缶詰製品のOEMを検討する -常備食、おつまみ、防災製品を小ロット開発-
Date: 2022.01.12
Date: 2022.01.12
近年、自然災害が相次いでいることから、防災食としての缶詰製品の需要が高まっています。さらに、調理の簡便さのニーズも高まっていることから、常備食やおつまみとしての缶詰製品の需要も増しています。缶詰製品の開発・製造をお考えの方も多いでしょう。
そこで今回は、缶詰製品のOEM検討する際に押さえておきたいポイントやOEMメーカーを選ぶポイントをご紹介します。
缶詰製品を、これから開発・製造する際には、ぜひ缶詰製品のトレンドを押さえておきましょう。
・常備食
缶詰といえば非常食のイメージがありましたが、現在は常備食としての利用も定着しています。サバ缶ブームで普段の食事のおかずとしても調理不要なので、簡便さもあり、利用が進んでいます。例えば、サバ缶にアレンジを効かせた他にはない缶詰を作るのも良いでしょう。
・おつまみ
コロナ禍により、外でお酒を飲む機会が減ったことから、家でお酒と一緒に楽しむおつまみ需要も増えたといわれています。おつまみ缶詰製品の人気も高くなっています。種類も増えており、従来のものに加えて贅沢志向になってきています。
・防災食品
昔から缶詰は防災食品として代表的でしたが、近年、自然災害が増えたこともあり、防災食品需要は変わらずあります。一般的なおかず缶詰のほか、パンの缶詰も人気です。
・缶はリサイクル可能で環境にも優しい
最近ではサステナブルな容器が求められていますが、缶はリサイクル可能な素材であるため、環境にも優しいことから、今後、積極的に利用したい容器ともいえます。
これらのことから、今後も缶詰製品の需要が高まっていくものと考えられます。
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缶詰製品をOEMで開発・製造する際には、通常の食品OEMと異なる工程や制限等もあるので、ぜひ製造の流れを知っておきましょう。工場で製造する流れは、次の流れが一般的です。
・原料調達
・洗浄
・調理
・詰込・注液
・脱気・密封
・殺菌・冷却
・検査
・荷造り
・出荷
原料を調達した後、生の原料は汚れや農薬・異物等をきれいに洗い落とします。また食べられない部分を取り除くのも洗浄工程で行われます。調理後、規格で決められた内容量の基準に則り、計量して缶やパウチに詰められ、調味液などを注入します。缶に中身を詰めたら、密封する前に、中の空気を取り除く脱気をします。殺菌・冷却をしたら検査を行い、荷造りをして出荷されます。
缶詰製品を開発製造するには、開発後に製造の段階で缶詰製品のOEMメーカーに依頼することで、スムーズな製造が可能となります。そこで、缶詰製品をOEMに委託製造するときのポイントをご紹介します。
・缶詰製品製造の実績があるOEMを選ぶ
まず押さえておきたいのは、缶詰製品の製造実績の豊富なOEMメーカーを選ぶことです。これまでの実績をよく確認し、自社が作りたい缶詰製品に近い実績のあるOEMメーカーを選びましょう。
・試作を繰り返す
缶詰に限らず、食品全般において重要なのが試作です。試作を重ね、その都度、試食をすることで、満足度の高い製品を作ることができます。
・小ロットから始める
初めから大量に生産してしまうことにリスクを感じている場合も多いでしょう。その場合には、小ロットから生産できるOEMメーカーを選定するのをおすすめします。小ロット対応している業者は、企業努力をしているため、信頼のおける業者といえます。
・開発やレシピもOEMメーカーに相談する
製造だけでなく、開発やレシピからの制作にも対応しているOEMメーカーも多くあります。もし開発に自信がない場合には、実績の多いOEMメーカーな開発から関わってもらうようにすると優れた製品を開発することができるでしょう。
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今回は缶詰製品のOEM開発に焦点を絞って解説してみましたが、如何でしたでしょうか。缶詰製品は保存食として歴史が長い分、製造できる食品や工程に制限がありますが、その制限の中でもよりおいしい製品を作ろうと各缶詰製品メーカーが企業努力を重ねています。
缶詰製品のOEM製造開発を検討している場合には、今回ご紹介したポイントを踏まえて、ぜひ優良なOEMメーカー選び、市場価値のある製品を製造しましょう。
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