カステラOEMの基礎知識を解説。トレンドや失敗しないためのポイントもご紹介
Date: 2026.08.04
Date: 2026.08.04
これからカステラの商品をOEMで開発し、製造・販売することを検討している方は、どうすれば成功に近づけられるのか、情報収集をしているのではないでしょうか。まずは基礎知識を押さえておき、自社のオリジナリティや付加価値を追求しましょう。
また、OEMの製造の流れやパッケージ制作なども知っておく必要があります。
そこで今回は、カステラの市場トレンドからOEM開発・製造するときのポイント、OEM委託した後の流れ、具体的なカステラOEMメーカーとカステラ商品例をご紹介します。

近年のカステラ市場においては、次のようなトレンドがあります。
●個食化に伴う個包装化
近年は、少子高齢化や核家族化が進み、個食ニーズが高まっています。従来カステラは長く四角い形状で売られているのが一般的でしたが、近年は包丁で切らなくても済む、一切れを個包装にして販売することが多くあります。それに伴い、顧客の嗜好の多様化にも対応しており、さまざまなフレーバー付きカステラも開発されています。
●台湾カステラとその進化系
近年は台湾カステラが流行しました。台湾カステラとは台湾北部の淡水(タンスイ)という地域で生まれたといわれる焼き菓子です。カステラに似ていることから、台湾カステラと名付けられていますが、日本で親しまれているカステラと異なり、生地がふわふわ・ぷるぷるとしていて、口にするとシュワっと口どけの良い食感が特徴です。
また、原材料として日本のカステラは強力粉を多めに使用している一方で、台湾カステラは薄力粉を多く使用していることから、硬さに違いがあります。また、台湾カステラはオーブンで蒸し焼きにするのが特徴です。
台湾カステラが日本でも製造販売される中、進化系としてチーズ入りやクリームやフルーツなどをトッピングしたものなどが親しまれています。
●補食用カステラ
日本で伝統的なカステラを製造販売するメーカーが、スポーツの補食として新しいバータイプのカステラを開発しました。カステラの原材料をそのまま使用しながら、卵のタンパク質を効率的に摂取できます。このように喫食のシーンの多様化や健康志向に合わせたカステラ商品の開発も進んでいます。
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カステラをOEM開発・製造するときの失敗しないポイントをご紹介します。
●OEMメーカー選定前に商品コンセプトとパッケージを設計しておく
OEMとは、自社で開発する商品を、製造工場を持つメーカーに委託して製造することをいいます。OEMの場合、自社で独自に開発することができるのがメリットです。OEMメーカー選定前に商品コンセプトとパッケージを設計しておくことで、最適なOEMメーカーを選定できます。
カステラのOEMを行っているメーカーは多くありますが、味付けや製法や設備などは異なります。また原材料の調達等の状況もそれぞれです。自社が作りたい商品を過不足なく製造してくれるOEMメーカーを選定するためにも、選定前に、まずは開発や商品設計を固めることをおすすめします。
●OEMメーカー選定時には原材料の調達力や品質管理なども確認する
OEMメーカーを選定する際には、原料の調達力や品質管理など、あらゆる選定基準で選びましょう。カステラは、卵や小麦粉、砂糖などシンプルな原材料が特徴です。その分、こだわることが差別化につながります。良質な原材料を調達することができるメーカーは商品開発の強みになります。
また品質管理や衛生管理等は食品製造に欠かせないポイントです。HACCP対応はもちろんのこと、独自に品質管理の認証を取得しているなど、付加価値のあるOEMメーカーを選定すると良いでしょう。
●パッケージや食品表示は専門会社に委託することも検討する
商品開発の際に、パッケージの制作についても検討しておく必要があります。また食品表示法に基づく適正な食品表示も欠かせません。自社ではまかなえない場合には、長年パッケージ制作や印刷を行ってきた会社に委託するのもおすすめです。
●小ロット製造から始める
まずは大量に生産するのではなく、小ロット製造から始め、テスト的に市場に投入するのがおすすめです。複数のフレーバーを作り、市場の反応を確かめるなどすればコストを最適化できるでしょう。そのためにはOEMメーカーで小ロット生産を快く引き受けてくれる、良心的なところを選ぶことが重要なポイントです。
カステラOEMメーカーを選定した後、契約をして委託した後の流れをご紹介します。これらは一般的な流れとなりますので、実際には各OEMメーカーに問い合わせてみてください。
1.打ち合わせ
まずOEMメーカーとの打ち合わせでは、自社があらかじめ取り決めたコンセプトや商品設計などの要望を率直に伝えます。場合によっては、製造体制に応じてコンセプトと設計を調整する必要があることもあるでしょう。綿密な打ち合わせによって最適な商品を検討しましょう。
2.見積もり
商品コンセプトや設計に対応してくれることがわかった後は、見積もりを出してもらいます。製造にどのくらいの費用がかかるのか、算出してもらいましょう。
3.試作、試食
まずは試作を行います。味や食感などを実際に食べた上で、商品コンセプトに合っているかを入念にチェックします。もしコンセプトからずれている、想定と異なる場合には、納得がいくまで試作を繰り返します。
4.本依頼
試作を重ね、問題ないことがわかれば、本製造を依頼します。
5.製造
工場で実際に製造してもらいます。計画的に生産し、在庫過多や在庫不足にならないように注意しましょう。
6.納品
製造された商品の納品を受けます。この後は、計画しておいた流通経路で販売します。
【関連リンク】
食品製造会社にOEMを依頼する際の流れとは
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実際のイメージをつかむために、具体例をご紹介します。カステラOEMメーカーとカステラ商品例を3つご紹介します。
●株式会社須崎屋の「五三焼かすてら」
株式会社須崎屋は、長崎県にある創業150年以上の老舗の製造メーカーです。こだわりの「五三焼かすてら」は製法と原材料にこだわり、美味しさを追求し続けています。
なかでも「長崎五三焼かすてら極上」は、食感と風味を追求するために、熟練の技による手焼きや、和三盆や卵、餅米飴など素材にこだわっています。
五三焼かすてらは3切れ入りも用意しており、ちょっとした配り物としても、手軽に楽しめます。
【関連リンク】
株式会社須崎屋「卵の風味たっぷりの濃厚しっとり伝統の五三焼かすてら」
●株式会社美弥光製菓の「オリジナルカステラ」
株式会社美弥光製菓は、創業60年の長崎にある製造メーカーです。現地に伝わる「とら焼」や「かす巻き」といった菓子のほか、顧客の要望に応じてオリジナルカステラの製造も行っています。
オリジナルカステラは、和三盆糖カステラ、抹茶カステラ、レモンカステラ、よもぎカステラなどの多彩なフレーバーが特徴です。
【関連リンク】
株式会社美弥光製菓「とら巻、かす巻き、カステラ」
●株式会社三源庵の「半熟カステラ」と「キューブカステラ」
株式会社三源庵は、京都伏見にあるカステラの製造メーカーで、熟練職人が先進的なカステラ商品を製造しています。
「半熟カステラ」は、カステラと同じ材料を使いつつ、焼き加減で、半熟の生地を表現したものです。レシピを変化させることで、チーズケーキやガトーショコラなどの製造も可能です。
「キューブカステラ」は、キューブタイプのカステラで、7種類以上定番の味を用意しています。オリジナルフレーバーの開発も可能です。
カステラは昔ながらの菓子でありながら、近年はさまざまな市場トレンドがあり、新鮮さがあります。顧客が求めるカステラをOEMで製造販売する際には、ぜひ参考にされてください。
カステラ商品は、パッケージも重要です。軟包材に包み、箱に入れることで、上質感や伝統的な高級感を出すことができます。パッケージ制作にお困りの際には、ぜひ丸信にご相談ください。
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