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【知っておきたい】ケーキをOEM開発・生産する際の3つのポイント

ケーキ

Date: 2024.11.20

ケーキのOEM開発及び販売を成功させるには、ケーキや洋菓子の市場トレンドをおさえた商品企画をすることと、出したい特徴を的確に表現する技術を持った製造パートナーの存在が欠かせません。
本コラムでは、ケーキ・洋菓子の市場トレンドと動向のご紹介からケーキをOEM開発・生産する際の3つのポイント、ケーキOEM委託先を選ぶ際に押さえておきたいポイントまで解説します。

ケーキ・洋菓子の市場トレンドと動向

はじめに、ケーキ・洋菓子の市場トレンドと動向を解説していきます。

●ケーキ・洋菓子の市場トレンドと動向
株式会社グローバルインフォメーションの調査によると、世界のケーキ市場規模は2024年に979億6,000万米ドル(約14兆6,055億円)と推定され、2029年には1,193億5,000万米ドル(約17兆7,974億)に達すると予測されています。
市場が成長している要因として、主に特別なイベントや会社の業績をケーキカットで記念する傾向が強まっていることや、特別なイベントや記念日に合わせて、オリジナルデザインのケーキを注文するケースが増えていることが挙げられます。さらに、1口サイズのケーキも人気となっており、各社が1口サイズのケーキやカップケーキを発売している傾向があります。
また、デジタル化の進展により、オンラインでの販売チャネルが拡大しています。特に、SNSを活用したプロモーションや、ECサイトでの販売は、消費者との新しい接点を生み出しています。これにより、地域を超えた広範囲な顧客層へのアプローチが可能となり、ケーキOEMメーカーにとっても新たなビジネスチャンスが広がっています。
OEMメーカーにとっては、これらの動向をしっかりと捉え、柔軟かつ迅速に対応することが市場での競争力を高める鍵となるでしょう。

>参考:ケーキ:市場シェア分析、産業動向・統計、成長予測(2024~2029年)

ケーキをOEM開発・生産する際の3つのポイント

ケーキOEMの市場は、消費者の多様なニーズに応えるために進化を続けています。成功するためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。

●グルテンフリー・アレルギー対応など健康志向を取り込む
現代の消費者は、健康志向の高まりから、グルテンフリーやアレルギー対応の商品を求める傾向があります。特に、食品アレルギーを持つ人々や、健康を意識している消費者にとって、これらの選択肢は非常に魅力的です。ケーキOEMを行う際には、これらのニーズを取り入れることも検討しましょう。
例えば、小麦粉の代わりに米粉やアーモンド粉を使用することで、グルテンフリーのケーキを開発することが可能です。また、乳製品不使用のケーキも人気が高まっています。これらの要素を取り入れることで、より広い顧客層にアピールしましょう。

●販路に合わせた商品開発をする
ケーキOEMを成功させるためには、販売される販路に応じた商品開発が不可欠です。小売店やECサイトでの販売を考える際、それぞれの販路が抱える課題を理解することが重要です。小売店では、陳列スペースや消費期限の問題があり、これに対応するためには、保存性の高い商品や、パッケージデザインの工夫が求められます。一方、ECサイトでの販売では、配送中の品質保持が課題となります。そのため、パッケージの強度や、温度管理がしやすい商品の開発が求められます。これらの課題に対応することで、販路に適した商品を提供し、売上を最大化することができます。

●ターゲットを明確にする
ターゲットを明確にすることは、ケーキOEMの成功にとって欠かせない要素です。具体的な例として、ローソンのロールケーキの成功事例があります。開発当時、コンビニスイーツでは、大きなシュークリームなど男性向けの商品が多い中、ローソンは、ターゲットを女性に絞りました。
そして、そのころ女性に流行っていたリッチな一本ロールケーキをヒントに一人用のロールケーキ開発を行った結果、消費者の心をつかみ、大きな成功を収めました。
このように、ターゲットを明確にすることで、商品コンセプトやマーケティング戦略をより具体的に策定することができ、消費者に強く訴求する商品を作り上げることが可能になります。

>参考:開発秘話|プレミアムロールケーキ|洋菓子のコスモフーズ株式会社

ケーキOEM委託先を選ぶ際に押さえておきたいポイント

最後に、ケーキOEM委託先を選ぶ際に押さえておきたいポイントを解説していきます。

●洋菓子製造の設備が充実しているか
洋菓子製造において、設備の充実度は製品の品質に直結します。ケーキの製造には、焼成、焙煎、充填などのプロセスが必要であり、それぞれに適した設備が整っていることが不可欠です。例えば、焼成設備が不十分だと、製品の品質がばらつく可能性があります。自社がつくりたい商品に必要な設備が整っているか、事前にしっかり確認することが大切です。

●小ロットから生産可能か
新商品のテスト販売や市場調査を行う際には、小ロット生産が可能なOEM先を選ぶことが重要です。小ロット生産に対応している工場であれば、在庫リスクを最小限に抑えつつ、消費者の反応を見ながら柔軟に製品展開を進めることができます。しかし、小ロット生産は通常よりもコストが高くなることが一般的です。したがって、製造コストや価格設定についても事前にしっかりと確認し、予算に合った選択を行うことが求められます。

●衛生管理と品質管理がしっかりしている
食品製造において、衛生管理と品質管理は最も重要な要素の一つです。特に洋菓子は消費者の健康に直接影響を与えるため、製造過程での衛生基準を厳守することが求められます。HACCPやISOなどの国際基準を取得している工場は、一定の品質を保証していると言えます。また、工場作業員の衛生チェックや、製造ラインの定期的な清掃・点検を徹底しているかを確認することも重要です。こうした管理がしっかりしている工場を選ぶことで、製品の安全性を確保し、消費者に安心して提供できます。

まとめ

本コラムでは、ケーキをOEM開発・生産するために抑えておきたいポイントについて解説してきました。
ケーキ市場は世界的に拡大しており、今後も成長していくことが予想されます。
ケーキOEMを成功させるためにまずは、消費者のニーズに応じた製品コンセプトの設計、次に、品質とコストのバランスを考慮した生産体制、そして、信頼できるOEM委託先の選定が大切です。適切なパートナーを見つけることで、競争の激しい市場で差別化された製品を提供し、ビジネスの成長を実現することができるでしょう。

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