【食品トレンド・業界動向】価格安定×簡便性で注目される「カット野菜」
Date: 2025.09.12
Date: 2025.09.12
近年、注目を集めている「カット野菜」は、消費者ニーズを満たし、価格変動が少なく効率的に調理が可能な人気のトレンド食品の一つです。
今回は、カット野菜の市場動向から、カット野菜の特長とニーズ、OEM開発のポイント、パッケージの開発のポイントまで、カット野菜のOEM開発に役立つ情報をお届けします。

まずはカット野菜の定義や種類、市場動向を見ていきましょう。
●カット野菜の定義と種類
カット野菜とは、カットされた状態でパッケージングした食品の総称です。単一種類、複数種類がミックスされたもの、サラダ用、炒め物用など、多様な種類があります。またカット野菜を冷凍された状態で販売するケースや、短時間で加熱加工することでうまみをとじこめ、調理しやすい状態にしている加工済カット野菜もあります。
●カット野菜の市場動向
近年のカット野菜の需要は伸び続けており、市場も拡大しています。
・外食産業:ファストフードやファミリーレストランなどの調理用
外食産業では健康ニーズの高まりから野菜をたっぷり使ったメニューの開発が進んでおり、カット野菜の需要も増しています。
・中食:カップ入りサラダなど
主にコンビニエンスストアを中心としたカップ入りサラダなどのカット野菜商品の需要も高まっています。
・内食:調理用の袋入りカット野菜など
スーパーマーケットなどに流通している袋入りのカット野菜は、内食における調理時間の短縮や少量化などのニーズに対応する商品が増えています。
●カット野菜で売れている種類
カット野菜市場で多くの割合を占めるのが、カット野菜ミックスとカットねぎです。カット野菜ミックスは複数種類の野菜を摂取できる点から栄養豊富で調理に使いやすい点が魅力です。カットねぎのうち、薬味としてみそ汁やうどんなど日常食に手軽に使える刻みねぎは人気の一つです。
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カット野菜のOEM開発を行う際には、ぜひカット野菜の特長とニーズを確認しておきましょう。
●カット野菜の特長
・カットや下ごしらえの手間の削減
・調理の利便性
・野菜のグラムの把握が可能
・食品ロス削減
カット野菜は野菜を洗って包丁で皮をむいたり、カットしたり、下ゆでしたりする下ごしらえの手間を削減し、袋を開けたらすぐに調理に使えたり、生野菜サラダの場合はそのまま食べられたりするのが特長です。
またカット野菜はパッケージングされる際に野菜のグラム数が表示されるため、使用量を把握しやすいメリットがあります。
カット野菜は可食部のみパッケージングされていることが多いため、家庭での食品ロスを削減します。
●カット野菜のニーズ
・栄養バランス
・安全性
・料理別の販売形態
・原料野菜の産地の透明性
カット野菜は、手軽に野菜が摂れるだけでなく、複数の野菜をミックスすることができるため、栄養バランスを考える消費者ニーズを満たします。また信頼性の高いメーカーとパッケージングによる食品安全のニーズも満たします。
近年はサラダ用、炒め物用、カレー用など料理別の販売形態も多く展開されており、料理ニーズに応えます。
また産地の見える安心安全なカット野菜が求められる昨今、使用している野菜の産地を明示することができることもニーズを満たしやすいといえます。
カット野菜のOEM開発のポイントをご紹介します。
●ニーズに合った開発
先述の通り、カット野菜にはさまざまなニーズがあります。そのため、ターゲットや用途に応じてニーズを満たす商品を作ることで、消費者に支持される商品を開発できるでしょう。
●栄養損失の不安を解消
カット野菜は製造工程で栄養が損失することがあります。野菜の多くは水溶性ビタミンと呼ばれる水に溶けやすいビタミンが豊富に含まれており、水にさらすだけで栄養素の一部が流出してしまいます。そのため、加工されているカット野菜は、未加工の野菜と比べて栄養が損なわれているイメージがあります。
それらの消費者イメージをカバーするようなアピールが必要になるでしょう。
●安全性への不安を解消
カット野菜は加工済みのため、安全性の観点から消費者が不安に感じることがあります。OEM開発の際には、HACCP(衛生管理の手法)のもとで管理されているなど、信頼のおける工場を選びましょう。
●信頼のおける産地・加工会社の選定
産地においても可視化できるように、自ら調達するか、加工会社に委託する場合は産地の明示を依頼するなどして信頼性を重視することもポイントです。
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カット野菜のパッケージの種類と、制作のポイントをご紹介します。
●カット野菜のパッケージの種類
カット野菜のパッケージは、次の種類があります。
・ガス置換包装(MAP)
ガス置換包装とは、包装の内部の空気を、窒素や二酸化炭素、酸素といった不活性ガスに置き換え、酸素濃度を調整することで内部の食品の鮮度を保つことができるよう工夫されたパッケージです。内部の空気量を減らさずに酸素の量を減らすことができ、従来よりも長い期間の保存が可能です。
この包装はカット野菜やチーズなどに利用されています。賞味期限の延長も可能であり、期待が高まっている技術です。
・プラスチック容器
透明のプラスチック容器にカット野菜を入れてふたをします。プラスチックにはPP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)などの素材が使われます。ふたをするため異物混入や乾燥防止につながります。
またプラスチック容器は耐衝撃性も備えるため、陳列中に容器が割れるなどの事態も予防できます。
●カット野菜パッケージ制作ポイント
カット野菜のパッケージを制作するポイントとして、次の点を押さえておきましょう。
・店頭で手にとってもらえるデザインとラベル
カット野菜は種類も多く、消費者はニーズに合った商品を選んで購入しています。加えて、決め手になるのがパッケージです。思わず手に取りたくなるような表面のパッケージデザインを心がけましょう。
透明の袋や容器で中身が見えるのはもちろんのこと、どんな野菜なのか、安心できるのかなどがわかるようにすると良いでしょう。
またラベルはわかりやすく、インパクトのあるデザインにすることもポイントです。
・鮮度保持などの機能性素材の利用
カット野菜は鮮度が命であるため、ガス置換包装のように鮮度が長く保てるなど、機能性の高い素材を利用することも検討しましょう。
カット野菜は近年の食品トレンドの一つとして人気を博しており、カットや下ごしらえの手間の削減や調理の利便性、野菜の量や産地の可視化、食品ロス削減など多様なメリットや消費者ニーズを満たす食品です。
カット野菜のOEM開発をお考えの場合は、ぜひパッケージデザインも合わせてご検討ください。しかし、パッケージ素材の選定やデザイン、ラベルなどの検討が自社だけではむずかしいと課題を感じることもあるのではないでしょうか。
丸信では、長年の食品業の方々のご支援をさせていただいた実績により、カット野菜のラベルやパッケージデザイン、選定のご提案も可能です。
お困りの際には、ぜひお気軽にご相談ください。


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