制作に関するお悩みは丸信にご相談ください。
フリーズドライ製法の概要から仕組み、メリット、フリーズドライ製法の採用事例までご紹介します。
EU(欧州)への食品輸出の現状から、EU(欧州)へ輸出する食品企画の際に押さえておくべき基礎知識、EU(欧州)へ輸出する食品企画のポイントを解説します。
キムチ商品のパッケージの種類と特徴から成功事例、食品パッケージの選び方、手に取ってもらえるキムチパッケージの設計ポイントまで解説します。
食品OEMメーカー選びのよくある失敗と失敗しない選び方、問い合わせる前の準備項目5つとコミュニケーションのポイントをご紹介します。
食品OEMの小ロットとは何か、小ロット製造のメリット、小ロットから食品開発するコツ、小ロット対応の食品OEMメーカーの選び方をご紹介します。
ロングライフ製法を用いて食品開発を進めたい方に向け、ロングライフ製法の概要から仕組み、食品開発の際に採用するメリットと注意点、ロングライフ製法を用いた食品開発の事例をご紹介します。