酒商品は中身はもちろんのこと、パッケージや包装についても重要視されており、力を入れることで一定の効果が期待できます。 どのように工夫すれば、売れる酒パッケージや包装を実現できるのでしょうか。成功のポイントと共に、酒パッケージ・包装の成功事例をご紹介します。 目次 酒パッケージ・包装の重要性 酒パッケージ・包装を検討する際のポイント 酒パッケージ・包装の成功事例 まとめ 酒パッケージ・包装の重要性 酒のパッケージや包装は、酒商品にとって重要な役割を果たします。 ●酒パッケージ・包装とは? 酒のパッケージや包装とは、酒の瓶のデザインやラベルデザイン、外箱のデザイン、ギフト用の包装箱など全般を指します。 酒にはビール、ワイン、日本酒、焼酎、ジン、ウォッカなどさまざまな種類があり、それぞれに商品コンセプトも異なってきます。実際、スーパーマーケットの酒売り場に足を運ぶと、多様なパッケージに出会います。同時にパッケージによって商品の特徴や個性がわかり、使われている原材料や生産者の情報など、必要な情報を入手することもできます。 ●酒パッケージ・包装の重要性 酒パッケージ・包装は、次の点で重要と考えられています。 ・興味喚起の役割を持つ 店頭に並ぶさまざまな酒商品の中で、パッと見て興味が惹かれるパッケージは、消費者に手に取ってもらいやすいといえます。酒パッケージや包装は興味喚起のための重要な役割があります。 ・中身の特徴がわかる パッケージや包装を通じて、ある程度、中身を想像することができます。酒の種類や味の方向性、生産地や生産者の情報をパッケージを通じて知ることが可能です。 ・ブランドイメージの浸透 パッケージや包装はブランドイメージを伝える役割もあります。酒のブランド思想をパッケージや包装を通じて伝えることで、消費者にブランドイメージや概念を浸透させることができます。 このように、酒のパッケージや包装は短期的・長期的に売上を左右する重要な役割を持っています。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら 酒パッケージ・包装を検討する際のポイント 酒パッケージ・包装を検討する際には、次のようなポイントを押さえることで、売上につながる酒パッケージや包装を制作することができるでしょう。 ●コンセプトとターゲットを明確にする 酒のパッケージや包装を検討する際に、まず明確にしておきたいのがコンセプトとターゲットです。パッケージや包装は、ただ酒商品を保護するだけの役割ではなく、消費者に対して商品の魅力を伝え、購入してもらったり、ブランディングにつなげたりするための役割も担っています。 パッケージや包装にもコンセプトを反映し、ターゲットに刺さるデザインや仕様にすることで、効果のあるパッケージや包装を実現できます。 ●最も魅力が伝わるデザインを検討する ラベルや箱、ボトルなどのデザインについては、商品の魅力が最も伝わるデザインを検討しましょう。酒商品は競争が激しいことから、差別化を図るためにも重要です。消費者の目を引くのはもちろん、商品そのものの魅力を存分に伝えられるかどうかという点も加味しましょう。 ●ラベルに記載する情報を整理する 酒の瓶などに直接貼るラベルについては、商品の顔となることから、十分に吟味して盛り込む情報を決めることをおすすめします。また、アルコール度数や原材料名、製造年月日など記載が必須となっている項目もありますので、よく下調べを行った上で記載項目を決めましょう。 ●大人向けのデザインを採用する 日本では、酒は20歳以上にしか販売してはなりません。そのため、当然のことながら、酒のパッケージや包装のデザインは20歳以上の大人向けに作る必要があります。ただし、20歳以上といっても20代向け、30代向け、40~50代向け、60代向けでは大きく変わってくるため、ターゲット設定は重要です。 ●店頭に陳列されたときに目立つ加工を施す 先述の通り、酒商品は競争が激しい状況であることから、差別化する必要があります。店頭に陳列されたときにできる限り目立たせることを考えた場合に、箱に加工を施すといったことも有効です。例えば、擬似エンボス加工で立体感や独特の質感を付与したり、箔押し加工を施して高級感を演出したりすることも可能です。 酒パッケージ・包装の成功事例 酒のパッケージや包装に関して、注目すべき事例を3つご紹介します。 ●キャラクターを作り、パッケージでストーリーテリングを実施 ある酒メーカーは、若年層に向けてクラフトジン商品を開発した際、ブランディングのために動物のキャラクターを制作し、パッケージにはそのキャラクターのイラストをストーリー仕立てで施しました。キャラクターがジンをつくるストーリーを展開することで興味関心を呼んだほか、異なる酒の種類でも同様のキャラクターを展開することで、シリーズ化も行っています。 ●ワインボトル日本酒ボトルへの再利用でリブランディングに成功 ある酒メーカーは、日本酒のボトルに、ワインボトルを再利用することでリブランディングを成功させました。「おしゃれなボトルで美味しい日本酒をリーズナブルに楽しめる」というコンセプトに合うように、若者に人気のおしゃれなワインボトルをリユースして採用しました。 シンプルに新たなラベルを付けただけのデザインでしたが、その簡素さがかえっておしゃれな雰囲気を醸し出しています。 ●日本酒を飲んだことのない層に向けた総ブランドコミュニケーションを実施 ある酒メーカーは、これまで日本酒を飲んだことのない層へ、飲みやすく親しみやすい日本酒を開発する取り組みを行いました。日本酒の味わいはもちろん、パッケージからブランドムービーなどあらゆる対象に洗練されたデザインを施し、トータルで効果的なブランドコミュニケーションを実現しています。 食品OEM検討 ポイント・コラム集 食品OEM依頼の際に確認したいコラムを 一括ダウンロードしていただけます。 ダウンロードはこちら まとめ 酒のパッケージや包装の重要性や制作のポイント、注目の事例をご紹介しました。これから酒を新たに開発したり、リブランディングを検討したりしている方は、ぜひヒントにされてください。 丸信では食品パッケージ制作サービスをご提供しております。 業界に精通した営業とディレクターによるヒアリングと企画力で、最新技術を駆使しながら貴社に合った素敵なパッケージをご提案します。酒のパッケージを含めた、幅広い実績がございます。企画開発からご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。 お客様の思いをカタチにするパッケージメーカー 丸信は包装資材事業を柱に、お客様の課題解決につながるさまざまなサービスやソリューションをワンストップでお応えする、トータルパッケージカンパニーです。OEM製造が決まったら、気になることは売り場での訴求方法です。丸信ではOEMマッチングのご支援だけでなく、パッケージ製造企業として、お客様の製品をより魅力的に見せるパッケージをご提案いたします。 コーポレートサイト 丸信のパッケージ製作サービス 「化粧箱を作りたい」「こんな紙箱を探している」ご要望をカタチにいたします! 「袋に貼るシールを作りたい。」商品にぴったりの、オリジナルラベルをご提案! 無料食品開発に関するお役立ち資料を無料進呈 食品開発に役立つ各種資料を無料でご提供しています。 是非この機会にご覧ください。 食中毒予防マニュアル 場所から探す!食品衛生における汚れと対策集 衛生商品カタログ 食品表示に関する基礎知識 食品情報コラム集 食品OEMご検討時に気を付けたい ポイント・コラム集 健康食品の開発の流れ -商品企画~開発まで 【掲載ご希望企業様用】 食品開発OEM.jpとは? お役立ち資料一覧はこちら 関連情報 地元の農園と協力し製造。無農薬、無化学肥料の故郷の味の自然酒 日本酒 鉄工所が美しくて珍しい自社製球形タンクで造った【岸和田ビール】
関連記事 売れている冷凍食品パッケージはここが違う!特徴6選を紹介 近年の冷凍食品市場は、コロナ禍の中食需要による消費者への浸透や、食品ロスの少なさへの注目もあり、今後も市場の拡大が期待されています。売れている冷凍食品のパッケージの特徴をご紹介し、開発担当者が押さえておくべきポイントを解説します。 世界で人気⁈豆腐のOEM開発事例と開発する際の5つのポイント 日本ではおなじみの豆腐ですが、昨今の健康志向の高まりや環境への配慮とともに世界中で注目を集めています。トレンド状況を踏まえた上で、OEM開発時に押さえておくべきポイントと、実際の開発事例もご紹介します。 2025年食品トレンド・業界動向② トロピカルフルーツ 2025年、食品業界ではトロピカルフルーツが新たなトレンドとして注目を集めています。トロピカルフルーツのトレンド背景を解説し、具体的な商品例やこれから商品を開発する際のポイントを紹介します。 2025年食品トレンド・業界動向① スぺパ×食品 近年、食品に対してもスペパの高さを求める消費者が増えてきており、本記事では、スぺパ×食品のトレンドの背景から商品例、スぺパ商品を開発するポイントまで解説します。 【デザイン事例】ドレッシングのパッケージをデザインする4つのポイント 本コラムでは、売れているドレッシングパッケージの特徴や、デザインの参考になる事例を紹介し、さらに売れるパッケージをデザインするための4つのポイントについて詳しく解説します。 【知っておきたい】ケーキをOEM開発・生産する際の3つのポイント ケーキをOEM開発・生産する際の3つのポイント、ケーキOEM委託先を選ぶ際に押さえておきたいポイントまで解説します。