近年、アスリートやボディービルダーなどの間で親しまれていたプロテインが、一般層に広がってきています。筋肉トレーニングのお供やダイエットニーズを満たすために活発に利用されるようになりました。今は、プロテインの商品開発に着手する良いタイミングといえそうです。そこで今回は、プロテイン商品をOEM開発するときのポイントをご紹介します。 目次 プロテインの市場状況 プロテイン原料の種類 プロテインOEM商品開発のポイント3つ プロテインOEMパッケージ制作のポイント3つ プロテインOEMへの依頼のポイント3つ まとめ プロテインの市場状況 まず、近年のプロテイン市場の状況とトレンドを見ていきましょう。 プロテインとは、ご存知の通り「タンパク質」のことですが、一般的には「プロテインパウダー」のことを指します。 プロテインパウダーの市場規模としては、年々拡大傾向にあります。 その裏には、近年、タンパク質摂取の重要性が理解されたことや、糖質制限ダイエットのブームが巻き起こったという背景があります。 また、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、コロナ太りや運動不足解消のための、自宅でのトレーニングの需要が増したことも背景にございます。 昔から、プロテイン食品はアスリートやトレーニングを行う人々を中心に利用されてきましたが、最近では、女性がダイエットや美容を意識して摂取する習慣が出てきています。 そういった女性人気の拡大を受け、プロテイン製品自体も大きく変化しており、飲料だけでなくスープやクッキーなど製品展開が豊富になってきております。 女性に人気急上昇のプロテイン 飲料だけでなくスープにまで 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら プロテイン原料の種類 プロテインの種類は、以下の通り原料によっていくつかございます。 ホエイプロテイン ホエイプロテインは、牛乳が原料のプロテインで、筋肉にとって重要といわれる必須アミノ酸やBCAAといった成分を含んでいます。筋トレ後の筋肉修復や回復にも貢献するといわれており、一般的に筋肉をつけたい人々に愛用されています。 カゼインプロテイン ホエイプロテインと同じく、牛乳を原料とするプロテインです。腹持ちが良いメリットがあるため、ダイエット中の人々にも活用されています。 ソイプロテイン ソイプロテインは、大豆を原料とするプロテインです。大豆に含まれる大豆イソフラボンは、美肌や脂質代謝の促進などの作用があるといわれているため、ダイエットや女性の美容目的の製品開発時配合すると良いでしょう。 ピープロテイン ピープロテインは、えんどう豆のタンパク質を原料とする植物性のプロテインです。乳・大豆・卵などのアレルゲンが含まれないため、他のプロテインがアレルギーで摂取できない人でも活用できます。 プロテインOEM商品開発のポイント3つ 需要の高まるプロテイン商品は、開発のチャンスといえます。開発の際には、次のようなポイントで行うと良いでしょう。 ●一般層向けを意識して開発 利用者層がアスリートのみならず、一般層が増えてきている点を理解して開発することがポイントです。日常的に摂取できるものであれば尚更良いでしょう。 ●派生系にも着目 プロテインの原材料から分類すると、ホエイプロテイン、カゼインプロテイン、ソイプロテインの3つが王道ですが、ライスプロテイン、ミルクプロテインなど派生系も増加していますので、王道に限らず検討すると良いでしょう。 ●形状も検討する 従来の粉末ドリンクのみならず、バータイプやヨーグルトなど食品にも移行している状況もあります。その点も押さえ、形状にも配慮して商品開発を行いましょう。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら プロテインOEMパッケージ制作のポイント3つ 売れる商品を実現するために、プロテインのパッケージ制作設計時には、次のようなポイントを意識して行うと良いでしょう。 ●女性ターゲットを惹きつけるパッケージに 特に女性の注目も高まってきているプロテイン商品の状況を踏まえ、女性が思わず手に取りたくなり、飲んでいて楽しくなったり、自慢したくなったりするような、SNSで映えるなどの見映えも備えるパッケージは一つの大きなポイントといえます。 ●飲用シーンを考慮したデザイン プロテインは日常的に飲用されることが多いことから、ライフスタイルに沿うような、気軽に飲める飲用シーンを考慮したデザインも重要なポイントといえます。 ●味のイメージを付きやすくする プロテインは味展開が多くあるしことから、「このプロテインはこんな味がしそう」と容易にイメージできるようなパッケージデザインにしておくことで、購入促進につながると考えられます。 プロテインパッケージを作る際に押さえておきたいポイント プロテインOEMへの依頼のポイント3つ プロテイン商品をOEMに製造委託する場合のポイントをご紹介します。 ●小ロット対応が可能かどうか 小ロットで対応できるかどうかは、OEMメーカー選びの際、信頼性の面で目安になります。最初はテスト的に少数生産から始めるためにも、小ロットに対応しているところを選びましょう。 ●高品質な原材料を手配可能か プロテインは基本的に健康のために飲む飲料であるため、原材料は身体にいいものでなければなりません。消費者の信頼を勝ち取るためにも、高品質な原材料を手配できるOEMメーカーをぜひ選びましょう。 ●味の相談が可能かどうかも確認 プロテインの味はココア味やフルーツ味など、バラエティに富んでいます。中でも、どのような味が人気か、また美味しい味の開発を一緒に行ってくれるOEMメーカーなら尚良いでしょう。 ●プロテインシェイカーのOEMも検討 プロテインパウダーは水やお湯で溶かして飲むのが一般的であるため、その溶かしてそのまま飲める容器であるプロテインシェイカーを共に販売するのも一つの方法です。プロテインと共に製作を請け負っているOEMメーカーもありますので活用してみましょう。 まとめ プロテイン市場が急速に盛り上がっているのは事実です。その流れに乗り、ぜひ良いプロテイン商品を開発しましょう。人気の出るプロテイン商品を開発するためにOEMメーカーをよく吟味して検討されるのをおすすめします。 お客様の思いをカタチにするパッケージメーカー 丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。 コーポレートサイト 丸信のパッケージ製作サービス 「化粧箱を作りたい」「こんな紙箱を探している」ご要望をカタチにいたします! 「袋に貼るシールを作りたい。」商品にぴったりの、オリジナルラベルをご提案! 「食品を入れる袋を作りたい。」効果的なパッケージ方法をトータルサポート! 無料食品開発に関するお役立ち資料を無料進呈 食品開発に役立つ各種資料を無料でご提供しています。 是非この機会にご覧ください。 食中毒予防マニュアル 場所から探す!食品衛生における汚れと対策集 衛生商品カタログ 食品表示に関する基礎知識 食品情報コラム集 食品OEMご検討時に気を付けたい ポイント・コラム集 健康食品の開発の流れ -商品企画~開発まで 【掲載ご希望企業様用】 食品開発OEM.jpとは? お役立ち資料一覧はこちら 関連情報 乳酸菌飲料/「長年愛され続けるパッカルゴールド」 健康食品 オリジナルブレンド健康茶
関連記事 食品トレンド・業界動向 健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品 食品トレンドや業界動向の一つとして、健康寿命やストレス軽減にフォーカスした機能性食品を取り上げ、2025年のトレンドや開発事例、開発のポイントをご紹介します。 選ばれるゼリーのパッケージはここが違う!押さえておくべきポイントとは? 透明感があり、パッケージに透明性を持たせ、工夫することで見た目の引きもよくなるゼリー商品のパッケージ容器の種類と特徴、注目事例や制作のポイントをご紹介します。 炭酸飲料をOEMで作る4つのポイントは?市場トレンドから事例までご紹介 世界的に拡大し、日本でも需要が高まる炭酸飲料のOEM開発を検討されている方に向け、炭酸飲料のトレンドから開発のポイント、開発事例をご紹介します。 介護食のOEM開発を成功させるには?トレンドや注意点もご紹介! 近年は高齢化に伴い介護食を始めとした高齢者向け、食品市場が拡大しています。介護食のOEM開発を進めるにあたって押さえておきたい、最新のトレンドや成功させるポイント、注意点をご紹介します。 2025年食品トレンド・業界動向④ 冷凍食品 冷凍食品市場は、食品市場の中でも大きく拡大しており、消費者ニーズの高まりが加速しています。今回は2025年の冷凍食品のトレンドや業界動向をご紹介します。 紅茶のパッケージ開発のポイントとは?注目の事例もご紹介 これから紅茶のOEM開発を行う事業者は、パッケージにもこだわりを持ってデザインを行うのではないでしょうか。今回は、紅茶のパッケージを開発するポイントについて、注目すべき事例とあわせてご紹介します。