ドーナツ製品を開発販売する際に欠かせないのがパッケージです。焼きたてのドーナツを持ち帰る箱やあらかじめ個包装されたドーナツの袋入りパッケージなどさまざまなパッケージが存在します。 今回は、ドーナツのパッケージの特徴と利用シーン別のパッケージ、選ばれるパッケージとはどのようなものか、制作のポイントをご紹介します。 目次 ドーナツのパッケージの特徴と種類 ドーナツの利用シーン別パッケージ 選ばれるドーナツのパッケージの特徴とは? 選ばれるドーナツのパッケージ制作のポイント まとめ ドーナツのパッケージの特徴と種類 まずはドーナツのパッケージの特徴と一般的な種類を見ていきましょう。 ●ドーナツ箱・ドーナツ用ボックスが主流 一般的に、ドーナツのパッケージはドーナツ箱やドーナツ用のボックスが主流です。紙の容器にドーナツを並べて入れ、そのままフタを閉じます。次のような種類があります。 ・持ち手付きタイプ 持ち手がついておりそのまま持ち歩けるタイプです。お店で焼き上げ、テイクアウトするときなどに利用されています。そのまま持ち手を持って移動することもできます。 ・ボックスタイプ 持ち手がついていない生ショートケーキなどを入れるのにも使われる紙ボックスです。持ち手つきタイプも同様に、ドーナツを立てた状態で横に並べて入れるタイプが一般的です。 ・サイドオープンタイプ ボックスタイプのうち、サイドが開くタイプです。取り出しやすく、中身が見えやすいのが特徴です。箱が崩れやすいため、個包装のドーナツや、他の焼き菓子などをセットにして入れる場合に適しています。 ・浅型タイプ 浅い平型のボックスにドーナツを寝かした状態で複数並べて入れるタイプもあります。ドーナツにクリームなどのトッピングがされている場合に、立てて入れると崩れてしまう場合に向いています。 ●ドーナツ箱の一般的なサイズ ドーナツ箱は、サイズによって入る個数がおおまかに決まっています。横の辺の長さが100mm(10cm)のものは3個程度、160mm(16cm)は4個程度、200mm(20cm)は5個程度、240mm(24cm)は6個程度、280mm(28cm)は7個程度入ります。 ドーナツの利用シーン別パッケージ ドーナツの利用シーン別パッケージを紹介します。 ●テイクアウト テイクアウトのパッケージは、持ち歩きが可能な持ち手付きタイプの箱のほか、ドーナツの個包装をする際にはポリエチレン製の透明平袋も候補に挙がります。紙素材の場合はドーナツを入れるのにふさわしい耐油・耐水素材であることが求められます。 ●食べ歩き用テイクアウト 紙製のパン袋を食べ歩き用のテイクアウト用途で利用することもできます。これも耐油・耐水性能が求められます。 ●小売店販売用 小売店でギフト・手土産用などに販売する場合は、透明平袋に入れて個包装し、必要に応じて箱に詰める方法があります。 ●通信販売 ECなどのドーナツの通信販売の場合は、蓋つきボックスに個包装用の透明平袋に入れたものを発送する方法が多くなっています。 選ばれるドーナツのパッケージの特徴とは? 一般的なドーナツパッケージを押さえた上で、開発の際には、ぜひお客様に選ばれるパッケージを制作したいものです。そこで人気のドーナツ製品のパッケージの特徴をピックアップしてみました。 ●ドーナツの利用シーンに応じた最適な箱・袋が使われている テイクアウトでもギフト用や歩きながら食べるなどさまざまなニーズがあります。人気のドーナツ店では、利用シーンに応じた箱や袋の最適な選定が行われています。 ●耐油・耐水などの性能を持たせている 売れているドーナツというのは、デザインの演出だけでなく、しっかりと機能性も備えているのが特徴です。品質維持の意味でも、耐油・耐水性能の高いパッケージ素材が使用されています。 ●ドーナツ箱のパッケージデザインが個性的 ドーナツは食事パンというよりも、ケーキのような嗜好品の部類に入るのが一般的であるため、パッケージも見て楽しくなるような工夫がされています。個性的な柄やデザインの紙箱により、スイーツタイムを華やかにしてくれます。オリジナリティのあるデザインの場合は、記憶に残りやすいといえます。 また、手作りの焼き立てドーナツの雰囲気を立たせるために、白い紙ではなくあえてクラフト紙の素朴な雰囲気で演出するのも一案です。 ●ブランドアイデンティティが貫かれている ブランド展開している場合は、店内内装とカラーリングをそろえるなど、ブランドアイデンティティが貫かれていることがあります。パッケージを一目見ただけで「これはあのドーナツ店のドーナツだ」と分かるような仕掛けはブランディングにつながります。 選ばれるドーナツのパッケージ制作のポイント OEM開発に当たって、実際にパッケージを制作するときには、次のポイントを押さえて制作しましょう。 ●ターゲットと利用シーンに合わせたパッケージ選定 商品開発に当たっては、そのドーナツのターゲットが定められていると思われますが、パッケージはそのターゲットと利用シーンに合わせて選定し、デザインを施すことが重要です。有名店と似たようなパッケージにすれば売れると短絡的に考えず、あくまで商品コンセプトに基づいて作りましょう。 ●オリジナリティのあるパッケージデザイン ドーナツは市場に多く出回っているため、似たようなパッケージでは差別化を図ることが困難です。味や香り、製法などはもちろん、パッケージにもオリジナリティを出すことで、これまでにないドーナツ製品として見てもらうことができ、購買意欲を高めるでしょう。 ●ブランドアイデンティティの統一 ブランドを通じて統一されたパッケージにすることも重要です。一目見ただけで「あのブランドのドーナツだ」と認識してもらえるようになれば、ブランディングに成功しているといえます。例えば、日本で多店舗を展開する有名ドーナツ店の紙箱は、デザインが変わってもロゴやドーナツ柄などはブランドアイデンティティが統一されているように見受けられます。 ●ドーナツのトレンドを押さえたパッケージング 近年、ドーナツ市場において「生ドーナツ」という新ジャンルが登場しており、話題になっています。生ドーナツとは、まるで生のように感じられる食感のドーナツや、生クリームを練り込んだ生地のドーナツ、生クリームが詰まっているドーナツの総称です。生ドーナツの商品開発は有望といえますが、いずれも通常のドーナツと比べてやわらかいことから、包装やパッケージには通常よりも気を遣う必要があるでしょう。 例えば、クリームがたっぷり詰まったやわらかいドーナツを販売するブランドは、持ちやすいように一つ一つを紙袋に入れた後、箱詰めの際に立てて並べて入れ、ラッピングしています。ドーナツが押しつぶされず、中のクリームも飛び出しにくいように工夫されています。 まとめ ドーナツのパッケージは、一般的におおよそ典型的なものが決まっていますが、ターゲットや利用シーンに応じて最適なものを選定し、オリジナリティやブランディングを意識することで、選ばれる製品になるでしょう。 もしパッケージ制作でお困りなら、丸信にご相談ください。 食品パッケージ制作サービスでは、業界に精通した営業とディレクターによるヒアリングと企画力で、最新技術を駆使しながら貴社に合った素敵なパッケージをご提案します。ドーナツのパッケージはもちろんのこと、他の食品パッケージや環境配慮のパッケージなど幅広く実績がございます。場合によっては企画開発からご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。 ※外部サイトへリンクします >お菓子用包材 | 丸信 | 包材・フィルム.com 理想のお菓子用包材・パッケージをご提案 お菓子用包材作成サービス 世界に認められた高い印刷技術と、内容物にあう最適な素材・デザインの提案で、貴社のお菓子に最適なパッケージをワンストップでお届けします。 ※外部サイトへリンクします お客様の思いをカタチにするパッケージメーカー 丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。 コーポレートサイト 丸信のパッケージ製作サービス 「化粧箱を作りたい」「こんな紙箱を探している」ご要望をカタチにいたします! 「袋に貼るシールを作りたい。」商品にぴったりの、オリジナルラベルをご提案! 「食品を入れる袋を作りたい。」効果的なパッケージ方法をトータルサポート! 売れるOEM食品はパッケージから!食品開発OEM.jpOEMパッケージ作成支援サービス パッケージ制作でこんなお悩みはありませんか。 食品のこだわりポイントをオリジナルパッケージでアピールしたい 店頭で手に取ってもらいやすいパッケージにしたい 容器・包材・外箱など何を選べば良いか分からない 環境に配慮した資材を使用したい 丸信では、食品のパッケージ制作をデザイン企画から容器選定、商品撮影、ラベル印刷など幅広くご支援しております。パッケージ制作に関するお悩みは丸信にご相談ください。 詳細はこちら 関連情報 クッキー マフィン とろける口どけの「Primo Tiramisu~始まりのティラミス」
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