デジタル化やオンライン化が急速に進む現在、食品をECサイトで通信販売するケースが増えています。リアル店舗での対面式の販売手法を避ける必要がある中、これから着手したいと考えている方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、食品のECサイトにおける通信販売を始める流れや、始める際に気を付けるポイントをご紹介します。 目次 食品の通信販売を始める流れ 食品のEC・通信販売を始める際に気を付けるポイント まとめ 食品の通信販売を始める流れ 食品をECサイトで売るなど、通信販売を始める際には、おおむね次のような流れで行います。 1.下調べ 資格の取得や営業許可、届け出の必要性の確認、市場リサーチなど 2.商品企画・販売戦略の立案 3.商品開発・各種許可取得 4.商品製造・OEM依頼 5.ECサイトの構築or出店 6.EC販売スタート このように、まず認可や届け出申請などの必要性の下調べや市場リサーチを行っておくのをおすすめします。認可や届け出内容の詳細については次の項目でご説明します。 また商品の企画や販売戦略についても、あらかじめ入念に行っておくと実行がスムーズにいきます。OEMに製造を依頼する場合は、ある程度、準備段階で依頼先をしぼりこんでおくと良いでしょう。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら 食品のEC・通信販売を始める際に気を付けるポイント 食品のEC・通信販売を始める際には、ぜひ次のことには気を付けておきましょう。 1.すでに飲食店・食品販売を営業している場合も許認可が必要なケースがある 食品をECや通販で売るというとき、「うちは飲食店の営業許可が取れているからすぐにできるはず」と思っていても、製造業や販売業の許認可が必要なケースがあります。 飲食店の営業許可は、あくまで飲食の店内提供に対する許可であるため、ECや通販で食品を製造して販売する場合、何を作るかに応じて製造業や販売業の許認可が必要になります。例えば、惣菜系を売るなら「そうざい製造業」、漬け物やキムチは「つけ物製造業」、ラーメンなどの麺類や肉、調味料を含む場合は「めん類製造業」「食肉製品製造業」「調味料等製造業」などです。販売するだけであっても「魚介類販売業」や「乳類販売業」などが必要になることもあります。 このほか、ECで売る商品について、新たに製造する施設を増設するといった場合も許可が必要になることもありますし、作った食品を保管しておく場所にも、作る食品の種類に応じた営業許可が必要になることがあります。 いずれの場合も、管轄の保健所に相談して、どの認可が必要になるのか確認しておきましょう。 2.新たに食品製造・販売を行う際には資格取得と営業許可が必要 まったくの新規で食品製造・販売を行う際には「食品衛生責任者」という資格の取得と「食品衛生法に基づく営業許可」が必要になります。 3.食品表示法で定められた表示を行う 販売する商品には、ルールに沿った食品表示をする必要があります。具体的には、名称、原料原産地名。アレルギー、添加物、内容量、賞味期限または消費期限、保存方法、製造者などを表示します。食品表示法に沿って対応しましょう。 4.特定商取引法に基づく表示の作成 ECや通販で販売する場合、「特定商取引法に基づく表示」をする義務があります。具体的には販売業者や運営統括責任者名、所在地、商品代金以外の必要料金の説明などを表示します。 まとめ 新たに食品を製造し、ECや通信で販売する場合には、あらかじめ許認可が必要なことがあります。必ず早めに保健所に問い合わせましょう。まずは大まかな流れをイメージして、抜け漏れのないように進めていくことが大切です。 関連ページはこちら 通信販売向け製品からOEMメーカーを探す レトルト食品製造会社からOEMメーカーを探す レトルト食品からOEMメーカーを探す レトルト食品特集 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら お客様の思いをカタチにするパッケージメーカー 丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。 コーポレートサイト 丸信のパッケージ製作サービス 「化粧箱を作りたい」「こんな紙箱を探している」ご要望をカタチにいたします! 「袋に貼るシールを作りたい。」商品にぴったりの、オリジナルラベルをご提案! 「食品を入れる袋を作りたい。」効果的なパッケージ方法をトータルサポート! 無料食品開発に関するお役立ち資料を無料進呈 食品開発に役立つ各種資料を無料でご提供しています。 是非この機会にご覧ください。 食中毒予防マニュアル 場所から探す!食品衛生における汚れと対策集 衛生商品カタログ 食品表示に関する基礎知識 食品情報コラム集 食品OEMご検討時に気を付けたい ポイント・コラム集 健康食品の開発の流れ -商品企画~開発まで 【掲載ご希望企業様用】 食品開発OEM.jpとは? お役立ち資料一覧はこちら 関連情報 熊本県八代市の特産品である晩白柚(ばんぺいゆ)を丸ごと使ったペースト 晩白柚(ばんぺいゆ)は世界最大のみかんです!! 粒状こんにゃくシリーズ 手動機を使用したカプセルやタブレットの充填受託を承っております。
関連記事 食品トレンド・業界動向 インバウンド需要が増す「ネオ和食」 ネオ和食の特徴やトレンドの背景などの基本情報、ネオ和食をOEM開発する際のポイントをご紹介します。 選ばれるアイスのパッケージはここが違う!押さえたいポイント 一般的なアイスのパッケージの種類から消費者に選ばれるパッケージの特徴、アイス商品のパッケージ事例、アイスのパッケージをOEMで効率的に作るポイントまで解説します。 おにぎりをOEMで作る5つのポイント!トレンドと共にご紹介 おにぎりのトレンドからおにぎりのOEM事例、おにぎりをOEMで作るポイントをご紹介します。おにぎりのOEMをご検討中の方は、ぜひ参考にされてください。 売れるスムージーをOEMで作るポイント スムージーは、果物や野菜をふんだんに使ったフレッシュな味わいが特徴であり、スポーツ愛好家やダイエッター、健康に気を遣う人々に広く愛されています。近年のスムージーのトレンドとニーズと共に、スムージーの開発アイデアから売れているスムージーの事例、売れるスムージーをOEMで作るポイントを解説します。 選ばれるそばのパッケージはここが違う!押さえたいポイントとは? そばはヘルシーで世界的に注目されている食品です。パッケージについてもこだわって制作することで、より注目を集めることができるでしょう。そばのパッケージにはどのような特徴があるのか、またその種類をご紹介するとともに、注目のパッケージデザインをご紹介します。 そばをOEMで作る5つのポイントを解説! そばは世界的に健康食として注目を集めており、生産量、消費量ともに増えている、今トレンドの食材でもあります。そばをOEMで開発製造するときのアイデアや成功のポイントをご紹介します。