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失敗しないせんべいOEM!
成功の極意と委託先選定チェックリスト

菓子

Date: 2026.06.16

せんべい市場は近年、コロナ禍で一時期落ち込んだものの、インバウンド需要の増加により、回復傾向にあります。また新たなトレンドの傾向として洋菓子の要素を取り入れたせんべいも登場しています。
トレンドを押さえつつ、OEM開発の際には、より消費者に手に取ってもらえるものを心がける必要があるでしょう。

今回は、せんべいをOEMで製造するにあたって、近年の市場トレンドや製造メリット、主な製法、せんべいOEM製造を成功させる6つのポイント、OEM開発事例を解説します。

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せんべい・米菓とは?

米菓とは、お米を主原料として作られる日本の伝統的な焼き菓子の総称です。一般的に、米菓は大きく分けてせんべい、おかき、あられの3種類に分類されます。これらは見た目や食感が似ていますが、実は使われているお米の種類や作り方によって明確に区別されています。

●お米の種類による作り方との食感違い
せんべい:普段私たちが主食として食べている「うるち米」を使用しています。せんべいは、うるち米を粉状にしてお湯で練って蒸し、薄く伸ばして型抜きをしてから乾燥・焼成を行います。
うるち米は粘り気が控えめな成分(アミロース)が含まれているため、焼いたときにあまり膨らまず、平べったい形になるのが特徴です。噛み切りやすく、バリッとした歯切れの良い食感が楽しめます。

おかき・あられ:お餅やおこわに使われる「もち米」を使用しています。おかきやあられは、もち米を蒸してお餅を作り、それを冷やし固めてから適度な大きさに切って乾燥させ、焼き上げます。おかきやあられは水分を抜くための乾燥と寝かせの工程を繰り返すため、せんべいよりも完成までに長い日数がかかるのが一般的です。
もち米は粘り気が強い成分(アミロペクチン)で構成されているため、焼くとお餅のようにぷっくりと大きく膨らみ、サクサクと柔らかめの軽い食感に仕上がります。

せんべいのトレンドは?OEM製造のメリット

せんべいの定義と種類、近年のトレンドの傾向から、せんべいをOEM製造するメリットまでご紹介します。

●せんべいの定義と種類
せんべいとは、うるち米を原料とした米菓です。基本的にうるち米を製粉した後、蒸して練り、成型した上で乾燥させ焼くか油で揚げるかして味付けして製造します。

種類としては、サラダせんべい、米つぶせんべい、砂糖せんべい、ぬれせんべい、厚焼きせんべい、のりせんべい、薄焼きせんべい、ざらめせんべい、揚げせんべいなど多様化しています。

●せんべいのトレンド
近年のトレンドとして、消費者の嗜好の多様化に伴い、製造方法や食感、味付けなどが多様化している傾向にあります。

大手メーカーの売れ行き状況を見てみると、クリスピーなうす焼タイプが支持されている傾向があります。

またやみつきになる手が止まらないせんべいや、お酒のおつまみになるせんべい、持続可能なライスミルクを用いたせんべいなどの開発も進んでいます。

せんべいのターゲットは、比較的、年齢層の高い層がメインとなりやすい一方、せんべいが持つ美味しさのポテンシャルが注目されており、若年層にも市場を拡大するための取り組みが進んでいます。例えばせんべいにクリームをサンドして洋風にしたり、生地に砕いたうるち米を混ぜて食感にアクセントを加えたりして新しいせんべいを開発している事例もあります。

●せんべいをOEM製造するメリット
せんべいをOEM製造することのメリットには次の点が挙げられます。

・需要が見込める
近年、せんべい市場は、米価格の高騰による値上げで需要低迷が懸念される一方、わずかながらも上昇傾向があります。インバウンド需要も手伝っているといわれており、今後はグローバルを見据えた既成概念にとらわれないせんべい開発に可能性があるでしょう。

・ヘルシー志向に対応できる
コロナ禍を経て、ヘルシー志向がより一層、高まる中で、せんべい市場では油で揚げない素焼きせんべいが注目されています。揚げせんべいよりヘルシーに設計しやすく、間食として手軽に食べられる点、日持ちする点などメリットを付け加えられます。
また、せんべいは基本的に小麦粉製品に含まれるグルテンが含まれないことから、グルテンフリー商品としても訴求が可能です。また原材料を選ぶことで、植物性原料のみのプラントベースフードとして開発することもできます。

・新カテゴリの可能性
先述のように、せんべいにクリームを合わせるなど、新しい要素を加えることで、市場に新たなカテゴリを作るのも有効といえるでしょう。

せんべいの製法

せんべいのOEM開発を進める際には、製造の流れと製法の種類を知っておくと役立つでしょう。

●せんべい製造の基本的な流れ
せんべいの製造は、基本的に次の流れで進みます。

製粉→蒸練→成型→乾燥→整列→焼成または油揚→味付け→包装・検査→出荷

製粉:うるち米を水洗いして吸水をたっぷり行った後で粉にします。
蒸練:蒸練機で蒸して餅状に練り上げます。空気量を適度に調整することでサクサクの食感になります。
成型:冷却後にのし機でシート状に生地を伸ばして型抜きします。
乾燥:乾燥ラインで乾燥させ、しばらく寝かせた後、機械で水分を抜くなどして成形します。
整列:整列させ、次の工程に備えます。
焼成または油揚:焼く場合は予熱、膨化させ、焼き色を付けるといった三段階の工程を踏むケースがあります。
油で揚げる際には、油の温度は250度など高温で揚げ、十分に膨化させます。
味付け:醤油や砂糖などでしっかり味を付けます。
包装・検査:選別した上で品質検査を行い、パッケージに包みます。
出荷:外袋などに包装した後で、出荷します。

●主な製法
せんべいの製法には、大きく分けて「焼き」と「揚げ」がありますが、より美味しく、ニーズに応えるために最適化され、次のような製法が採用されています。

・素焼き製法:醤油や塩、砂糖などの味付けを一切行わず、生地を素焼きする方法です。「焼き」の製法で油を使わないことから、よりヘルシーかつ健康的なせんべいを製造できます。

・ノンフライ製法:揚げずに焼いたり、熱風乾燥したりする製法です。揚げる方法よりもカロリーを抑えられます。またサクサクとした軽やかな食感を楽しめます。

・揚げ製法:油で揚げる製法です。焼きせんべいと比べて、香ばしくコクがあり、パリッとした食感を出すことができます。油により味が染み込みやすいともいわれています。

・堅焼き製法と薄焼き製法:焼き製法の中でも、厚みを変えることで食感や味に違いを出せます。堅焼きは厚みのある生地を高温でしっかり焼き上げることで、バリバリとした噛みごたえを出せる製法です。薄焼きは薄く伸ばした生地を短時間で焼き上げることで軽やかなパリッとした食感を楽しめます。

・ぬれせんべい:焼き上げた直後に醤油などのタレに浸すことで、しっとりとしたぬれせんべいを作ることができます。

せんべいOEM製造を成功させる6つのポイント

せんべいOEM製造を成功させるポイントをご紹介します。

1.トレンドを押さえた企画
新規企画を考えるときには、ある程度、今注目されているトレンドを押さえることは重要といえます。そのトレンドの波に乗るほか、ニーズを知るための重要なポイントとなります。

2.コンセプトとターゲットに合った製法・素材を選ぶ
ご紹介した通り、せんべいにはさまざまな種類や製法があり、既存の製法に加えてアレンジも可能です。具体的な商品を考えるときには、穀類、豆類、種実類、野菜類、藻類など、使う素材も検討することが必要になります。コンセプトとターゲットを明確にして、最適な製法を選ぶのをおすすめします。

3.最適なOEMメーカーを選定する
せんべいのOEMメーカーは最適なところを選定しましょう。OEM開発の成果は、優良なパートナーによって大きく変わります。実績や技術、工場設備、衛生管理や品質管理の体制などをよく確認し、安心して製造を任せられるメーカーを選びましょう。

4.品質管理を徹底する
食品OEMメーカーの多くは、一般的に品質管理を徹底して行っています。例えば原材料の仕入れの段階で品質をチェックしたり、製造工程でチェックしたりと各工程で品質管理を入念に行っているところもあります。具体的な品質管理の徹底度を確認するために、事前に工場を見学させてもらうのもおすすめです。

5.試作を重ね納得の行く製品を作る
製品は、レシピ通りに試作を製造してもらった後は、納得がいくまで試食と品質チェックを行いましょう。
レシピが完璧だと思っても、実際に作ってみたら、想定していた味と違っていたということもあります。また試作は数回繰り返すことで、納得する味へと近づけることができます。
あらかじめ、試作品を繰り返し作ることに協力的なOEMメーカーを選定することが大切です。

6.賞味期限を考慮する
賞味期限についても検討しましょう。例えば揚げせんべいは焼きせんべいと比べて賞味期限が短くなる傾向があります。目的に応じて、より賞味期限を長くしたい場合は焼きせんべいを選ぶなどして最適な種類を検討しましょう。各工場や原料によって異なる場合もあるので、工場への確認が必要です。

一般的なせんべいの賞味期限(未開封)
・焼きせんべい(素焼き):90~180日程度
・揚げせんべい:60~120日程度
・ぬれせんべい:15~60日程度

7.パッケージも重視して制作する
パッケージは売り場での顔となることから、いくら良いせんべいを作っても、手に取ってもらえなければ意味がありません。パッケージにこだわり、市場ニーズや競合他社のパッケージを分析した上で、最適なものを作ることが大切です。

またパッケージ設計の際には、ただパッケージを単独で作るだけでなく、マーケティング戦略と連携させることが重要です。例えば、せんべいの製造のこだわりをSNSで情報発信することをあらかじめ想定し、こだわりをキャッチフレーズとして作り込んでおくなどが考えられます。

せんべいのOEM開発事例

せんべいを独自の工夫によってOEM開発し、注目を集めた開発事例をご紹介します。

●子ども向けの野菜せんべい
あるOEMメーカーは、野菜を生産する農家から特産品の野菜を使ったお菓子を作って近隣で販売したいという相談を受けました。それを受け、OEMメーカーは野菜の特性に応じたせんべいの提案を行いました。その野菜は自然な甘みを持っていたことから、卵を合わせて子ども向けのせんべいを作ることを提案し、開発に至りました。

●地元の米農家とコラボ
あるせんべいのOEMメーカーは、米どころである新潟県のブランド米とコラボレーションし、せんべい商品を共同開発しました。ブランド米から取れる米ぬかを使用したものや、地方の名産品である野菜や味噌を使ったものなど、多様なフレーバーを実現。空港のお土産ショップでも販売されるようになり、大きな注目を集めています。

●玄米せんべいのリブランディング
あるOEMメーカーは、かつて玄米せんべいを販売していましたが、売り上げが低迷したため、健康意識の高い若年層を新たにターゲットに据えました。

そして商品そのものは変更せず、商品の名称やパッケージデザイン、流通経路と販売価格を刷新しました。若年層向けにパッケージはおしゃれなデザインを採用し、ECで手軽に購入できるようにしたことから、格段におしゃれなせんべいに生まれ変わりました。

失敗しないためのOEM委託先選定チェックリスト

1.安全性・衛生管理体制
食品は安全性が最優先されるため、HACCPに基づく衛生管理やFSSC 22000、食品GMP(適正製造規範)などに準拠して衛生管理が徹底されているかを必ず確認しましょう。また、製造工程の中に検査や殺菌などのプロセスがきちんと組み込まれているかどうかも重要なポイントです。

2.設備の充実度と多様な製造技術
自社が作りたい食品を実現するためには、専用の設備機械が充実しているかが重要です。また、長年培ってきた多様な製造技術を持つ工場であれば、商品のクオリティ向上に繋がるだけでなく、「こんなものが作りたい」という相談に対してもさまざまな技術のアイデアを出してくれます。

3.製造実績の豊富さ
自社が作りたいと考えている商品と同様の製造実績や成功事例を有しているかどうかを確認しましょう。特に大手企業の製造実績などがあれば、安全面や品質面での安心感がより高まります。

4.試作・小ロットへの寛容度と対応力
納得のいく食品を作り上げるためには、試作と試食を繰り返すことが欠かせません。こうした繰り返しの試作に嫌な顔をせず、前向きに取り組んでくれるかどうかが重要です。また、あえて小ロットからの製造を引き受けてくれるメーカーは、企業努力を行っている良心的な会社である可能性が高いといえます。

5.提案力と円滑なコミュニケーション
ただ指示通りに製造するだけでなく、これまでの豊富な実績やノウハウを活かして、より良い商品にするための提案をしてくれるOEMメーカーは強い味方になります。また、自社の要望にしっかりと応えてくれるか、疑問点に対してスムーズに意思の疎通ができるかといったコミュニケーション面も軽視せずに確認しましょう

6.コストの透明性とサポート体制
見積もりを出してもらう際、費用の項目が具体的に細かく挙げられているかといった「コストの透明性」を確認しましょう。曖昧な見積もりは後から無駄な追加費用が発生する原因になります。加えて、納品後に疑問やトラブルが生じた際のサポートやアフターフォロー体制が整っているかも事前にチェックしておくべきポイントです。

せんべい・米菓OEMの製造までの流れ

1.お打ち合わせ・ヒアリング
まずはOEMメーカーに問い合わせを行い、作りたいせんべい・米菓のアイデアや、販売・使用を予定している場所などを率直に伝えます。要望がどこまで実現可能か、経験豊富なメーカーの意見も聞きながらお互いにすり合わせを行います。

2.企画・開発
メーカーと相談しながら商品の企画を進めます。「なぜその商品を作るのか」という目的やターゲット、利用シーンなどのコンセプトを明確にした上で、穀類、豆類、種実類、野菜類などから使用する素材を検討し、味や食感などを決めていきます。

3.見積もり
開発したい商品の仕様がある程度固まった段階で、製造にかかる費用やロット数の見積もりを出してもらいます。予定している販売数量に対して予算が見合うかをここで確認します。

4.試作・試食
本製造の前に試作品を作ってもらい、狙い通りの味や食感になっているかを確認します。複数人で試食を行い、納得のいくせんべいや米菓になるまで試作と修正を繰り返すことが重要です。なお、試作の回数や費用はメーカーによって異なるため、事前の打ち合わせでしっかり確認しておきましょう。

5.パッケージ制作・本依頼
消費者を惹きつけ、中身の特徴をよく反映したパッケージを制作します。流通ルートを考慮した包装形態やデザインを検討しましょう。試作品と見積もりの内容に最終的な納得ができたら、正式に製造を依頼します。

6.本生産・納品
OEMメーカーの工場で実際の生産・包装が行われます。商品化が完了して納品を受け取れば、いよいよ自社オリジナルのせんべい・米菓の販売をスタートできます。

まとめ

近年のせんべい市場の状況により、せんべいをOEM製造するメリットは、需要が見込める、ヘルシー志向のニーズに応えられるなど複数あります。

ぜひこの機会に、せんべいOEMの製造を進めましょう。

せんべいのOEMを成功させるポイントとして、パッケージも重要であることをお伝えしました。

しかし、せんべいのOEMメーカーの選定ややりとりなどで忙しく、パッケージについては手薄になってしまうかもしれません。そのようなときには丸信へお問い合わせください。貴社のせんべいの商品に合った素材や、パッケージデザイン、ラベル表示等の面でお手伝いが可能です。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

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