コーヒーOEM特集
8件のつくりたいもの・サービスまたはメーカーが見つかりました。
コーヒー商品をOEMで開発製造し、販売したいときには、ぜひ差別化できる商品を開発したいものです。今回は、役立つ開発のポイントや依頼から納品までの流れ、優良なOEMメーカーの特徴をご紹介します。
コーヒー商品の市場動向
世界のコーヒー市場の規模は成長を続けており、2030年にかけてさらに伸長するといわれています。近年は嗜好品の枠を超えた健康メリットが研究で実証されるようになり、消費を後押ししています。
日本のコーヒーの消費量で見ると、コンビニでテイクアウトできるコーヒーの販売が拡大したこともあり、成長の一途を辿っていましたが、コロナ禍で外食のカフェや喫茶店などの飲用機会が減り、家庭用コーヒー市場が旺盛になりつつも、消費量全体としては減少が見られました。
人流が徐々に戻ってきたことに伴って外食でのコーヒー需要も回復してきたことから、今後はさらに拡大していく見込みがあります。
家庭用コーヒー市場においては、コロナ禍で活性化したこともあり、インスタントコーヒーから品質によりこだわった高級コーヒーまで、幅広い種類のコーヒーがそろっています。今後もさらにニーズにそった多種多様なコーヒー商品が注目されていくでしょう。
コーヒー商品はどう分類される? 差別化で重要なポイント
コーヒー商品の開発においては、市場における製品の差別化のために検討したいのが、種類や分類です。次のような分類を押さえておきましょう。
●コーヒー豆の産地・品種による分類
コーヒー豆の飲用向けの品種は、品質が高く味のバランスが良いことで最も多く流通している「アラビカ種」と苦みに特徴を持つ「カネフォラ(ロブスタ)種」、フィリピンなどの一部の地域で流通する「リベリカ種」があります。
産地ごとに特徴の異なるコーヒーの種類があり、アラビカコーヒーについては、カリブ諸国ジャマイカ・ブルーマウンテン地区の「ブルーマウンテン」、東アフリカタンザニアの「キリマンジャロ」、米国ハワイ州ハワイ島コナ地区の「コナ」などをはじめとして多数の種類があります。
●コーヒーの焙煎方法、挽き方による分類
コーヒー生豆を煎る工程である焙煎(ロースト)の度合いは8段階に分かれます。浅煎りの「ライトロースト」「シナモンロースト」、中煎りの「ミディアムロースト」「ハイロースト」、深煎りの「シティロースト」「フルシティロースト」「フレンチロースト」「イタリアンロースト」です。
また、挽き方による分類もでき、挽き目が細かい順に「極細挽き」「細挽き」「中細挽き」「中挽き」「粗挽き」の5つが存在します。
●コーヒーのいれ方による分類
コーヒーはいれる方法も複数あります。ドリッパーと紙製フィルターで濾す「ペーパードリップ」、布製フィルターで濾す「ネルドリップ」、水で抽出する「コールドブリュー(水出し)」、ガラス製の器具でいれる「サイフォン」、紅茶のようにポットを利用する「フレンチプレス」、専用マシンで圧力をかける「エスプレッソ」、粗挽きコーヒー粉を直火にかける「パーコレーター」などがあります。
コーヒーOEMご依頼~納品までの流れ
コーヒー商品の製造をOEMに依頼した場合、一般的に、次の流れで行われます。
●お打ち合わせ・ヒアリング
OEMメーカーと打ち合わせし、自社の希望や構想を伝えます。
●企画・開発
企画・開発を進めていきます。OEMメーカーの意見を取り入れながら検討するケースもあります。
●試作・試飲
企画内容に基づいて試作品を作って試飲し、理想の商品を追求します。
●パッケージ制作
生産の前にパッケージのデザインや素材を検討し、制作します。
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●本生産・納品
OEMメーカーが工場で生産し、納品を受けます。
優良なコーヒーOEMメーカーの特徴
コーヒーのOEMメーカーを選定する際には、ぜひ次のような優良なメーカーを選びましょう。
●小ロット生産に対応している
テストマーケティングのためにも、リスクを抑えて少数の製造から始めたいケースは多いことでしょう。小ロット生産に対応しており、なおかつ、低コストで生産を受けてくれるOEMメーカーがおすすめです。
●開発力がある
開発製造の際にはOEMメーカーに要望を伝え、話し合いながら商品化を進めていきます。OEMメーカーはできるだけコーヒー生産の実績が豊富で、柔軟に要望に応えられる開発力を持っているところを選ぶと良いでしょう。
●最適な製造設備がある
コーヒー商品は、豆、粉、ドリップバッグ、インスタント、リキッド、ベース液などさまざまなタイプがあります。それぞれに最適な製造設備を備えるOEMメーカーが理想といえるでしょう。近年は、手作業で詰めるのではなく自動充填機械が用いられることも多くあります。手作業に向いている商品、機械による効率化がポイントになる商品など、商品の特性によって選び分けるのが良いでしょう。
まとめ
現在、コーヒーは市場が拡大しており、今後もさらにコーヒー商品は注目を集めるでしょう。
OEM開発の際には、ぜひ今回ご紹介したポイントをヒントにされてください。
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