グミOEM特集
8件のつくりたいもの・サービスまたはメーカーが見つかりました。
グミの商品を開発してOEMで製造し、販売したいときに役立つ開発のポイントや依頼から納品までの流れ、優良なOEMメーカーの特徴をご紹介します。
グミの市場動向
●グミとは?
グミとは、砂糖や水飴、果汁などをゼラチンで固めたドイツ発祥のお菓子です。ゴムのように弾力があり、噛み応えがあるのが特徴です。
1920年頃、ドイツでは子どもたちの咀嚼力低下が問題となっており、グミは歯を強くする目的で作られたといわれています。グミはドイツ語で「ゴム」を意味しており、嗜好品というよりも歯を強化する子ども向けの硬い菓子という観点で普及してきました。
一方、日本では1980年代に果汁入りを打ち出したグミ商品のヒットによって火がついたといわれているため、他メーカーもそのスタイルを踏襲し、やわらかく、果汁を用いたグミが定着していきました。
●グミの市場動向
近年、日本のグミ市場は拡大傾向にあります。チューインガムの市場規模よりも規模が拡大し、2021年に逆転した後、2022年はさらに大きく差をつけました。今はまさにグミブームが到来しているといえます。
その背景には、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、自宅での喫食機会が増え、菓子類が伸長したことがあるといわれています。現在は、子どもから大人まで幅広い層に親しまれています。
今後もこの流れは続き、グミ市場は伸長していくと考えられます。
●グミ市場のトレンド
グミ市場では現在、さまざまなフレーバーや弾力の度合い、コーティングしたものなど、バリエーションが増えています。またSNSで映えるような、見た目にインパクトのある商品も注目されています。
また、大きなトレンドの傾向として、健康志向があります。海外ではすでに「グミサプリメント」として定着していますが、日本でもキシリトール入りからCBD入りまで、健康的な成分を含むグミがぞくぞく登場しています。特にCBDガムは近年の最新トレンドといえます。CBDとは「cannabidiol(カンナビジオール)」の略称で、大麻に含まれる物質の一つです。精神作用や中毒性がないことが確認されており、リラックス作用や鎮静化作用が期待できることから、ストレス緩和に期待がされています。
●OEMにおけるグミ開発のポイント
今後、OEMでグミを開発していく際には、現在の多様なバリエーションのトレンドに乗りつつ、健康や意識した成分配合のグミを開発することも、成功のカギを握ると考えられます。
OEMへの依頼~納品までの流れ
グミの製造をOEMに依頼した場合、一般的に、次の流れで行われます。
・お打ち合わせ・ヒアリング
問い合わせをした後、OEMメーカーと打ち合わせを行い、自社の希望や構想を伝えます。
・企画・開発
OEMメーカーと話し合いながら、企画・開発を進めていきます。企画そのものをOEMメーカーの意見を取り入れながら検討するケースもあります。
・試作・試食
企画・開発の内容が固まれば、試作品を作って試食し、商品化のために進めていきます。
・パッケージ制作
消費者を引き付け、コンセプトや中身の特徴をよく反映したパッケージを作ることも重要です。生産の前にデザイン、構成を考え、中身を引き立てるパッケージを制作します。
・本生産・納品
OEMメーカーが工場で生産し、商品化が完了すれば納品を受けます。
優良なOEMメーカーの特徴
グミのOEMメーカーを選定する際には、ぜひ次のような優良なメーカーを選びましょう。
・小ロット生産に対応している
グミのOEM開発を行う際、特に初めはテスト販売のためや、在庫を抱えるリスクを極力減らすために、少数の製造から始めたいケースは多いことでしょう。このことから、小ロット生産に対応しており、なおかつ、低コストで生産を受けてくれるOEMメーカーがおすすめです。
・要望に対応する開発力を持っている
依頼から納品までの流れでもお伝えしたように、開発製造の際にはOEMメーカーに要望を伝え、話し合いながら、どのような方法であれば現実的に商品化が可能かを詰めていきます。そのため、OEMメーカーはできるだけグミ生産の実績が豊富で、知識もあり、柔軟に要望に応えられる開発力を持っているところを選ぶと良いでしょう。
・充実した製造設備がある
グミは食品工場にて、グミに特化した専門設備を用いて生産が行われます。どのような設備で製造・加工するのかを事前に確認しておきましょう。また、グミの形状は角型や半球型、ハート型、果実型などさまざまです。希望の形状にあった型を持っているかどうかの確認も必要になるでしょう。
・健康に配慮した原材料を調達できる
グミ商品の開発に健康志向のコンセプトを取り入れる場合は特に、原材料選定や調達は重要になります。健康志向の商品ではなくとも、今の時代、健康に配慮した原材料使用は欠かせません。OEMメーカーの中には、経験と実績から原材料の調達に長けているところもありますので、そのようなメーカーを選ぶと良いでしょう。
現在、グミは市場が急拡大していることから注目度の高い商品です。OEM開発の際には、ぜひ今回ご紹介したポイントをヒントにされてください。
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