売れるラーメンはパッケージが重要!理由から具体的なポイントまで解説!
Date: 2024.01.19
Date: 2024.01.19
ラーメン商品をOEMで開発・製造して市場に投入したいとお考えの方は、ラーメンそのものの開発と共に、パッケージについても趣向を凝らして制作しようと検討しているのではないでしょうか。実際、売れているラーメン商品は、パッケージにこだわっているものです。
今回は、売れるラーメンのパッケージの特徴や具体的な工夫のポイントをご紹介します。
近年、多く流通しているラーメン商品は、インスタントラーメンなどの袋麺やカップ麺が主流となっています。袋麺は袋の前面に、カップ麺はカップ側面や天面に、商品名、キャッチコピー、メインビジュアルを全面的に施すのが特徴です。
日本のスーパーマーケットやコンビニエンスストアのラーメン売り場ではさまざまなラーメン商品が並びますが、どれもインパクトがあるパッケージが目を引きます。
●売れるラーメン作りにはパッケージが重要
群雄割拠のラーメン商品の中で、消費者に手に取ってもらうためには、パッケージが重要になります。
そもそも、商品パッケージは消費者が買うかどうかを決めるためのとても重要な要素です。
ラーメンのパッケージには、商品を保護する機能を持たせた上で、非機能的な要素、例えば、中身を想起させるイメージやシズル感、そのラーメンのこだわりやコンセプト、ラーメンならではのモチーフなども施す必要があります。
パッケージは、ブランディングにも寄与します。消費者に「あのブランドのカップ麺が食べたい」と想起されるようなブランド化されたラーメンブランドは数多くあります。ブランド化のためにもパッケージは非常に重要といえます。
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実際にラーメンパッケージを工夫した事例をご紹介します。
●地方のラーメン店の味を再現したカップ麺
地方のラーメン店の味を再現したカップ麺がリニューアルをした際に、パッケージが大きく変わりました。こだわったのは、ラーメン店の味を再現していることをイメージさせるべく、暖簾(のれん)の写真を背景に施した点にあります。さらに、シズル感と商品の特徴を伝えるために、レンゲですくった大粒の背脂写真も掲載しました。
●箱入りお土産用ラーメン
あるお土産用のラーメンとして開発された商品は、箱入りの仕様で制作されました。箱の天面には大きく商品名とラーメンのイメージ写真が施されており、サブキャチコピーは金に輝く箔押し加工を施したことで、高級感とインパクトを出すことに成功しています。
お土産用ラーメンは、ラーメンが美味しさだけでなく、付加価値を付ける必要がありますが、箱と箔押し加工を選択していることで、付加価値を際立たせています。
●カップ麺シリーズのリブランディング
あるカップ麺シリーズは、リブランディングの際にパッケージも一新しました。
地方ごとのラーメンの特色を活かしたパッケージデザインになっており、筆文字で地方を表す文字を表現し、紋は地方の地形をかたどることでブランドコンセプトを表現しました。またカップ麺に老舗のものづくり感を表現するために、暖簾風のアイコンデザインにしました。
各地方のラーメンに色を変えて統一されたデザインを施すことでブランディングをねらっています。
前述の事例から得られる、売れるラーメンパッケージデザインのポイントをご紹介します。
●シズル感のある写真で味を表現
ラーメンパッケージには、シズル感のある写真を掲載することは必須といえるほど、重要であるようです。中身をイメージさせると共に、本格的なラーメンの味わいが想起され、購買意欲を引き立てます。
●暖簾のイメージで老舗ラーメン屋をイメージ
古き良きラーメン店のイメージは、ラーメン商品を美味しくさせ、また、食べる満足感を高めてくれるものです。暖簾のイメージはそのラーメン店を直接的にイメージさせる重要かつ効果的なシンボルといえます。
●箱入りによる差別化
お土産向けなどは箱入りにすることで、身近に手に入る袋麺やカップ麺商品との差別化を図ることもできます。高級感や特別感を添えたい場合にも有効です。
●コンセプトを反映させる
独自に開発したラーメンには、麺やスープなど、こだわりやコンセプトが詰まっていることでしょう。パッケージデザインにはしっかりとコンセプトを反映させることが重要です。これにより、ブランディングにもつながります。
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ラーメンのパッケージ開発のポイントをご紹介しました。ぜひこの機会に、オリジナルのラーメンのパッケージを工夫してみてはいかがでしょうか。
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