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粉末スープをOEMで作る5つのポイント

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Date: 2025.11.04

粉末スープは近年、その簡便さから消費者ニーズを満たしており、利用が進んでいます。粉末スープをOEMで開発し、市場に投入することは多くのメリットがあります。

今回は、粉末スープの市場トレンドと共に、OEM開発に必要なスープの種類と粉末スープの特徴、売れる粉末スープをOEMで作るポイント、粉末スープOEM開発の成功ステップを解説します。

粉末スープの市場トレンド

まずは粉末スープの市場トレンドを見ていきましょう。

●インスタントスープ市場は世界的に伸びている
粉末スープはインスタントスープの一種であることから、インスタントスープ市場の状況が参考になります。まずインスタントスープ市場は世界的に伸びています。

●背景とニーズ
インスタントスープ市場が伸びている背景として、主に次の点が考えられます。

・手軽に調理できる食品への需要
忙しく多様なライフスタイルを送る人々にとって、手軽に調理できるインスタント食品の需要が伸びていることは想像に容易いことです。粉末スープであれば、お湯を注ぐだけで調理不要であることから、時短ニーズにも応える優れた食品です。粉末スープはインスタント食品の代表として需要があります。

・健康志向
世界的に健康志向が広がっており、ベジタリアン、グルテンフリーなどに対応した食品が増えています。それは粉末スープにおいても同様です。また塩分控えめで栄養価の高いスープも人気です。

・オーガニックなど安全意識の高まり
世界では安全意識も高まっており、有機栽培を示すオーガニック、無添加などの需要があります。粉末スープもオーガニック食材を用いたり、添加物をなくした無添加を実現したりする試みが行われており、市場で注目を集めています。

・アウトドア活動の増加
キャンプなどのアウトドア活動は余暇を楽しむ一つの方法として、日本ではもちろん世界的に人気です。粉末スープを含むインスタントスープはアウトドアシーンに手軽に利用できる食品として人気を博しています。

●粉末スープのトレンド
近年、粉末スープの世界的なトレンドとして次の点が挙げられます。

・グルテンフリーやオーガニック
動物性原材料不使用のグルテンフリーや、有機野菜のみを使ったオーガニックなどの粉末スープは健康志向の時代に合った商品といえます。

・個別包装
外出先やアウトドアシーンにより利便性を高める個別包装は、より消費者を引きつけています。

・オンライン利用者へのターゲティング
EC市場が活性化する昨今、多くの粉末スープ販売事業者もオンラインでの販売を促進させています。従来の店舗での販売とは異なるオンラインの販路では、ターゲットが異なります。例えば、スーパーのスープ売り場に足を運ばない若年層へとSNSで直接アプローチすることも可能です。

スープの種類と粉末スープの特徴

一般的にインスタントスープと呼ばれるスープには粉末スープも含めてさまざまな種類があります。それらと比べた粉末スープの特徴をご紹介します。

●スープの形状別種類
粉末:スープを乾燥させて粉末化したもので、お湯でスープに戻すことができます。

液体:スープを液体のままパックし、温めればすぐに飲めるタイプです。レトルトパウチや缶で販売されています。

フリーズドライ:スープの水分や具材を凍結し、低温下で急速乾燥させる製法です。栄養価が凝縮されるのが一般的です。

煮こごり状:ゼラチンなどで固めることで、煮こごり状態にしたものです。

●粉末スープの特徴
粉末スープは、他の種類と比べて、粉末にすることで保存期間を延ばせる点に特徴があります。また持ち歩くのに重量が少なく外出先でお湯があればスープが飲めるのも魅力です。
近年はカップ入りの商品も増えており、スープ皿や器などを自分で用意しなくとも、そのままお湯を注ぐだけで飲めるメリットがあります。

売れる粉末スープをOEMで作るポイント5つ

売れる粉末スープをOEMで作るポイントを5つご紹介します。

1.トレンドとニーズを押さえる
まずは粉末スープのトレンドやニーズを押さえましょう。トレンドについては先述のように健康志向や安全性などがあります。日本ではまた違ったトレンドがあるため、市場調査を行うなどしてトレンドを押さえましょう。
また、調理の簡便性、時短など消費者のニーズをとらえることも重要です。

2.利用シーンを想定する
粉末スープを利用するシーンを想定することで最適な商品開発が可能になります。例えば「温かいものが飲みたいとき」「小腹を満たしたいとき」「ごはんを食べるとき」など利用シーンによって求められる粉末スープが変わってきます。

3.原材料にこだわる
粉末スープは使用する野菜やだしなどの原材料にこだわることで、より消費者のニーズを満たすことができます。有機野菜、地元食材、健康的な食材を使用することや、添加物を排除した無添加にすることなどが考えられます。

4.スープOEMメーカーの選定
粉末スープをOEM開発する際には、パートナー選びが欠かせません。いくら理想的な商品を企画できたとしても、それを再現できる製造技術がなければ完成しないためです。衛生的で充実した設備のある工場を備えるのはもちろんのこと、実績が豊富で自社が求める粉末スープを形にできる有能なパートナーを選定しましょう。

5.売り場をイメージしたパッケージ制作
いくら中身の優れた粉末スープを作っても、パッケージが競合商品に負けてしまっては、消費者に選んでもらうことができません。売り場をイメージし、棚に並んだときにいかに手にとってもらえるかをリアルに考えましょう。

粉末スープOEM開発の成功ステップ

粉末スープをOEM開発する際には、次のステップを踏むことで成功に近づけるでしょう。主な手順を見ていきましょう。

1.ターゲットと商品コンセプトの明確化
まずは粉末スープを利用してほしいターゲットと商品コンセプトを明確にしましょう。ここがしっかりと定義されていないと企画・製造・販売・効果測定すべてに一貫性がなくなり、成果を出すことは困難でしょう。「誰に対し、どのような目的で粉末スープを販売し、どのように利用してほしいのか」を明確にしましょう。

2.OEMメーカーの選定
商品コンセプトに基づき、確実に再現してくれるOEMメーカーを選定します。選定基準は、希望の味の再現や適切なコスト、ロット数、実績等が挙げられます。また商品コンセプトを伝え、実現できるかどうかを詳細に確認しましょう。

3.試作開発、改善の繰り返し
OEMメーカーが決まったら、試作を実際に作ってもらい、味見をして理想の味になるまで繰り返します。

4.本製造のための見積もり
試作は数回行った上で、OEMメーカーに対して本製造の見積もりを取ります。

5.本製造
問題なければ、本製造を進めていきましょう。

まとめ

粉末スープのOEM開発を進めるに当たっては、トレンドとニーズ、消費者の利用シーンなどを踏まえつつ、ターゲットと商品コンセプトの明確化や最適なOEMメーカーの選定を通じて成功につなげることができるでしょう。

そんな粉末スープのOEM開発の際に欠かせないのがパッケージにこだわることです。ラベルやシールを引きのあるものにすることで、競合他社との差別化を図ることが可能です。

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