2024年食品トレンド・業界動向①「健康×おいしさ」~商品がウケる背景を解説!
Date: 2024.06.03
Date: 2024.06.03
近年、食品のトレンドとして、健康志向があるといわれていますが、合わせて「おいしさ」を追求する傾向も生まれています。今回は、「健康×おいしさ」食品トレンドの背景から具体的な商品例、「健康×おいしい」食品を開発するポイントをご紹介します。
近年、食品は最新トレンドとして、「健康×おいしさ」商品が注目を集めています。
食品トレンドといえば、食を通じてより健康的な身体を目指す健康志向やヘルシー志向が世界的に大きな潮流として続いています。
特に2021年の年末から始まった新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、世界的に感染予防意識が向上したことで、より健康志向が高まりました。
一方で、2023年は感染症法上の分類が5類に移行し、自粛傾向にあった人々の活動も徐々に活発になりました。感染予防意識はベースに根付きつつも、健康だけでなくおいしさや楽しさを求める「脱マンネリ」傾向が生まれています。
味覚的においしいという点はもちろんのこと、SNSの台頭や動画投稿のトレンドを受け、見て楽しむエンターテインメント性を含んだ食という観点で、食をおいしく楽しむ潮流も生まれています。
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「健康」と「おいしさ」を掛け合わせた食品には、さまざまな方向性があります。主な系統に合わせて具体的な食品例をご紹介します。
●糖質カットパン、糖質ゼロビール~ギルトフリー系
スイーツやジャンクフード、酒類などは食べすぎることに罪悪感を覚えるものですが、糖質を抑えるなどして罪悪感を極力、低減する「ギルトフリー」な食品は増えています。
ヘルシーでありながら、太ることや健康への影響をそれほど気にせずにおいしく食べられるという意味で、「健康×おいしさ」を実現します。例として糖質がカットされたパンやビールなどが挙げられます。
●米粉・おからクッキー~グルテンフリー系
小麦粉製品に含まれるグルテンが健康に影響を及ぼすことが伝えられており、小麦粉の代わりに米粉や豆腐由来のおからなどを用いるグルテンを含まない食品が注目されています。
こうしたグルテンフリーな食品は、健康を意識しながらおいしくパンやクッキーなどを楽しめることで人気となっています。
●フレーバー付きプロテイン、サラダチキン~
身体作りや健康を目的にプロテインを摂取してタンパク質を積極的に取り入れる流れがあります。プロテインは、従来、アスリートを中心にトレーニングのサポートとして取り入れられてきましたが、近年は健康志向の一般消費者にも利用されるようになりました。それもあって、チョコレートやストロベリーなどのフレーバーを楽しめるプロテイン商品も生まれています。
また食事にもタンパク質を手軽に取り入れられるように、鶏胸肉などを蒸して味付けしたサラダチキンといった食品も人気を博しています。
健康とおいしさの両方の要素を取り入れる食品は、今後も注目を集めていくと考えられます。
今後の食品開発の際には、ぜひ取り入れたい要素といえます。そこで、「健康×おいしさ」を実現する食品を開発する際の成功ポイントをご紹介します。
●おいしさを生み出す技術を取り入れる
おいしさは、食品加工技術によって生み出すこともできます。例えば大麦などの穀物は栄養が豊富でありながら、食感や味わいに課題がありますが、焙煎・粉砕・配合といった技術を開発して工夫することでおいしさを生み出すことができます。
●「おいしさ」は多様な要素から生まれる
おいしさというと、どうしても食味だけを追求してしまいがちですが、他のさまざまな要素も加味することで総合的においしさが生まれるものです。例えば天然素材を利用する、環境に配慮した原材料を利用する、口どけの良さを追求する、食べやすいサイズにするなど細かな要素を追求しましょう。
●実際に試食を重ねる
フットワーク軽く飲食店や多様な食品を実際に試食することも大切です。特に「おいしさ」は体感するものであるため、世の中のおいしいものはなぜおいしいと感じるのか考えることもヒントとなりそうです。
●流通後の消費者とのコミュニケーションも重要
商品を販売した後も、消費者とのコミュニケーションを通じてより健康とおいしさを訴求することも、商品の価値を高めるポイントです。例えば自社商品を使ったアレンジレシピのイベントを開催するなどすると、よりおいしく健康な食品につながるでしょう。
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「健康×おいしさ」のトレンドはこれからもしばらく続いていくと考えられます。ぜひこの機会に、トレンドを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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