古き良きものを新しく 江戸時代、熊本の山あいにある水上村で、初代次兵衛が焼酎造りを始めました。 相良藩の地で蒸した米に想いを込めたあの日から14代にわたり、その想いが受け継がれてきました。 焼酎とは、ただの酒ではありません。 人から人へ、時代から時代へ、古き良きものを伝える物語です。 焼酎は、土からはじまる 私たちの焼酎は、まず土に触れるところから始まります。 親戚の尾方農園さんと一緒に育てた「たちはるか米」、焼酎蒸留後のニカスを田んぼに返す循環型の農業。 手間も時間もかかります。 でもそれが、私たちの当たり前です。 樽と時間が、香りを育てる 熊本県産の木材で造られた蔵の中に、オーク、ミズナラ、桜、シェリー、バーボン、ワイン…。 それぞれの樽が放つ香りが、焼酎にゆっくりと移ろいゆきます。 私たちは香りに耳を傾けながら、焼酎とともに季節を重ねていきます。 飲む人の時間に、そっと寄り添うその香りを。